さけびながらなく

「人生って、素晴らしい/Viva La Vida」を見た。

素晴らしい映画だった。不治の病もので恋愛もの。重そう。で、このタイトル。1週間限定上映。実はあまり見る気が起きないでいたんだけど、たまたま時間が合ったので見に行ってみた。見て良かった!心の底から見てよかった!素晴らしい映画だった。腎臓の病気で人工透析をしながらドナー待つ女性リンミンと、悪性脳腫瘍で脳に爆弾を抱えた青年リュト。不治の病の2人が出会う。性格は真逆。マジメと天然バカ。相性最悪。死んだら腎臓をあげる代わりに母の面倒を見て欲しいというリュトの願いで2人の関係が始まる。なんだか重苦しい話のように見えるんだけど、これが最高に笑える大コメディ!めちゃくちゃ笑える。最初は強烈な拒絶と反発から始まって少しずつ2人の距離が変わっていく。めちゃ楽しい!けどだからこそ切ない。めちゃ切ない。楽しげなやりとりと正反対にある2人の病気の現状。このやりとりが楽しければ楽しいほどに切なさがつのってくる。いつ終わるかもしれない関係。その中で必死で笑って生きる。素直な自分を曝け出せる唯一の相手としてのお互いの存在。もうそれが愛おしい。恋愛を超えてそれが描かれる。お互いがなくてはならない存在になっていくプロセスがとても自然で、そして泣ける。恋愛ものというよりは、友情ものとして泣ける。実にきれいな映画だった。終わる頃にはこの2人が大好きになって、ファイトーって一緒に叫びたくなる。そして号泣。思わぬところで3回泣いた。素晴らしかった。だめだもう、予告見ただけで泣く。ヤバい。

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