だんちえいがです

「コンクリートユートピア」を見た。

漂流団地でした。大災害で一棟だけ残った団地。生き残った人たちが自治体を形成し、最初は協力しあいながら平穏に、だが次第にそれが崩れていくという。漂流教室じゃん!なメチャ怖い映画。いわゆる集団の脅威の映画。徒党を組むことで生じる凶暴性。人は簡単にしかも善意の顔して暴徒になる。善人そうなおじさんが住民代表として選出されるも、その正体は謎。途中、そのイ・ビョンホン演じる代表がカラオケを歌い始めるところがよかった。はじめて観客が知るその素顔。その上に歌っている表情がオーバーラップする。あの感じが一番闇だし、それ以降この人がまじ怖く見える。隣の部屋にストーブ持っていくとことか最悪です。最高に闇な映画で、もちろん面白かったんだけど、わたし的な最大の上がりポイントは、オープニングだった。冒頭に差し込まれる韓国の団地の歴史映像が最高すぎた。60年代くらいから次第にマンモス団地が形成され、販売抽選会の様子とか、80年代頃の活気ある団地の風景とか、日本のそれに通じるところがたくさんあって、団地好きとしてはお隣の国の団地史が見れただけで100満点!!!この冒頭だけあと30回くらい見たい!!最高の団地映画だ!!

www.youtube.com