はつねづじんじゃ

久々に都内へ。会議して、根津神社にお参りした後、気になってた写真展を見に品川へ。浅田政志写真展「Canon Colors」。キャノンギャラリー50周年記念の写真展で、キャノンの社員たちを撮った写真。実に作家性が発揮された気持ちの良い展示だった。Canonに働く人の写真ではあるのだけどまったくドキュメンタリックではなくて、仕事をある意味でごっこ遊びのように楽しんでいる大人たちとしてとらえている。仕事するってなんか楽しそうじゃん!そう思えてくる写真だ。仕事をする人の背景を解説したキャプションも味わい深くて、じっくり読んでしまう。カメラ好きがそのままカメラの仕事に就いたって人もいれば、浅田真央に会えるかもという謎の勧誘を受けて入社した人もいて、それぞれの働く人の背景は単純に面白い。それを伝えるために演出を凝らして作り込まれた写真。楽しそうだし、実際見ていて楽しい。働くこともカメラも写真も楽しい。それがダイレクトに伝わる。企画として見事だと思った。夜はゴールデン街に写真展のDMを置きに行きつつ、久しぶりに一人酒をして途中知り合いに何人か会いよくわからない話で盛り上がった末にいつのまにか記憶をなくした。朝起きたら家にいた。記憶以外、亡くしたものはないみたいだ。

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