いえけいほらー!

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忙しすぎて家から出られなかったので、サブスクで何本か映画を見ていたんだけど、その中の一本「事件物件 呪縛の連鎖」っていうのが少し変わった映画で面白かった。ホラー映画ではあるんだけど、ショッキング描写は控えめで、どちらかという心理ホラーっぽい感じで、かなり地味な映画。どうやっても家から出られないみたいな話。その家には窓の外をじっとみつめる女性の霊が家に棲みついてるんだけど、これがふつうにそこにいて、初めて彼女を見た主人公のリアクションが霊だとわかっていながら「あのー、えーと、見えてますけど〜」みたいにふつうに声をかけるという。一緒にいる息子はスマホで写真撮ったりして。なんかこいうほのぼの幽霊描写が新鮮でした。隣にいるはずの人が別の場所から電話をかけてきて、あれ?隣にいるの誰なの?とか、地味ながらなかなか面白い映画でした。途中、2箇所ステレオグラムが出てきて、よく見るとそこに文字が浮かぶんだけど、これ、映画館で見てもわからないよね…。一時停止して見てはじめて何が書いてるかわかりました。どちらも登場人物の名前です。同じ絵のはずなのに名前が変わっていると。オチのゆったりした、でもじんわりイヤな感じもよかったな。意外に好きかもこれ。つづけて「ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷」ってのも見たんだけど、こちらはアメリカ映画で日本の「呪怨」の続編的位置づけの映画でした。かなり無理矢理なつなげかただけど…。ねらって見たわけじゃないけど家系ホラー連続鑑賞となって、家から出られない日にうってつけのセレクトだった。

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ふあんでしかない

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「17歳の瞳に映る世界」を見た。

これ、すごかった。17歳の少女が見る世界の不安そのものが映画になっている。不安というか、苛立ちというか、恐怖というか、世界に対する不信感というか、そんなどうしようもない気持ちを体感するような映画だった。予期せぬ妊娠。中絶するためにペンシルバニアからニューヨークへ、いとこで親友の少女と2人で旅するロードムービー。たった数日の話でセリフもほとんどない。この映画、大半を占めるのが無言で移動するシーンだ。最初は長距離バスでの移動。窓の外にニューヨークの街が見えた時のなんとも言えない不穏な感じ。窓にすっと一瞬浮かんだ街の姿がすぐに隠れる。ニューヨークについてからは、ずっと無言で移動するシーンがつづく。鉄道の車窓に映る光。窓に映る自分の顔。うつろな表情。すれ違う人たちの視線。他者への恐怖と不信感。映像を通じてそれらが流れ込んでくる。支えになるのが同行してくれる親友の存在だ。ほぼ無言でずっと横によりそっている。この無言がこの2人の深い絆を表している。途中、仲違いもする。しかしその和解の仕方がじつに自然だ。そして窮地を抜け出すために親友が取る行動と、そんな彼女にそっと手を出し出す主人公の姿が切なくもあり美しくもある。ほんとにこの映画、ほぼ何の説明もないんだけど、だからこそ普遍的ものを描き出している。もちろんハッピーな映画ではない。ただ、力強くて誠実で、心に残る映画だった。

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ようはよっぱらい

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去年の4月から飲み屋にずっと行っておりません…。飲みにいけなくなった反動で家飲みする日がほぼ100%になってしまったという…休肝日というストレスに負けてしまった言い訳のようなことです。ま、楽しく生きましょう!ってことですよ、たぶん。

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おどりたいよくが

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「イン・ザ・ハイツ」を見た。

なんつーか、熱い!圧倒的エネルギーと密度の濃い群衆のダンス。とにかく冒頭からすごい密度の濃さ。そいで脇の脇にいる人までバッキバキに踊っていて、もう見てるだけで踊り出したくなる。あーもーむずむずする。あんなにバキバキにはとても踊れないけど…。こういうのを見てしまうと眠っていた踊りたい欲が高まってくる。とにかくエネルギッシュ。壁なんか軽く超えていきそう。終盤、重力を完全に無視したアパートの壁面で縦横無尽に踊るところとか、美しかったなー。


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まるであくむだな

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「パンケーキを毒見する」を見た。

完璧だ。何がって、この映画がいま公開されていることがだ。まさに完璧なタイミングで公開された映画だ。映画館を出た後、そこに広がっているのがこの映画のつづきとも言える世界だなんて、まるで何かの悪夢だ。映画に描かれていることは、まるで悪い冗談みたいな話なんだけど、これが冗談でないのが恐ろしい。なぜこんないい加減なことがまかり通っているのか、なぜこんな状況がいつまでも続くのか、その理由の一端に触れた気がして、なんだかますますどうしようもない気分になった。

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ああなつやすみ!

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「サイダーのように言葉が湧き上がる」を見た。

だいたいこういう映画に弱い。感情があふれ出して叫び出しちゃうやつ。イン夏休み。SNSと俳句をテーマにしたボーイミーツガールな青春映画。コミュ障で下界の音を遮断する少年と、コンプレックスの歯をマスクで隠す少女。コンプレックスを認め合いながら、いつのまにか恋がはじまっていく。気になっている人がいいねを押してくれたどうかで一喜一憂したり、そこにちゃんと感情があって、デバイスが違っても甘酸っぱい青春の感覚はそんなに変わんねーなーっていう。やがて感情があふれ出して、止まらなくなるんだけど、もうそれと同時に涙腺決壊。ちくしょう、青春、うらやましいぜ!

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かいぞうどすごい

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「竜とそばかすの姫」(IMAX上映)を見た。

映像の解像度がすごいのでIMAXがおすすめみたいな話を聞いたのでIMAXで見た。はじまったとたん始まる仮想現実の中でのライブシーン。たしかにこれはすごい解像度だ。つぶみたいな点がみんな誰かのアバターで、Uという仮想世界でもうひとつの現実を生きている。ユーザーの数は60億。ろ、60億!!!??で、この60億ものユーザーがこの世界で何をやっているのか…。なんかたださまよってるだけで、何が楽しいんだろうか、これ…って思ったんだけど、いや、これって、いつもの自分じゃない姿になって、集まって、密集してただ歩いてって、なるほど、渋谷のハロウィン的なアレか!なら、楽しいって人もいそうだ。それにしても、なんで竜があんな立派な城を持てたのかとか、この仮想世界の設定がイマイチ飲み込めなくて、誰か詳しい人教えてください。アニメ的には夜行バスでの移動シーンで窓に対向車の光が当たった時にガラスの汚れが浮き上がる表現とか、進化を感じる部分もいっぱいあって、仮想現実の派手さより、そういう地味なところにぐっとくるアニメだった。

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