「ロスト・フライト」を見た。
ファミレスでハンバーグを注文したら間違いなくハンバーグが出てきたような映画だった。食べる前に想像していた、たぶん「これくらい」と思っていたくらいの、いやそれよりいいじゃんな美味しさ。いやージェラルド・バトラー様すごいです。安定のバトラー無双。航空機の機長なのに超つえー！最大の見せ場は最初のゲリラと戦う大プロレス！スマートに強いわけじゃなくて、必死で強い感じが何とも懐かしいアクション映画の雰囲気を漂わせます。終始、王道のアクション展開なんだけど、物語自体はきっちりひねってあって、航空パニックものが転じて、極限サバイバルものになって、そこに殺人犯、武装ゲリラが絡んできて、さらには傭兵部隊まで出てきて要素がてんこ盛り！なんだけど、じつにシンプルに味付けがされている。なんだよ「ふつう」じゃん！なんて思ってるその味の奥には、けっこうすごい計算と、企業努力のたまもの的な何かが眠っているのかもしれない。そんなことを感じさせる一本でした。最初にお亡くなりになる警察官の死に方が画期的でした。
