「ドリームプラン」を見た。
ハチャメチャ暴君のお父さんが娘が生まれる前からプロテニスプレーヤーに育てて金を稼ぐ！と決めて計画書を作ってそれをスパルタ実行するんだけど、そのお父さんはテニス未経験で…ってなんだか、とんでもない話だなと思って見に行ったんだけど、むちゃ泣かされました。いやー泣いた、泣いた。確かにメチャクチャな人で、人の意見は聞かないし、人のことは考えないしメチャクチャなんだけど、このお父さんが言ってること、正しい。娘が地元の子どものテニスの試合大会で優勝して、帰り道に喜んでるとお父さんがムチャ怒る。「喜ぶな！！浮かれるな！そんなに喜ぶならもうテニスはなしだ！」そう言って犯罪多発の超危険地帯に子どもを置き去りにして帰ろうとする。勝ったんだから喜ぶのは当たり前じゃない。しかも子どもだよ。で、家に帰って娘に「シンデレラ」のアニメを見せて「シンデレラの謙虚さを学べ！ なに？わからない？じゃーもう一回シンデレラを見ろ！」と怒鳴る。でもこうやって植え付けられたものが、最後の最後で効いてくる。そこで大号泣でした。絶対勝てる実力があってもジュニアの大会には出さない。早く成功してもその後の人生がめちゃくちゃになるから子ども時代は子どもとして過ごさせるとか、言ってることはすごく正しい。ただしやることがメチャクチャ。ただ何かを成し遂げるのってこういうクレイジーな環境が大事なんだろうなって思った。原題は「キング・リチャード」！なるほど！！！
