2023-01-01から1年間の記事一覧

ひべーなへびてろ

「ハンガー・ゲーム0」 ヘビーな映画でした。もしくは世界の混沌でした。この映画、よく見に行ったなと自分でも思いますが、密かに前3作は劇場で全部見てるんですよね。なので、これは見るしかない!とは思っていたんですが、躊躇するポイントはその長さ。1…

ちちをしぼれば…

「ファースト・カウ」を見た。 映画史上最もドキドキする乳搾り映画だった。西部開拓時代のオレゴン。料理人と中国移民の男2人のスモールビジネス。それはドーナツ作り。ただし牛乳はない。その土地にいる牛は一頭だけ。有力者の土地にいるただ一頭の牛。さ…

べんいがとまらん

「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」を見た。 なるほど、そこが紅い眼鏡か!!な映画だった。あまり見る気がなかったんだけど、Xで「紅い眼鏡」オマージュが囁かれていて、この間、友人とのラジオでたまたま「紅い眼鏡」についてちらっと話したこともあって、…

まるでえんかじゃ

「枯れ葉」を見た。 なにこの慕情感は!?な映画だった。昭和枯れすすきが聞こえてきそうな、なんとも古めかしくて、心地の良い慕情感が全編に漂う。これは演歌だ。フィンランド映画なのに。不器用な男女の恋物語。お互いの名前も知らないまま恋に落ちる。男…

あにめもみてたね

年明けに今年のベスト映画を決めないといけないんだけど、ここにきて大傑作を続々と見てしまって、11月と12月のベストがそのまま年間ベストでもいいくらい充実してたりして、そういう意味じゃ今年の頭に見たヤツとかはだいぶ印象が薄れてるよねとか、どこか…

またべすときゅう

「ポトフ 美食家と料理人」を見た。 涙が止まらない映画だった。なんでこんなに泣いているのか、自分でその理由が説明できないくらい泣いてしまった。エンドクレジットが終わったら泣き止むだろうなんて思っていたら、まだ涙が止まらない。外に出て歩いてい…

とてもいいいぶ!

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を見た。 クリスマスイブ。歩く隙間すらないほどにぎわう夜のみなとみらい。人波をかきわけながら映画館に行き、満席の劇場に数席だけ残っていた空席のチケット見つけて買う。恋人たちや若者たちで埋め尽くされた…

これはもしかして

「PERFECT DAYS」を見た。 わたしのためにつくられた映画かと思った。私にとって特別で格別で完璧な、これが見たかった映画だった。そう思った。わたしがはじめて書いた本。書きながら自分の中で固まってきたこと、全体を通して、そして本の最後に言葉にして…

ひょういではいに

「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」を見た。 低予算でもアイデアでフレッシュに仕上がる!を見せてくれる映画。ホラーは苦手。それでも懲りずに見に行く。霊を憑依させてハイになる。ドラッグの代わりに霊を使うパーティーに興じる若者達。だいたいそれで少…

だらだらにっき!

昨日は、朝に「これをやろう!」と思っていたことをほとんど何もできない1日だった。なまけていたわけじゃない。むしろかなり大変だった。なんだか一個一個やることにやたら時間がかかってしまって、思うように全部こなせなかった。ま、そんな日もある。と…

しょうにのわたし

「屋根裏のラジャー」を見た。 小2の自分を思い出す映画だった。かつてわたしにもこんな時期があった。ひたすら空想の世界で遊ぶひとり時間。その頃のことを思い出した。わたしの妄想はベッドの上だった。世界中が洪水で海に沈んでしまって、世界にぽつんと…

あなどれないです

「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」を見た。 まさかの続編は意外にもディズニーの新作と同じ映画だった。見るかどうか悩みつつ、ひと月ほど見ない選択を繰り返してきたのだけど、ついに負けた。見てしまった。埼玉県人の誇りの映画を。バカバカしい。…

うぇーうぃっしゅ

「ウィッシュ」を見た。 きっちり最後に「叶う」映画だった。字幕で見るか吹替で見るか、迷って字幕に。でも冒頭の短篇は吹替で、そっちはむしろ吹替で見たかったので、この組み合わせはとても良いと思った。この短篇が最高!ディズニー100周年にふさわし…

やろうとおもわず

週末、それほど時間があったわけではないのだけど、また新しいことをはじめた。何かをはじめるときって、やっぱりやろうと思わないで始めるよな…という週末の気づきだった。お試しのつもりで適当に試す予定が、どうせやるならちょっとやってみるかで、変なス…

ゆかたないろあい

「窓ぎわのトットちゃん」を見た。 ゆたかな映画だった。ほんと、なんてゆたかな映画なんだ。見ている間、心にあふれてくるのは、ああ、ゆたかな瞬間だなーという喜びだった。原作はこの間読んだばかりだ。原作ではトモエ学園の教育方針のゆたかさがメインで…

わかりみがすぎた

「ゴーストワールド」を見た。 わかる!わかりすぎる!!映画だった。恥ずかしながら初見。見てなかった2001年の映画。当時見ていたらどう刺さったかわからないけど、20年以上経って見るそれは「わかる」にあふれてた。世界への反発、どうしようもない自分、…

だれだだれなんだ

「市子」を見た。 世界が反転する映画だった。こりゃすごい!めちゃすごい!!最初見た同じシーンが最後に反転している!同じものを見ているはずなのに、同じシーンを見ているのに、その表情も歩く姿もセリフも同じはずなのに、全く違うものに見える。すごい…

てんさいのきょり

「マエストロ: その音楽と愛と」を見た。 距離感を感じさせる映画だった。孤高の天才。ゆえの苦悩。凡人にはわかりえない天才の天才性。しかしやはり当然ながらも彼もまた人間である。ありのままに生きるわけにはいかない苦悩。抱える苦しみ。それらを見せつ…

うんぱっるんぱっ

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」DolbyCinema・字幕版を見た。 カラフルでかわいくて、でも太々しいヒュー様が最高!なご機嫌ミュージカル映画でした。いや、もう画面が全部美しくしかないわけです。だって主演がシャラメですよ。もう美しくて目が…

さんじゅはちまい

「怪物の木こり」を見た。 なんじゃそりゃ?が、なんだ面白いじゃないか!になる映画だった。連続殺人鬼vsサイコパス。どんな話なんだそりゃ?が、しっかりそのまま、でもなんじゃそりゃ?にならずに着地していて、おお!なるほど、そういうことか!となる、…

ぷれぜんとでした

「ダンジョン飯」を見た。 1月からテレビでやるし…とか言ってないで、劇場で見るのがいいにきまってるじゃん!な映画だった。もうすぐテレビで始まるわけですよ。ダンジョン飯。内容は一緒ですよ。それでも大スクリーンで見ることにしっかり意味があるんで…

ざおしごとえいが

「駒田蒸留所へようこそ」を見た。 胸アツなお仕事映画だった。いや、これ、仕事に悩む人、特に若い人は必見の映画ではないでしょうか。ウイスキーの話ではあるけど主題は、仕事に向き合うとはどういうことかという映画だ。活き活きと仕事をしている人は、自…

なぽれおんおれん

「ナポレオン」を見た。まさかの純愛映画だった。ナポレオンについてあまり詳しくないので史実通りなのかは知らないけど、冷徹で残酷で野心家である表の顔と、実は支配されたいという欲求をあわせ持ったコントラストにものすごく人間くささを感じさせる映画…

ふつう、じゃない

前回、わざわざ恵比寿まで足を運ぶも思ったよりも早い閉館時間で入れてもらえなかった都写美に、今回はかなり早いタイミングで時間を作って行き、余裕を持って写真展「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」を見てきた。1時間以上たっぷりと写真を見た。新…

いっぬさまがいく

「スラムドッグス」を見た。 最高にハッピーでステキなイッヌ映画でした!最高!!!!!いやまじで最高!!!!こんなイッヌ映画を待ってました!ファミリー、カップル、ガン無視!!!全編下品で下ネタしかない。もう最高です!どうしても字幕版が見てくて…

ようぶんもらった

「OUT」を見た。 まさにこういうのを見たかった!かも?って映画だった。昨日は朝からめちゃ大変だったんですよ。まず自分で決めていたデザイン仕事の締切が2本。なので4時頃から仕事を始めてデザイン案を2冊作り込んで送って、それから企画会議用に企…

やみがふかすぎる

「ほかげ」を見た。 ゴジラなきゴジラ-1.0だった。なわけあるかーい!なんだけど、そう見てしまった。マイゴジのゴジラは戦後日本を襲う恐怖や闇のメタファーだったように思うのだけど、それが姿を表さず予感としてそこにあるような、もっとおぞましいものが…

なれないことする

本を出して1週間。なんだかものすごく長く感じる1週間だった。なぜ、そんなに長く感じたのか…。慣れないことをしているからだ。それは何か、SNSだ。具体的に言うとX(Twitter)だ。わたしはもともと超がつくほどこのXが苦手だ。どのくらいかというと、いい…

ばとらーむそう!

「ロスト・フライト」を見た。 ファミレスでハンバーグを注文したら間違いなくハンバーグが出てきたような映画だった。食べる前に想像していた、たぶん「これくらい」と思っていたくらいの、いやそれよりいいじゃんな美味しさ。いやージェラルド・バトラー様…

さんじゅななまい

「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」を見た。 ほぼ条件反射的に泣く映画だった。「青ブタ」劇場では3作目。高校生編の完結編。前2作ではまんまと泣かされた。特に1作目。あれは反則だ。今回も泣くんだろう。そう思って見に行った。公開初日。…