ひべーなへびてろ

ハンガー・ゲーム0」

ヘビーな映画でした。もしくは世界の混沌でした。この映画、よく見に行ったなと自分でも思いますが、密かに前3作は劇場で全部見てるんですよね。なので、これは見るしかない!とは思っていたんですが、躊躇するポイントはその長さ。160分。長い!見て理由が分かりました。この映画1本でパート1から3まで三部作を一気に駆け抜けるような怒涛のボリューム感の映画なのです。どうなるの?なパート1、けっこうやるじゃんなパート2、なんでそうなるの?なパート3。そんな3部作の一挙上映を見たような満腹感。何せパートで3で、いきなり映画の質もキャラの性格すら変わりますから!そして何か都合が悪くなるとヘビが回収していくヘビテロ映画でもあります。蛇、蛇、蛇。いやなかなかの怪作でした。あと歌もの映画でもありまして、何せヒロインがウエスト・サイド・ストーリーのレイチェル・ゼグラーですからね。めちゃ歌うまいんですよ。ストーリーラインは全てセリフで語ってくれる親切な映画なんですが、心情の部分は全部歌で歌ってくれる更なる親切設計にもなっていて、いたれり尽くせりっぷり。だから長いんだよ!って話もありますが。金持ちの友人の無計画で無軌道で無神経な軽はずみ行為のせいで主人公がひたすらひどい目にあいながら、けっこういい人だったはずの彼が精神崩壊して闇落ちしていくカオス展開で、物語そのものがものすごく混沌としてました。カットニスってワードが出てきたんで、まさかこの主人公2人が後のジェニファーローレンスの!?って思ったら、仰天の展開で、最後もやっぱり蛇がもっていきました。ヘビーな映画でした。

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