たらんてぃーの!

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」を見た。

確か大学1年の時だった。友人の家で見せてもらった輸入盤の「レザボアドッグス」。まだ日本公開前で字幕のついてないレーザーディスク。そのオープニングの衝撃。何言ってるかはわからないけど、むちゃかっちょええ。あの一発で、完全に心をつかまれた。いまでもときどき気分が上がって道を歩いていると、あの曲がかかって、あんな歩き方になる。そのくらい頭に残っている強烈なイメージ。最初に作った映画の冒頭のシーンで完全に心をつかまれてしまった。そんな人が全世界に何百万人もいるに違いない。そういう監督だ。そんなタランティーノへの愛が詰まった偏愛映画。わたしは好きとは言え、それほど深くないので、あの映画のあのキャラとこの映画のこのキャラが実は兄弟とか、小道具ひとつひとつ作り込んでじつは作品をまたいでそれらが登場しているとか、やっぱりそういう作り方をしてるのかと、新鮮な驚きがいっぱいで、なんというか至福の時間でした。次回作が最後なんですかね本当に。

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