よこすかせめすぎ

横須賀美術館に行った。

いや、もう至福でしかない1日でした。仕事が少し落ち着いたら絶体行くと決めていた「GIANT ROBOTS 日本の巨大ロボット群像」展。横須賀美術館にて見てきました!終了間際のギリギリ。行けてよかった!もう最高!80年代、90年代、どっぷりアニメに浸かっていたあの頃の興奮が蘇る。最高のヤツでした!!銀河万丈水樹奈々による音声ガイドも良かった!嬉しいのが取り上げてくれてるロボットが全部、「好き!」なものばかりだったこと。いや、ほんと、大量にあるロボットの中でピックアップされて、等身大の展示があったものが、世界でいちばん好きなロボットばかり。ラムダ、ガーランド、スコープドック。この3体は本当に本当に特別に好きなロボットなので、この3つがほぼ同じ並びで展示してあるのには、興奮を通りこして自分の妄想かと思いましたよ。展示の流れも内容もよかった。歴代鉄人28号の変遷に始まり(最初の実写版はじめて見た)、最後はジャイアントロボ!外に出てたらザブングル。なんだよ、この流れは。完璧か!ロボット見てるだけで幸せな気分になるんですね。ここまで気分が盛り上がるなんて思ってなかった。結局、ロマンなんですよね、ロボットって。最高でした。で、おまけで、激混みでチケット予約制の「鈴木敏夫ジブリ展」を見た。この2つを同時にやってるなんて、横須賀美術館攻めすぎてます。で、鈴木敏夫展、正直、なんで鈴木敏夫?なところが強くて、幼少期何に影響されたとかあまり興味ないんだけど…なんて思って見始めたんだけど、これが驚くほどいい展示でした。クリエーターではない人の展示。これは「仕事展」ですね。天才を見いだし、支え、活躍させる場を作る人、仕事を成立させ、それを生み出す場を創造すること、つまりそういう「お仕事」展でした。アニメージュ創刊のところからの展示が、もうめちゃくちゃ面白くて、その時代から読んでいた人として、アニメージュには多大な影響を受けて育ってきたこともあって、誌面をどうやって作ったか、何を中心にして構成を組み、何を見せ、何を目指していたのか、とにかくそれがめちゃくちゃ面白かった。メモを取りまくった。ひと言で言うと「仕事ってめちゃ楽しいじゃん!」ですね。本気でやる仕事は楽しい。それが詰まってた。どこでやるか?じゃなくて、どうやるか?なんですよね。天才がこだわりすぎて間に合わないってなったときに、どう作業を効率化させるか、何を優先して何をしないかを見える化させるチャートを作ったり、とにかく、こういうことなんですよね。掃除をさせてみると人がわかるとか。仕事の細部をしっかり見て、考えて、それを楽しんでる。ポスターのつくりかたとか、いつも自分が本をデザインするときに考えていることにすごく近いものがあったりして、遠く及ばずもながら自分にすごく近いものを感じて、なんか見てて泣きそうになりました。「おまけ」なんて思っててごめんなさい。とにかく、この攻めた2本立て!あまりに良すぎて死ぬじゃないかと思いました。最高の1日でした。

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