ふなよいしました

「エゴイスト」を見た。

器を求める映画。いくらでも愛を注げる器。いくら尽くしてもいい存在。それを求める映画。一方的に注ごうとする。やはりそれはエゴなのか。映画から受け取ったものはそんなことだったんだけど、この映画はテーマ以上に役者というもののすごさを見せる映画であった。鈴木亮平がすごすぎる。この人はいったい何なんだ。役者の生の演技をドキュメンタリックに撮る。自然でドラマ然としてない。すごく良い映画だった。んだけど、とんでもなく酔った。見ている間、なんだか気分が悪くなって、生あくびが出て、終わった後もぐったりして、珍しく食欲がなくなった。翌日の朝もそれが続いて、船酔いしているような感じになったのだけど、どうやらこの映画のカメラワークに酔ったらしい。劇場が混んでいて前の方の席で見たのがいけなかったらしい。乗り物に弱い人は後ろの方の席で見た方がいいと、どうやら公式がアナウンスしているようだ。知らなかった。寝不足とか体調不良も重なっていたので、自分が壊れちゃったのかと思ってものすごく不安になった。原因がわかってほっとした。

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