ぶじにあけました

気がつけば新しい年になっていました。なんだか年始めは家事・料理に追われつつ、日本酒一升飲み干して、ワインを数本空け散らかして、ビールをじゃぶじゃぶ飲んで、それでもそんなに酔っぱらわないから、正月は不思議です。
で、どうでもいいことですが、というよりどうでもいいことしか書かない日記ですが、昨年見た映画のプチ感想を見た順にアップとかしてみます。かなりいい加減に書いてるので、読まない方がいいと思います。昨年の一本目は「リング2」だったようです。最後に見たのは「のび太の恐竜2006」でした。ちなみに、今年の一本目は「ファイナル・デッドコースター」でした。

ザ・リング2
2006年、元日の明け方、最初に観てしまったのがこの映画。本家「リング」中田秀夫が乗り込んで監督したらしいけど、見事にハリウッドに飲み込まれてしまったようだ。セルフパロディとしか思えないけど、ある意味でステキな続編になっていました。

奥様は魔女
“ふつーの女の子になりたい”って、魔法使いが人間界にやってきて、フツーの暮らしをするはずが、偶然「奥様は魔女」のリメイクドラマの主役にスカウトされて、女優デビュー。“ああ、フツーがわからない”って、なにいってんだオメー。って、まー、映画はフツーに面白かったっす。

さよなら、さよならハリウッド [DVD]

さよなら、さよならハリウッド [DVD]

さよなら、さよならハリウッド
落ち目の映画監督が久々に大作映画をまかされるんだけど、撮影初日に目が見えなくなって、でもそれ言ったら監督降ろされちゃうから、周囲をだまくらかして撮影続行しちゃうはなし。ハリウッド映画なんて盲目さ、なんてテーマの深読みをあざ笑うかのような底抜けっぷりが気持ちよくて、大爆笑の連続。でもってオシャレでオチもいい。最近のウディ・アレン映画は、イヤミが無くて気持ちいいです。

大統領の理髪師 [DVD]

大統領の理髪師 [DVD]

「大統領の理髪師」
ちょっと一言で、この映画の素晴らしさを伝える自信がないです。大きな歴史のうねりの中で起きた小さな物語です。純朴な男が生きた、ちょっとだけ特別な人生を描いています。韓国の歴史的な背景を少しでも知っていると、より深く映画に触れることが出来ます。もちろん、それなしでもじゅうぶん染みる映画になっています。おすすめです。

英語完全征服 特別版 [DVD]

英語完全征服 特別版 [DVD]

英語完全征服
英会話学校を舞台にしたラブコメ。かる〜い話にド派手な演出で、韓国映画の勢いのよさを感じさせる珍品。人物描写なんかもハチャメチャだけど、ちから技でおしきっちゃった感じ。

ダニー・ザ・ドッグ
闘犬として育てられ、人間的感情を奪われた男が、盲目のピアニストとの出会いを通して再び感情を取り戻すというありがちな設定。しかもリュック・ベッソンが脚本だというので、駄目ムード満開だったんだけど、これが奇跡的に面白かった。不器用で説得力がなくても真っ直ぐな映画というのはズシンと心に響くのだな。リー・リンチェイのハリウッド作品ではピカイチの一作でした。

ランダウン」
ジャングルアドベンチャー、西部劇、格闘アクションなどなど、いろんな要素てんこ盛り!一本の映画の中でいろんなものがごちゃごちゃに存在してるんだけど、これが、マジでオモシロイ!いい加減な部分とそうでない部分のメリハリがしっかりしていて不思議な満足感があった。

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション [DVD]

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション [DVD]

「THE有頂天ホテル
晦日、ホテルのカウントダウンの瞬間までをリアルタイムで描くドタバタ群像劇。どこみても知ってる顔ばかりの豪華俳優陣と、これでもかと詰め込まれたセリフの応酬。ハチャメチャだけど、お約束の連続で安心して観てられる。ボリュームは、これでもかってほどたっぷりで大満腹。でも舞台でやったらもっと面白かったろうなと思った。

皇帝ペンギン
○驚いたこと。ペンギンは一度食事すると4ヶ月間食べなくても大丈夫らしい。ついでに4ヶ月前の食べかすで生まれたばかりの子供の食事もまかなってしまう。経済的だ。○残念だったこと。バックの音楽が最悪で、まったくいい映画に思えなかった。残念だ。

ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD]

ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD]

ヒトラー最期の12日間」
ナチスが崩壊する最後の瞬間だけに焦点を絞り、まやかしの上に成り立ったもろい政権の実像を描いた作品。疑似刑務所で普通の人がいかに狂気にかられるかを描いた「es」という映画を撮ったオリヴァー・ヒルシュビーゲルの監督作品。狂気の先にある虚しさを漂わせるヒトラーを演じたブルーノ・ガンツの迫真の演技は圧倒的としか言いようがない。

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離 [DVD]

「ビフォア・サンライズ恋人までの距離
ようやくDVDになった。約10年ぶりに見た。当時大好きだった恋愛映画。列車で偶然出会った男女が、ウィーンで一晩だけ時間を共に過ごす。主要登場人物は2人だけ、特にドラマはなく映画は2人の会話だけで構成されている。なんかおしゃれな2人のやりとりは、出会って間もないテンションだからこそなしえる不思議な高揚感。気取ったインテリっぷりまで含めて初々しくみえてしまう。10年で見方は変わったけど、それでも最後は2人の恋を応援したくなる。すがすがしい映画だ。

男たちの大和 / YAMATO [DVD]

男たちの大和 / YAMATO [DVD]

男たちの大和/YAMATO」
何億円かけたのか、リアルサイズの大和をこさえての大作戦争映画。個人的に感心したのは、戦中、戦艦の上で兵士が何を食べていたのかがしっかり描かれていたことだった。主役の一人、反町隆史の役柄がコック長だというのもあるだろうが、死にゆく兵隊に配られる最後の甘食、特攻直前に配られるおむすび…、思えばそれ以外にもやけに食べ物がクローズアップされた映画だったようにも思えた。ほかにも中村獅童のブチ切れ演技や、妙に悟った長嶋一茂の演技など、見応えたっぷりの映画だった。

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 [DVD]

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 [DVD]

リチャード・ニクソン暗殺を企てた男
1974年に実際に起きた事件を映画化。平凡なサラリーマンが精神を病みながらもそれを理解されず、追いつめられてテロルに及ぶまでを描く。とにかくショーン・ペンの演技が圧倒的すぎて、見ていて叫び出したくなるほど、見る側も追いつめられていく。役者1人の演技と不安をあおる演出が狂気と恐怖が漂う画を生み出してしまう。これはすごい。

「フライ・ダディ・フライ」
高校生ボクシングチャンピオンに乱暴された娘の復讐を果たすため、出世の道を捨て、身体を鍛えて、喧嘩に挑む中年サラリーマンの奮闘を描いた作品。もっと大人な解決はあるだろうが、すべてを捨ててでも拳で勝ち取らなきゃいけないものがあるんだろう、なるほど、説得力に満ちた妙にかっこいい台詞が続々と飛び出して、なんか知らない間に納得させられちゃってた。熱い名言の宝庫です。勝負の前に見たい映画です。

星になった少年 スペシャル・エディション [DVD]

星になった少年 スペシャル・エディション [DVD]

星になった少年
タイで像使いになった少年のはなしです。ご家族で安心してご鑑賞になれます。個人的には「子象物語」の撮影シーンが出てきたのが懐かしかった。そこで武田鉄矢が「子役と動物にはかなわない」て、あ、この映画のことか。

電車男 スペシャル・エディション [DVD]

電車男 スペシャル・エディション [DVD]

電車男
意外でした。正直言って、すごくおもしろかったです。期待してなかったからとかではなくて、本当におもしろかったです。掲示板の文字を不自然に画面に反映させた演出も、ちょっとありえない2ちゃんねらーたちも、その地に足がついていない感じが「ポップ」に感じられる奇跡的な成功作です。おそらくは短期間で作らなきゃいけなかったギリギリスケジュールとかが、スピード感を与えたのかもしれません。テレビドラマにつながるラストシーンまで気が利いていてすごくよかったです。マジでおすすめです。

ビフォア・サンセット [DVD]

ビフォア・サンセット [DVD]

ビフォア・サンセット
「ビフォア・サンライズ」の9年後に作られた続編。前作で半年後に再会を誓って分かれた2人。その約束は果たさず、9年後2人はパリで偶然再会するが、一緒にいられるのは飛行機が立つまでのわずか85分。それをリアルタイムで追う。シチュエーションはただ2人がしゃべるだけ。しかしこれがすごく面白い。よく考えてみると「ただ2人が歩きながらしゃべる」というシチュエーションが「作品」として成立するのは、映画ならではの表現なんじゃないだろうか。すばらしすぎる続編だった。

亀は意外と速く泳ぐ
平凡な主婦がスパイになった。でも、その任務は平凡に暮らすこと。三木聡監督のほのぼの脱力コメディ。三浦市がシュールな田舎風景に変貌するヘンテコタッチな世界観。これで笑ったら負けだ、みたいな変な抵抗意識がそがれると、ゆっくり笑いの渦に飲まれていく感じで、これはけっこう癖になる。オープニングのパラパラ漫画が小田扉、エンディングはレミオロメン、この辺にピンと来る人なら見て損はないと思う。ちなみに主演の上野樹里は「どうぶつの森」の動物の誰かに似ている。だから、CMに起用されたに違いないと勝手に思った。

ジェット・リー 燃えよカンフー [DVD]

ジェット・リー 燃えよカンフー [DVD]

「燃えよカンフー」
80年代に作られた「少林寺」のドキュメンタリー。まじめに外したドキュメンタリーほど笑えるものはないことを証明する一品。スーパーシュールなカンフーの世界をお楽しみあれ!ちなみに若き日のリー・リンチェイの姿をちらりと見ることが出来る。これは貴重です!

テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版 [DVD]

テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版 [DVD]

テイキング・ライブス
人間やどかり男の物語。って、あれこれネタバレだ。ま、いいや。じつは冒頭の展開が面白そうだったんだけど、途中でなんか雰囲気が変わってきて、中盤以降真面目に見てないんだよね。ただそんだけ不真面目に見ていても「そりゃないだろ!」って感じるラストはけっこうひどいんじゃないのかな。

ヒノキオ [DVD]

ヒノキオ [DVD]

ヒノキオ
「妖女伝説」「ノーライフキング」などに並ぶテレビゲームを題材に使った映画として名を残すであろう一本!かどうかはしらないけど、堀北真希が小学生役!!?っていう理由だけで見ました。確かに小学生に見えなくはなかったです。

セブンソード 特別版 (初回限定豪華BOX仕様) [DVD]

セブンソード 特別版 (初回限定豪華BOX仕様) [DVD]

セブンソード
グレーに染まった全体の色合いがとても好き。ああグレー。とにかく物語はよくわかんねーし、展開もアート的な感じだし、イマイチ乗り切れなかったんだけど、灰色のコントラストのくっきりした画面はすばらしくよかったです。写真を見る気持ちで見ました。

頭文字D
香港で藤原豆腐店!って知らない人には「なんのこっちゃ?」なんだけど、香港で日本を舞台にしたレース映画を作って、これがいい仕事してんなって、そういうこと。漫画とほとんど違和感がないって、これすごいことよ。

ジャーヘッド
「大学は出たけれど」ならぬ「訓練は受けたけど」。湾岸戦争を舞台にした戦争映画なんだけど、すげーのは戦闘シーンがないところ。海兵隊で厳しい訓練を受けながらも実戦では兵士の出番なし、出兵前に戦争映画を見てあんなに士気を高めたのに、銃を撃ちたかったのに。超欲求不満で彼女の浮気のことばかり戦地で考えちゃう苦悩。ベトナム戦争映画とは大きく違う角度から切り取った新しい時代の戦争映画。むなしさの裏に恐怖。

サマータイムマシンブルース
大学のSFサークルの部室に突如タイムマシンが!って設定のかる〜いノリのSFコメディ。かる〜い気持ちで見て、かる〜く笑って、かる〜く見終わって、かる〜く忘れる感じ。たぶん、まだそんなにマンネリ化してない彼女が家に遊びに来て、映画でも見る?って言って、レンタル屋にいって「これ面白そうじゃん」って手にとって正解!な映画。

情婦 [DVD]

情婦 [DVD]

「情婦」
法廷サスペンスの大道というか、これぞ!みたいな古典映画の代表作。「この映画をごらんになっていない方のために、決して結末を話さないでください」というテロップがでるほどの仰天ラストなわけです。もちろん、昔の映画ですよ、だから「うが!!」とか「おわ!!」とまでは驚かないんですが、ベーシックなものはやはり安定して良いわけです。

海底大戦争 [DVD]

海底大戦争 [DVD]

「海底大戦争
関係ない話だけど、数年前ダイビングで耳抜きが思うようにいかずに鼓膜を傷つけてからというもの、海に潜るのが怖くなってしまった。この間バリで潜ろうと思ったら息があがってしまい過呼吸になった。ああ、これがトラウマってやつなんだって思った。

タナカヒロシのすべて
屋台で売っている弁当の鮭か?唐揚げか?みたいな選択が果たして恋につながるのか?はいいとして、弁当をビニール袋に入れて渡すっていう行為と、その音がなんか耳から離れない。映画は本当に面白くないんだけど、その弁当のシーンが耳に残って離れない。内容は「鳥肌実」好きの方限定、かしら。

県庁の星 スペシャル・エディション [DVD]

県庁の星 スペシャル・エディション [DVD]

「県庁の星」
なんだか、90年代的な懐かしい日本映画の香りがしました。それはやはり、ユージ・オダの持つ圧倒的「トレンディパワー」のなせるワザなのかもしれないが、それだけでは成立しない。恥じらいなきひたむきな真っ直ぐさがそこに加味されて爆発するのだ!やるね〜わかってるね〜。

砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]

砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]

砂の器
松本清張原作のサスペンス。原作を超えた映画ってきっとこういうんだろうな、原作読んでないけど。とにかく、すげーいいです。ちょっと前にやってたドラマ版は正直、「……」だったんだけど、構成が違うだけで同じ話がここまで違がって見えるんだと感心しました。じょじょに事件の真相がみえてくるあたりのゾクゾク感、そのタメ方も見事でした。とにかく圧倒されたのでもう一度見ます。

「エコーズ」
死人が見えちゃうようになったパパの苦悩。やたらもったいぶるわりに非常にこじんまりとしたスケールで、どこかで見たような映画のどこかで見たようなエッセンスをかき集めてミックスしたような感じなだけに、さして心に残るものは何もなし。

ロボッツ
CGアニメって普通に作ると、こういう作り方するよな、って思った。カット割りやら動きやら凝ってるし、ロボットが陽気にロボットダンスを踊るし、楽しげでいいのだけど、「よく動く良くできている」域を出ていない。ピクサーのすごさを思い知った感じ。

ブルークリスマス [DVD]

ブルークリスマス [DVD]

ブルークリスマス
岡本喜八監督によるカルトSF映画。特撮なし、UFOも宇宙人も出てこない、人間ドラマのみで展開される宇宙人侵略物語。って説明しておきながら、本当にそういう映画だったのか自信がない。ただ、そう説明しとくと楽だってなくらい説明するのが面倒くさい映画。だから、当然のように公開当時は客が入らず興行的は惨敗。ようやくDVD化されて日の目を見たわけだけど、これが本当に面白かった。いやあ、映画好きでよかった、と心から思えた一本だった。でなきゃ、こんな幸せな出会いはなかったわけだからね。

「スタンドバイミー」
何度目かの鑑賞。相変わらずいい映画だった。そういえば悪玉の大将は、若き日のジャック・バウアーことキーファー・サザーランドだったんだっけか。じつは、今回の再見で恥ずかしながら初めて「スタンドバイミー」の歌詞の意味を知りました。高校の音楽の時間、歌わされたのに、、、。

メタリカ真実の瞬間」
高校生の頃バンドブームが来て、学園祭はコピーバンド天国でそいつら大モテみたいな波が押し寄せて、そんな中でもダントツ上手だったのがメタリカコピーバンドで、僕はモノホンよりもコピーされたメタリカに変な嫉妬を抱いていたりして、なんかこう、どうにもメタリカって聞くと、青春の甘酸っぱい記憶がよみがえってくるわけです。どうでもいいですが。で、この映画は、メタリカのドキュメンタリー。破壊的なメタルバンドが崩壊の危機に陥って、解散寸前の所でセラピーなんか受けながらレコーディングするっていうかわいい一面をのぞかせて、なんかこうヒューマンな彼らを感じました。愛のヘビメタセラピー入門編。

ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]

ミュンヘン スペシャル・エディション [DVD]

ミュンヘン
最近のスピルバーグは、本当にいったいどうしちゃったんだろうって思う。僕が子供だった頃、スピルバーグの映画にはいつも「夢」があった。どきどきわくわくしながら彼の映画を待ち望んだものだ。それがどうしたことか、「A.I.」あたりから彼の映画が怖くてしょうがない。故淀川長治さんばりに「怖いですね、怖いですね」と連呼してしまうほど怖い。「ミュンヘン」はその極めつけというか、精神的に追いつめられる映画だった。いやな汗をたくさんかいた。ただ誤解してほしくないのは、それがいやだとか、面白くないとかいうことではないということだ。狂気ともいえる作品に本気で触れる、その摩擦なのだ。

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット] [DVD]

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット] [DVD]

ファンタスティック・フォー
タイトルがイカすじゃないですか、「すばらしき4人組」ですよ。アメコミのヒーローものですよ。宇宙放射能を浴びて超能力を手に入れた超人のお話です。で、なんだっけ、そう、こいつらさ、自分たちで問題起こして、ぐちゃぐちゃに街を破壊したあげくにそこで危険にさらされた人を助けて「俺ヒーロー」みたいにいばってみたりして、すごくすばらしいんですよ。おかしな映画でした。

戦国自衛隊〜1549」
ううううううん。なんじゃこりゃ?脚本を紛失したまま撮影したのだろうか?どう作ってもそこそこ面白いはずのものが、なぜにここまで理解不能な映画になる?だったらいっそ織田信長ピエール瀧が演じればもっと面白くなったはず!!!ガスパッチョ!

旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ 特別版 [DVD]

旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ 特別版 [DVD]

旅するジーンズと16歳の夏
昨年劇場で予告編を見て、「こんなん誰が見るの?」なんて思って興味すらわかなかったんだけど、何を血迷ったのかレンタルしてきて鑑賞。夏休み、16歳、多感な思春期少女4人組の成長物語なんだけど、これがかなり面白かった。大げさな感動物語でなくて、かなり含みをもった展開がじつに心地いい。そういえば、こういうオーソドックスな青春映画って減ったような気がするな。原作は彼女たちのその後をこのあと3作くらい描いているらしいので、続編もぜひ映画化してほしい。

点と線 [DVD]

点と線 [DVD]

「点と線」
前時代的時刻表トリック。こんな時代もあったんだと、妙にしみじみとした気持ちで見てしまった。子供の頃、日曜日のお昼に放送されていた「火曜サスペンス」の再放送を見ているような、そんな遙かノスタルジー

ライアー【廉価版2500円】 [DVD]

ライアー【廉価版2500円】 [DVD]

「ライアー」
1月に急死してしまったクリス・ペン追悼の意味を込めて見ました。それだけです。クリス・ペン、そんなに好きだった俳優ってわけではないですが、「レザボア」とか「トゥルーロマンス」とかショーンの弟などと片付けられないものを残していったと思います。

イントゥ・ザ・サン [DVD]

イントゥ・ザ・サン [DVD]

イントゥ・ザ・サン
世の中には2種類の人間がいる。「イントゥ・ザ・サン」を見るヤツと見ないヤツだ。……。スティーブン・セガール、イン・ジャパン!日本全国のセガールフリークのみなさまお待たせしました。セガールが日本語をしゃべります!セガールが日本人をブっ倒します!栗山千秋が出てます(ちょい役だけど)!見なくてもいいけど、見ると少しだけ優越感を味わえる、そんなステキな映画です。

舞台よりすてきな生活 ディレクターズカット版 [DVD]

舞台よりすてきな生活 ディレクターズカット版 [DVD]

「舞台よりすてきな人生」
日本版の予告編は「気むずかしい子供嫌いの脚本家が、足の不自由な少女と出会いによって心を開いていく」という、いかにも!な作りだったの対し、米国版予告編は原題である「隣の犬の殺し方」という題に寄った「閉塞した脚本家の鬱屈デイズ」を中心とした作りになっていて、その売り方の違いに妙に関心した映画だった。いずれにしろ大してヒットしなかったようだけど(違ったらすんません)、これだけ面白い映画だったら、もう少し流行ってもよかったんじゃないかな。

「ビークール」
ユマ・サーマンジョン・トラボルタのダンス(『パルプフィクション』)をもう一回みたいって世界中のファンの声にこたえて作られたトラボルタのプロモーションビデオ。『ゲットショーティ』で映画プロデューサーに転じた元ヤクザが今度は音楽プロデューサーに転身!って物語がまず理解不能なんですが、結局キャラクターの設定もなんもなくて、全部トラボルタの都合のいいように物語が動いて大成功って、まるで魔法の映画。「ジョン・トラボルタのぼく魔法使い」ってタイトルにすればよかったと思う。爆笑でした。

危険な女たち [DVD]

危険な女たち [DVD]

「危険な女たち」
安野ともこ(誰?)歌う危険な主題歌「ミステリユ」が耳からはなれません。“あわめき、ゆらめき、ときめき”ああ、すてき!野村芳太郎監督作品というから気合いを入れてみてみたら、不思議なアイドル映画でした。

「ブラザー・グリム」
テリー・ギリアムが普通に映画作ってる!って、だけで普通に驚いた。赤ずきんやら、白雪姫やら、彼の好きそうなグロネタ満載のグリム兄弟を題材に扱いながら、あまりそこを掘り下げず、「シャンハイヌーン」か「ヴァンヘルシング」かって感じのアクション映画になっている。抑止プレイってやつなのか…?

サウンド・オブ・サンダー
一体いつの映画だよ!ってくらい古めかしさを感じる最新SF映画タイムパラドックスっていうの?よくわかんねえけど、時間やら空間やら生物の進化形態がぐちゃぐちゃになって、牙のするどいマントヒヒが人間に襲いかかってくる。もう終止ツッコミどころ満載で、本気で見たらかなり笑える作品に仕上がっている。

銀河ヒッチハイク・ガイド [DVD]

銀河ヒッチハイク・ガイド [DVD]

「銀河ヒッチハイクガイド」
ある日突然地球が破壊され、最後の生き残りになってしまった気のいい男が、突然投げ出された宇宙でサバイバル。果ては地球の誕生にまつわる宇宙の不思議にまで迫る壮大な(?)テーマながら、基本的にちょこまかした小ネタ満載のブラックコメディ。ときどき眠たくなるけど、冒頭とラストは面白いのでぜひ我慢して耐え抜いてほしい。

大いなる休暇 [DVD]

大いなる休暇 [DVD]

「大いなる休暇」
おらが島には医者がいねえ、医者がいねえと島に工場が建たない、工場が建たないと失業者のままで一生がおわっちまう、おらたち働きたいんだ、でもこの島は出たくねえ、どうする?つって、だまして連れてきた医者に「島に残りたい」と言わせるために島民一丸となって、ひとりの医者に気に入られる島を演じるお話。ふわっとした中に、気持ちのいい笑いがあふれるステキな映画だった。

イン・ハー・シューズ [DVD]

イン・ハー・シューズ [DVD]

イン・ハー・シューズ
ひじょうによくできた映画でした。お互い強い絆を感じながらも、なかなかわかりあえないよくできた姉とよくできてない妹。その何ともしがたい距離感みたいなものを、すごく丁寧に描いている。その視線がすごいやさしい。だからささやかなことの中に、じわっと感動がこみあげるんだよね。で、相変わらずキャメロン・ディアスのスタイルは化け物みたいにキレイでした。

チーム★アメリカ ワールドポリス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

チーム★アメリカ ワールドポリス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

チーム★アメリカ
キターーーーー!来たぜ、来たぜ、大傑作!とにかく腹抱えて大爆笑したぜ。基本は「サンダーバード」的SF人形劇。でもその実はアメリカ批判のブラックコメディ。正義ヅラして破壊の限りを尽くす世界の警察アメ〜リカをこれでもかってくらいバカにしまくって、屁ぶっこいて、グッバイみたいな。倫理的には大いに問題ありで、国際問題に発展しちゃいそうなヤバい映画だけど、これはマジ必見。

TAKESHIS' [DVD]

TAKESHIS' [DVD]

TAKESHIS
“面白いとかつまらないとか、そういうのが当てはまらない映画を作ろうと思ったわけ”って北野監督が言っとりましたが、ごもっともとしか言いようがない。たぶんこの映画を突き動かしている衝動は「怒り」なんだろうけど、そんなメッセージを掘り起こそうとすると、それすら「バーカ」と返してくるような、そういう映画です。ちなみに、すごく面白かったです。

エリザベスタウン [DVD]

エリザベスタウン [DVD]

エリザベスタウン
これって旅に出るまでにものすごい時間を割くロードムービーだよね?え?ちがうの?ミュージッククリップ集?あ、そうなんだ。ああ、そうだよね、そうそう、そういえば主演男優はイケメンだし、いい感じの音楽にいい男で、なんかいい映画っぽいじゃん。って、皮肉のひとつも言いたくなるくらいうらやましい映画です。ヒロインができすぎですよ。

カラオケ [DVD]

カラオケ [DVD]

「カラオケ」
カラオケを作った男の激動を描いた感動巨編。うだつのあがらない男がカラオケを発明して、大成功!って思ったら特許取るの忘れて…なんだ貧乏のまんまじゃん、でも何かそれでもがんばって生きてるじゃん俺、みんながんばって生きてるじゃん、がんばったらカラオケ歌いたくなるじゃん、日本のお父さんはがんばってるからカラオケ歌うの好きなんだぜって、本気でそういう映画です。押尾学主演。

メリンダとメリンダ
オサレでスノッブでエヌワイな空気に充ち満ちた小粋な映画っす。ひとりの女性がたどる悲劇と喜劇を神の目で観察。多重構造がクロスオーバーしてレンジでチンしてガスパッチョつーか、カフェでおしゃれでステキでかわいいが大好きな都会派のあなたには「オススメ!」でしかない映画です。すんません、説明するのが面倒になりました。

「ミート・ザ・ペアレンツ2」
ロバート・デ・ニーロダスティン・ホフマン、2大俳優が夢の競演なんだよね、じつは。これに加えて、バーブラ・ストライサンドまで参加して、世にもくだらないバカ映画作っちゃうんだから驚きです。きっとバカ映画だから成立するキャスティングなんだろうけど、それにしても出演料にいくらかかったのか、すごく気になる映画です。そうそう、映画は地味に面白かったですよ。

スクラップ・ヘブン [DVD]

スクラップ・ヘブン [DVD]

スクラップヘブン
便所映画です。すっげー雰囲気のある汚ねえ便所が頻繁に出てきます。その便所で柄本明加瀬亮をしばくシーンとか、臭そうな中をはいずり回るのが、とってもゲーって感じでした。監督は「69〜シックスティナイン」でも気合いの入ったうんこシーンを見せてくれましたが、どうやらそういうのが好きな人のようです。

アラハン [DVD]

アラハン [DVD]

「アラハン」
韓国のブッとびアクション映画。カンフーにかけて“韓風”とか言っちゃいますよこの際。正直、理解できない部分も多いんだけど、やっぱり勢いにのっている国の映画は放っているオーラが違っているんだよね。すっげえ乱暴な言い方すると、面白くはないけど、パワーのある映画だと思いました。ありなしで言えば、ありで。

スカイ・ハイ [DVD]

スカイ・ハイ [DVD]

スカイ・ハイ
“お逝きなさい”(by釈由美子)ではありません。ディズニー制作のヒーロー学校が舞台の学園もの。…って、ストーリー云々どうでもいいですわ。だってつまんねーもん。でもね、この映画キャスティングが見事なんです。校長役でTVシリーズワンダーウーマン」の主役リンダ・カーターが出てるは、教師役で「ダークマン」のブルース・キャンベルが出てるは、映画ファンには涙ものです。l

「七人のマッハ」
バカ映画丸出しの予告編のイメージが強かったので、実際本編見てビビった。ごっついエグい映画ッス。村を占拠して住民を虐殺する非道っぷり…。そんなハードな映画だって知ってりゃ少しは気を引き締めたのに…。に、してもやはりすごいのは、タイ式肉弾アクションです。人間ワザとは思えない離れ技を特撮なしでこなしちゃう、命知らずなヤツらです。終始ビックリし通しです。

サヨナラCOLOR
竹中直人久々の監督作品。もちろん主演も兼ねていて永遠のマドンナ原田知世に振り向いてもらいたくてしょうがない冴えない医者を熱演している。映画自体がどうとかよりも、その原田知世に対するLOVEなまなざしが全編を通して貫かれていて、かなりいいかんじでした。僕も原田知世LOVEですよ。スチャダラ、スカパラ、アフラ、ハナレグミと豪華ミュージシャンの参加も注目なのです。

ブレイキング・ニュース [DVD]

ブレイキング・ニュース [DVD]

「ブレイキング・ニュース」
冒頭のカットを繋がない銃撃戦に始まり、生々しくて、リアルなドキュメンタリー風アクションが緊迫感を生む、地味ながらガッチリしたアクション映画。個人的には、殺し屋と強盗が警察に包囲されながら、のほほんと料理を作ってパクつくシーンにグッときた。そういうところで、チラっとのぞかせる犯人たちの人間像が、にくたらしいほどカッコよかったりする。尺が短いのもグッド。

「小さき勇者たち〜ガメラ
大きくなったガメラが中途半端にかわいくなくなったり、よくよく考えてみたらいい話でもなかったりもするんだけど、…ずるい!とにかく大号泣しちゃいました。「なんでぼく泣いてるの?」って理由もわからないまま涙がボロボロみたいな。なんだろね。大人が逃げまどうなか、子どもたちだけが立ち上がるって、そういうのに弱いんだよね。

リンダリンダリンダ [DVD]

リンダリンダリンダ [DVD]

リンダ リンダ リンダ
こんなちんたらノロノロした青春映画はじめて!ってくらいとろけるプリンな感じでしたが、高校生のなんちゃって女子バンドが学園祭でブルーハーツのコピーを歌うまでを描くという意味では、カタルシスなき「ちんたらノロノロ感」が正解なのかもしれない。なんか青春時代のもわーーんとした感じがそこにあって…、うーん、とろける。

ミッドナイト・エクスプレス [DVD]

ミッドナイト・エクスプレス [DVD]

トニー・レオンのミッドナイトエクスプレス」
なぜか昔から監獄ものの映画に目がない。この映画は香港が舞台。鉄棒で叩かれてお尻の形がなくなったり、トイレに行きたくなった先輩をおんぶしてそのまま用を足させたり(もちろん顔にかかる)、散髪した髪の毛が入った紅茶を飲まされたり(内蔵に刺さって尋常じゃく痛いらしい)、すさまじいイビリの数々。これが無実の罪で投獄され男の身に降りかかるんだからたまったもんじゃない。きつい!

ダ・ヴィンチ・コード
こういう映画は「お祭り」のようなもので、面白いとか、つまらない(に決まってる)とか、そういうこととは関係なく、バカみたいに混んでる映画館に、初日に並んで、気分を高めて、大勢の人たちと一緒に「ガッカリだぜ!」という思いを共有して、翌日から人に会うたびに「ああ、あれね、ひどいよー」と吹聴して回るために観るのです。鑑賞というよりは行事ですね、これは。

「恐竜グワンジ」
CG以前の恐竜映画。レイ・ハリーハウゼンによる芸術的ストップモーションアニメをご堪能あれ。なんつーか、CGだらけのSF映画にいいかげん飽き飽きしていたので、ローテクな温かさにすごく癒されました。大きすぎず、小さすぎず、ほどよくミニマムな恐竜のサイズが絶妙にいいですね。これは癒しの映画です。

悪魔の棲む家
ハリウッドの悪夢マイケル・ベイ製作によるリメイク。人を殺す家系ホラー。見所満載、ツッコミどころ満載のどたばたビックリ映画。一種のアトラクションとして見ると、デートには最適な映画なのかもしれない。何のために出てきたのかよく分からない幽霊に驚いて、家庭教師だったり、牧師さんだったりが、家に入るやすぐ退散していくあたりがとてもかわいらしかった。

エイリアンvsヴァネッサ・パラディ [DVD]

エイリアンvsヴァネッサ・パラディ [DVD]

エイリアンVSヴァネッサ・パラディ
これはもう邦題(タイトル)の勝利です。ヴァネッサ・パラディね、元ロリータアイドル、現ジョニー・デップの恋人くらいの認識しかありませんが、C級感たっぷりなムードを出すには、これしかないってくらいの絶妙なタイトル具合です。歌いながら戦うのだろうか、踊りながらキックするんだろうか、いろいろな想像をかきたてられました。…だまされました。さすがフランス映画です。

タッチ スペシャル・エディション [DVD]

タッチ スペシャル・エディション [DVD]

「タッチ」
双子の映画だから双子を使おうって、双子の斉藤祥太斉藤慶太が主演。間違えた主演は南ちゃん長澤まさみでした。昔「南ちゃんをさがせ」ってテレビで探してましたが、ようやく見つかったようです。「ラフ」への主演も決まったところを見るとあだち充ヒロインのイメージは彼女だったようです。よかったです。斉藤兄弟は地元鴨居民だという噂なので応援したいです。

フライトプラン [DVD]

フライトプラン [DVD]

フライトプラン
地元鴨居の大型レンタルショップTSUTAYAで、いま最も回転率が高いDVDタイトル。3回借りに行って、ようやく平日夜中、返却されたての一本をカウンター内でそのままもぎとってレンタル成功。劇場公開時は、何の話題にもならなかったのに、何故そんなに人気があるのか?バカ映画のはずなのに。ほんとにバカなのに。見て分かった。人気TVドラマ「LOST」の1話が収録されてた。たぶんこれだ。

グッドナイト&グッドラック 豪華版 [DVD]

グッドナイト&グッドラック 豪華版 [DVD]

グッドナイト&グッドラック
ジャーナリズムの本質にズバっと迫った社会派映画で、ジャジーでシガーな香り漂うしかもモノクロ映画!世界が認めたナイスガイ、ジョージ・クルーニーが、こんなクールな映画を撮りやがって、なんか人間の差みたいなものを感じて、くやしくなりました。はい、すごくいい映画でした。

ナイロビの蜂 [DVD]

ナイロビの蜂 [DVD]

ナイロビの蜂
真実の愛がうんたらみたいな売りだされかたしてたけど、実のところは製薬会社の悪事に迫るサスペンスの色合いが強くて、まあ良い意味で期待を裏切られた。とにかくアフリカの大地の圧倒的パワーの前で全部押し切っちゃったってくらい「アフリカ勝ち」した映画だった。

あの頃ペニー・レインと
爽やかという言葉を使って良いかどうかはわからないが、はかない青春の臭いが凝縮されて詰まっていて、背伸びして、恋をして、落ち込んで、忘れられないっていうちょっと早すぎた夏みたいな映画。これは少年の「夢」そのものですね。監督の半自伝映画だそうだけど、過去を美化しすぎっス。

キングコング・プレミアムエディション」
昨年のモストフェイバリット映画がようやくDVDに。これとは別に出た「キングコングができるまで」という3時間半のドキュメンタリーとダブリのない膨大な量の特典や、封入された冊子の完成度の高さなど、ピーター・ジャクソン作品の商品としてのクオリティの高さにはいつもうならされる。

NANA -ナナ- スタンダード・エディション [DVD]

NANA -ナナ- スタンダード・エディション [DVD]

NANA
原作1巻の内容は、ほぼまるごとカットされていて、キャラクター設定は知っているものとして作られた実写ダイジェスト。つながりや必然性を取り除いていくと映画ってこんなふうにテンポの良い紙芝居になるんだなあと心から感心した。これが最近の流行なんだろうな。

「Let's豪徳寺
80年代的セックス感が、これでもかってくらい詰め込まれた、かつてのおとなの青春映画。かつて少年だった時代に思い描いていた当時の大人の世界がそこにあって、なんだかフワッと気分がタイムスリップ。みんな今よりエッチとかセックスに一生懸命だったんだなあと、しみじみ思った。

デスノート〜前編」
最初の10分はものすごく面白かったです。あとは余計でした。原作は中盤以降理解不能な攻防戦が繰り返されて、頭が良いはずが逆にみんなバカに見えるという壮大なギャグマンガになっていましたが、その辺は実はジャンプの黄金ギャグ漫画作者だった2人の裏テーマだったに違いないと思いたいです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/

スタンドアップ 特別版 [DVD]

スタンドアップ 特別版 [DVD]

スタンドアップ
旦那に殴られ、家出して、子連れで実家に戻り、父と同じ炭坑で働く決意をした女性の奮闘。超男社会の現場で疎まれ、壮絶にいじめられ、それでもどこにも訴えることができない女性労働者たちが「立ち上がる!」ってのがテーマかと思ったら、同じ炭坑で働く彼女の父親が「立ち上がる!」話だった。

ニコラス・ケイジのウェザーマン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ニコラス・ケイジのウェザーマン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

「ウェザーマン」
天気予報のアナウンサーとしてそれなりの地位を築きながらも実生活はどうにも冴えない男が、立ち直っていくコメディかと思ったらとんでもない間違いだった。男の求める成功ってヤツが、そのまま幸せに直結しないということをじっくり描いた真面目な映画。生前葬っていいなと思った。

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD]

「ALWAYS 三丁目の夕日
これなー、なんていっていいか、ほりきた。そう、堀北真希がすばらしかったです。ロクさんの設定を女の子に変えて大正解!全体的には原作の持つのどかで懐かしい感じよりは、大味な作りになっていて、それが正解かどうかはともかく、泣ける映画にはなったんじゃないでしょうか。

カスタムメイド10.30 スペシャル・エディション [DVD]

カスタムメイド10.30 スペシャル・エディション [DVD]

カスタムメイド10.30
おそらくは通常の脳みそでは絶対理解できない究極の××映画。奥田民生のライブに行きたくない女子高生が天使にチケットをもらって見に行くまでを、ちんたら描いた青春映画。なんでこんな映画が存在するのか、不思議としか言いようがない。

蝋人形の館 特別版 [DVD]

蝋人形の館 特別版 [DVD]

蝋人形の館
「24」のキムことエリシャ・カスバートがでてるっていうので前々からちょっぴり気になっていた一本。なんつーか、この娘は存在がエロいから、ホラー映画向きだと思っていたんだよね。もうバッチシヒット!いや、まじで面白かった。クライマックスで蝋の世界が溶けていくシーンは必見です!

「M:i III」
無駄なし!隙なし!文句なし!恐ろしくよくできたプロットとアクションの連続。そして世界の大スター、トム君のジャッキー・チェンばりの体当たりアクション。序盤からラストまで一瞬も気が抜けずに興奮しすぎて、気が変になりそうだった。久々に「終わらないで!」と叫びたくなった一本。

メゾン・ド・ヒミコ
ゲイのための老人ホームで巻き起こる人間劇。老いること、愛すること、側にいること、というテーマをコミカルに描いている、…らしい。ちまたでの評判は良いようだけど、正直個人的には共感する点が一点もみつからなくてとまどった。テーマは好きなんだけど、この映画はダメ。

ウォリアーズ [DVD]

ウォリアーズ [DVD]

「ウォリアーズ」
マンハッタンからコニーアイランドまで逃げのびるという至極単純なプロットの中に、男臭さ汗くささが映画からあふれ出してきそうなカルトバイオレンス作品の金字塔。なんで今更見たかっていうと、昨年末にアメリカでゲーム化されたヤツがすごく良いできだというから。日本版発売して!

新世紀エヴァンゲリオン 劇場版
〜DEATH&REBIRTH/Airまごころを、君に
まず、この作品から10年が経っていたという事実に驚き。今更というか、ブームが終わって時代が変わったときに一個の作品としてこの作品がどう見えるか、気になって劇場版4本を一気に見た。思うところはいろいろあったけど、当時一番消化不良だった「DEATH」が、不思議と一番面白かった。

「綴り字のシーズン」
キター!迷作との偶然の出会い。「スペリングコンテスト」をめぐる勝ち抜き+家族の絆系かと思ったら…。父親は子供依存、妻は泥棒常習犯、兄はナンパされてヒンズー教に改宗、娘は勉強のしすぎで神様のもとにトリップっていう理解不能の内容。仰々しい演出効果も重なったトンデモサイコ映画!

博士の愛した数式 [DVD]

博士の愛した数式 [DVD]

博士の愛した数式
ちょっぴり古くささを感じさせる音楽を含め、なんだか優しさが画面からこぼれてくるような映画だった。とにかく配役が見事で、特に成長した√くん(吉岡秀隆)の存在が映画的にはじつに良く機能していたし、数式も分かりやすく伝わった。たまにはこういうのもいいもんです。

サイレントヒル [DVD]

サイレントヒル [DVD]

サイレントヒル
ホラーゲームの映画化っていう枠を超えた大傑作!こいつはすごい。とにかく徹頭徹尾キモくて、恐ろしい。でもギャーっていう驚かし系じゃなくて、ジメーっとハデにぐんぐん迫ってくる。これは新感覚。で、たまったモヤモヤが最後に綺麗に解消されるのはゲーム的な爽快感でこれも新鮮。お見事!

日本沈没
非常事態にも関わらずいつも清潔な服を着てフットワークの軽い草薙くんと、訓練中に骨折する以外にあまり活躍しないレスキュー隊員の柴崎コウ。この2人が主役のはずが、やや出番は少なめ。感動的なはずの2人の別れのシーンや、柴崎コウがはじめて活躍するラストは思わず爆笑。ご機嫌な映画です。

銀色の髪のアギト 通常版 [DVD]

銀色の髪のアギト 通常版 [DVD]

銀色の髪のアギト
ガンダムにやられて、宮崎映画で育って、アキラでやられて、エヴァで再び目覚めて、ってして「なんか俺たちのアニメつくっぺ!」って夢見て、やってみたらなんか影響を受けたアニメの寄せ集めになっていて、残念!みたいな。でもね、その中でもがいてる姿が美しい、そんなアウトライン青春映画。

ハチミツとクローバー
マンガ版の最終巻を読んで信じられないくらい大きな声を出して泣いてしまいました。アニメ版も大泣きしました。でもこの劇場版だけは泣かずに冷静に温かな目で最後まで見ることが出来ました。関めぐみの山田さんがステキでした!森田っぽくないけど伊勢谷友介もよかった!よい映画でした。

「シンシティ」
友人の言葉を借りれば“ご機嫌な映画”いや、まさにその通り。そうとしか言いようがない。ドラマなんかないぜ、バイオレンスだぜ、カッコいいぜ!フォォォォォォ!つーわけで、確実に見る人を選びます。「カッコいい」に目がない人はぜひみた方がいいですよ。

SPIRIT(スピリット) 特別版 [DVD]

SPIRIT(スピリット) 特別版 [DVD]

「スピリット」
正直、評判がよかったので期待しましたが、作品としては面白くありませんでした。ただ、やはりカッチョいいリー・リンチェ先生のカンフーを久々にとくと拝めるという意味で、すばらしい作品なのです。豪華版DVDにのみ収録されたジェイ・チョウのPVもあまりにカッコいいので必見です。

時をかける少女
今年の夏一番の傑作ではないでしょうか?ものすごく温かくて、はかなくて、泣ける…。脚色とはなにか?演出とはなにか?アニメとはなにか?映画とはなにか?青春とはなにか?愛とはなにか?教えてくれるか分からないけど、感じることは出来ます。細田守監督「デジモン劇場版」以来、最高傑作誕生!
http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/

8月のクリスマス スタンダード・エディション [DVD]

8月のクリスマス スタンダード・エディション [DVD]

8月のクリスマス
もとの映画をみてないので、韓国版と比べてどうとか言えないのが残念でありますが、なんでこれを見たかといえば、関めぐみという女優を見たいという動機に他ならず、それ以外に想い出に残ったものは、主題歌くらいか。相変わらず良い声だ。

「エミリーローズ」
アメリカの裁判で初めて悪魔の存在が認められた、その奇妙な現象をめぐる裁判劇を映画化。仰々しいテーマでありながら作品が描くのは、少女と神父の約束を巡る絆の物語なのである。なかなか見応えのある作品だった。

「ミリオンズ」
強盗されたお金を純粋な子供が拾って、貧しい人に配ろうとするみたいな、どーでもいい話。見所といえばコントラストのハッキリした、まるでおもちゃ箱のような町の風景。まるで童話の世界。そこにちょっぴりオシャレなエスプリきかせてっていう、なんか最近の流行ぃみたいなぁ。

THE DESCENT [DVD]

THE DESCENT [DVD]

「ディセント」
怖い!怖すぎる!元来恐がりだけど、叫び声あげて、前の座席ガンガン蹴りまくって、何度かしょんべんちびりそうになった究極の恐怖映画。洞窟に閉じこめられる閉塞感、中盤以降の仰天展開、スピード感と爽快感、かすかな希望、そしてビターなラスト。もう徹頭徹尾完璧なホラー映画!最高。

ゲド戦記
“これは私の作品ではない。貴方の作品だ”とは映画を見た原作者ル=グウィンのことば。この映像化を託せるのは宮崎駿だけだと渡した原作権がどういうわけか聞いたこともないその息子の手に渡されて、半年ほどの短期間でインスタントに映像化されてしまった。駄作と言うなかれ、まっすぐなのだ。
http://www.ghibli.jp/ged/

「アップタウン・ガールズ」
ダコタ・ファニングという子役がこれから先、どんな成長をしていくのか、ジョディ・フォスターになるのか、ドリュー・バリモアになるのか…。いずれにしろイバラの道が待っていることだろう。そんな彼女は将来、きっとこの作品を見たときに、良い時代だったな…と振り返るだろう作品だ。

ファイヤーウォール 特別版 [DVD]

ファイヤーウォール 特別版 [DVD]

ファイヤーウォール
これはいわばハリウッド的「水戸黄門」とも言える一種の“お約束”作品。家族を誘拐されたお父さんが、家族を救うためにIT犯罪の片棒を担ぐものの最後は肉弾戦で殴り合ってメデタシメデタシ。知能犯の犯人は中盤からみんなバカになるし、IT犯罪は途中でどうでもよくなるし。見るのをやめてもOK。

「スティング」
文学的に言えば古典、ダンス的に言えばオールドスクールなあまりにも有名な一品。20年ぶりに見た。じつにオーソドックス、かつ実にスタイリッシュ。余計なモノがない。無理がない。浮ついてない。あまりにもよくできすぎていて、気持ち悪いくらいだ。いい!やっぱ、いいんだ!

ナイト・ウォッチ
たぶん素直な作り方をすれば、そこそこみれたCGアクションの佳作くらいには昇華できたはずが、ロシア的な「素直に描いたら負け」みたいな気負い(なんて安易な言い方)が足を引っ張って、すごくわかりにくい作品になってしまっている。この感覚は好きな人には、たまらないんだろうな。

PROMISE (無極) [DVD]

PROMISE (無極) [DVD]

「プロミス」
中国の昔話で出てくる「一人の英雄が千の牛をなぎ倒し」みたいな表現を実写でやるとかなり無理が生じるんだなということが立証された一作。今川版アニメ「ジャイアントロボ」を無理矢理映像化したような妙な空気感。物語は饅頭一個のために運命が狂った3人の男女のアホ復讐劇。徹底的にアホだ。

シリアナ 特別版 [DVD]

シリアナ 特別版 [DVD]

シリアナ
なんだか意味ありげなカットのつなぎと矢継ぎ早に場面の変わる展開で、物語をおいかけるだけで「ひーこら」いってしまう難解映画。じっと我慢して脳内でその物語をつないでみたら、いくつものドラマがそこにあって、そのうちの一つ、テロリストになってしまう少年の話に胸が痛くなった。

ディバージェンス ~運命の交差点~ [DVD]

ディバージェンス ~運命の交差点~ [DVD]

「ディバージェンス」
まったくもって、主人公たちが何考えてるのか分からず、復讐劇なのか、それとも友情ものなのか、それすらも理解できない不思議な空気で、その不思議さが一種のサスペンスの様相を呈していて、それはそれで面白かった。に、しても主人公がよく走る映画だった。

SPL 狼よ静かに死ね 特別版 [DVD]

SPL 狼よ静かに死ね 特別版 [DVD]

「SPL〜狼よ静かに眠れ」
こいつは、男気な映画だ。男前ですらある。いや、ディスイズOTOKOだ。なんだ?男だ!うるせー!つーくらい終始カッコいいのである。死にザマの美学!これぞ香港映画の真骨頂ともいうべき映画だ。そしてサモハンの肉弾アクション。巨漢が軽やかに動くその優美にココロ奪われよ!

アサルト13 要塞警察 [DVD]

アサルト13 要塞警察 [DVD]

「アサルト13」
田舎の警察署が武装集団に襲撃され、生き残った警察官と囚人が手を組んで武装集団に立ち向かうっていうアクション映画。数少ない味方が信用のおけない囚人たちっていうのがミソで、中も外も緊張感だらけの展開がつづく。意外なヤツがけっこう意外な動きをする、ある意味オハコな展開に拍手!

クラッシュ [DVD]

クラッシュ [DVD]

「クラッシュ」
最近の人間ドラマ・群像劇の中ではトップクラスの面白さだと思う。ドラマ展開よりは、あえてネチネチした怒りを高める演出で、人種のるつぼの中に暮らす人たちによる相互間差別の一触即発的空気をかもしていた。それでも希望を投げかけて終わるあたりに作品の凄みを感じる。

プライドと偏見 [DVD]

プライドと偏見 [DVD]

プライドと偏見
意外なことに、むちゃくちゃ面白かった一本。とにかく絢爛豪華な貴族の舞踏会、特にワンシーンワンカットでパーティの全景を見せる中盤のシーンは圧巻。物語はおとぎ話的、少女マンガ的メルヘンラブが炸裂して、その純粋無垢さにえらくココロを打たれました。

「エターナルサンシャイン」
記憶の中をさまようお話なだけにそのディティールの面白さを問われる作品だと思うのだが、残念ながら暗所の奥行きのなさやら、平凡すぎる精神世界が描かれていて、何の興奮もなかった。更には、記憶の外側にあるはずの現実の描写が軽薄すぎて、こちらも感情移入できず…。つまらん映画じゃった。

「マッチポイント」
アメリカを離れたウディ・アレンには反抗すべき対象が見つからなかったようで、ひどく平坦で何にもない心の内をそのまま映画にしてしまったような、そんな映画だった。サスペンス映画と言われている所以はラスト30分ほどに凝縮されていて、それも古典的オチすぎ。ヨハンソン鑑賞映画。

「太陽」
まずは、この映画が日本で公開された奇跡に拍手!すばらしい作品です!で、案の定、話題になるや劇場数増加、あれよあれよでテレビでも取り上げられて話題の映画に…。見るべき、見られるべき映画が話題が先行しないと上映されないという配給会社の底抜けなダメさが浮き彫りになった一本。
http://www.taiyo-movie.com/

スーパーマン リターンズ 特別版 [DVD]

スーパーマン リターンズ 特別版 [DVD]

スーパーマン・リターンズ
なにはなくとも爽快感!分かりきったアレを引きずる思わせぶりな展開やら、どうみても変身前後で変わらない新スーパーマン、ブランドン君はなぜ正体がばれないの?とか、そんな細かな事は気にしてはいけません。とにかく見事な復活を果たした、とだけ言っておきます。飛びます!

機動戦士ZガンダムII -恋人たち- [DVD]

機動戦士ZガンダムII -恋人たち- [DVD]

「機動戦士Zガンダム2〜恋人たち」
Zガンダムシリーズ最高傑作だと言われていのがこの第2章。どんなものかと期待してみたので、過剰な期待もあったのだと思います。そうだと思いたいです。きっと期待しすぎたのがいけなっかたんだと思います。期待しないで見てみてください。

親切なクムジャさん
ものごっつい我慢を要求される映画です。映画を見ると言うことはある意味「耐える」ことに近かったりしますが、その意味ではきわめて映画的な映画といえるでしょう。なにが「親切」なのか、なにゆえに「親切」なのか、その意味が分かったときに「うげーーー」ってなりますよ。がんば!

ダイヤモンド・イン・パラダイス
われながらよくこんな映画を見たなと思うよ。ダイヤモンドをめぐるFBIと泥棒との争奪戦みたいな、ゆるーい話です。見所はどこですか?って聞かれたら、ものごっつい悩みます。悩みすぎて寝てしまいます。あ、今は亡き名優クリス・ペンが出てます!

マイアミ・バイス [DVD]

マイアミ・バイス [DVD]

マイアミ・バイス
軽いノリのテレビ版の印象が強くて、というかそのノリが本当に軽かったかどうか、曖昧なんだけど…。すごくヘビーな映画だった。物語が全然説明的でなくて、それがすごい緊迫感を生んでいた。銃撃戦はまるで戦争のようなリアルさで、クライマックスのドンパチは音がでかくてマジで怖かった。

クレージー黄金作戦 [DVD]

クレージー黄金作戦 [DVD]

「クレイジー・黄金作戦」
一年に一度なぜか無性にクレイジーキャッツの映画を見たくなったりして、なんとなく借りてきた一本。これはあれですね。インド映画ですね。ラブ、アクション、コメデ、ミュージカル、海外ロケ、ヘンテコ外人、なんだかわかんない物語、無駄に長い尺…。ううん癒される!!

「もしも昨日が選べたら」
人生をコントロールできるリモコン、いわばドラえもんの秘密道具的なお話なんだけど、やっぱ道具じゃヒトは幸せにはなれないんですよ。見所は一気に歳をとったり、デブチンになっていく主人公の変身っぷりなんだけど、後半は「時間」と「家族」の大切さに気づかされて号泣してしまいました。
http://www.sonypictures.jp/movies/click/

「ステイ」
なにかうっかり書いてしまうと、ネタバレになってしまうので書けないのだけど、この映画はたった一つのことをものすごくうまく表現した映画です。パッケージのあらすじを読んでも、中身と全然リンクしないほど説明するのがややこしい話なんだけど、たった一言で説明できる希有な映画です。

Vフォー・ヴェンデッタ 特別版 [DVD]

Vフォー・ヴェンデッタ 特別版 [DVD]

Vフォー・ヴェンデッタ 特別版」
からしいビジュアルのコミカルヒーローものかと思ってみたら、えらく哲学観念的政治思想気味のややこしい展開目白押しの複雑映画で、何分かおきに眠気が、ああ。と思っていたらいつの間にか終わってた。さて、ぼくは最後まで見ることが出来たのか!?じつは自分でもわからない。

RIZE [DVD]

RIZE [DVD]

RIZE
「踊ってるんじゃない、闘ってるんだ」ていうコピーと、ポスターの写真があまりにも格好良くてそれだけでDVD購入。LAのギャング抗争に取って代わったクラウン団のダンスバトルを追ったドキュメンタリーなんだけど、運命の皮肉、そして人間性の根源を考えさせられる素晴らしい作品だった。

かもめ食堂 [DVD]

かもめ食堂 [DVD]

かもめ食堂
前に飲み屋でフィンランド人と日本アニメについて熱い談義を交わしたことがあるのだが、あちらでは日本アニメの評価がすごく高くて、この映画でも冒頭“ガッチャマンの歌"が縁で、フィンランドの青年と主人公2人が出会うというエピソードがあって、なんか嬉しくなった。ってこれ日本映画だった。

キンキーブーツ [DVD]

キンキーブーツ [DVD]

「キンキーブーツ」
つぶれかけの紳士靴工場が生き残りのためにドラッグクィーンのための頑丈なセクシーなブーツを作るって話なんだけど、これがすごく元気になる感動作に仕上がっていた。キレイでもなんでもないゲイの大男が本当に美しく見えてくる、これこそまさに本物の芸(ゲイ)だ!

実写映画 テニスの王子様 プレミアム・エディション [DVD]

実写映画 テニスの王子様 プレミアム・エディション [DVD]

「実写映画・テニスの王子様
おそらく少林サッカーをねらったつくりなんだろう、確かに予告編のテニスの魔球合戦にはスピード感があり、それなりに期待していたのだけど…。なんだこのダメダメな構成と演出は…。物語に盛り上がりも何もない。最後は思わず苦笑い。もったいない。

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 [DVD]

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 [DVD]

ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島
トキカケの細田守監督の作品ということで見てみた。美術がすさまじくよくできていて、スケールの大きさを感じさせるには必要十分なボリューム感。人気マンガの映画化ということではこの方向性は実に潔くて素晴らしい。子供たちは大喜び!ってラストはすごいグログロだったけど…。

インサイドマン」
すごく単純な発想なんだけど、確かに銀行強盗の手段としては画期的な方法でみごとに獲物をゲット。で、なんかちょっとだけ社会性のありそうなテーマに結びつけてる感じなんだけど、どうもそこの部分が余計で、単純にクライムムービーとしてくれてたら面白かったと思う。

イーオン・フラックス
この映画できわめて人間的ではない動きをするシャーリーズ・セロンはやはり女優であって人間ではないのだろうなと思われ、「綺麗なだけじゃないけど、なんですか?」と余裕カマされてる気がしてなりません。ストイックに身体を作り込んでも、それがこの映画じゃな…とかわいそうに思いました。

容疑者 室井慎次 プレミアム・エディション [DVD]

容疑者 室井慎次 プレミアム・エディション [DVD]

「容疑者室井慎次
え?うそ?冗談でしょ?ってくらい、なーんにも起きないで、いつの間にか終わってしまった印象の強い、存在感の薄い映画だった。なにか悪い夢でもみていたのでしょうか?無意味なスピンオフを続けるのは健康的に良くない気がしました。

明るい離婚計画 [DVD]

明るい離婚計画 [DVD]

「明るい離婚計画」
離婚通知をどこの州のどの法律の元で受け取るかで、大きく財産分与に影響が出るっていう駆け引きのドラマが、なぜかどたばたアクション映画に。久々にブルース・キャンベルをじっくりおがめるところがポイント。“フレンズ"ファンには主演のマシュー・ペリーの声が水島裕でなくて少し違和感。

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女 [DVD]

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女 [DVD]

ナルニア国物語・第一章:ライオンと魔女
長らくDVDラックの上でほこりをかぶっていたのだが、このたびようやく鑑賞。なぜにそんなに長いこと放置されていたのか、イマイチよくわからないけど、なにか「見てはいけない」オーラが漂っていて一歩がふみだせないでいた。意外にもあさっりしたテイストで、食べやすかった。

フラガール
蒼井優のフラダンスがまじですげーよ。だてに2歳からバレエやってないね。やっぱ芸をきわめた人がちゃんと「いい仕事」をすると映画が引き締まります。ここを失敗していたら確実に学芸会だよってところでみせるそのワンシーンは本当にすごい。音楽、構成共によくできた作品だった。
http://www.hula-girl.jp/

ジャケット [DVD]

ジャケット [DVD]

「ジャケット」
精神病院で殺された自分の死因を未来にトリップした自分が解明するというぶっ飛んだプロットの物語。冒頭からショッキングな展開の連続で恐ろしげな展開をみせるかと思いきや、これがけっこうキレイな話に仕上がっていて、心臓の弱い人でも十分楽しめる内容になってます。面白かったです。

ブラック・ダリア
良くも悪くも“デ・パルマ"映画。ちょっと古めかしさを感じさせる安定感のある画で、展開もおとなしめ。それを好むか好まないかで映画の評価は大きく変わってくるのだが、いずれにしろ目茶苦茶複雑なプロットをうまいことまとめた手腕はさすがである。事件が起きる瞬間までの長回しがステキ。
http://www.black-dahlia.jp/

スネーク・フライト
飛行機が毒蛇の大群にジャックされちゃって、ああ大変!!ていう「B級映画」の典型のような作品。内容もまさにB級を意識した素晴らしい開き直りっぷりで、蛇嫌いなのに思わず大興奮して、最後は無実な蛇たちに同情までしてしまった。いや〜ばかばかしかった。
http://www.movie-eye.com/snake/

オーメン666」
06年6月6日世界同時公開という凝りに凝った趣向で公開された割に、何の話題にもならず記憶から消去されたリメイク作品。大ざっぱな印象で言えば、オリジナルに忠実にリメイクされすぎていて、その差が分からないほどで、作った意味がどこにあったのか、しばし考えてしまった。

ブギーマン [DVD]

ブギーマン [DVD]

ブギーマン
一見ホラー映画ですが、あんましホラーホラーしてなくて、かなり安心して楽しめる映画なので、ホラーは苦手って人にこそ見て欲しい、そんな映画です。なにせ暗闇恐怖症の男が、トラウマを克服するっていうおあつらえ向きのテーマだったりするのでバッチリです!

プロデューサーズ
ばりばりのミュージカル作品なので、たぶん舞台でみた方がはるかに面白いんだと思うんだけど、けっこうバカ映画テイストなんでその意味では映画的に成功している一作。にしても、久々にみたマシュー・ブロドリックがこんなに歌える人だったんだというのが、何にもまして驚きだった。

隠された記憶 [DVD]

隠された記憶 [DVD]

「隠された記憶」
衝撃のラストに全世界が驚愕!したらしいけど…。なんじゃそりゃ!?必然性を欠いた見事な脚本、説明を排除した思わせぶりな展開、見る者の想像力に任せるっていったって、それは少し乱暴すぎないかい?どうやらぼくには映画を理解する力が不足しているようです。評価は高い映画です。

キスキス バンバン -L.A.的殺人事件 [DVD]

キスキス バンバン -L.A.的殺人事件 [DVD]

「キスキス バンバン−LA的殺人」
こそ泥とゲイの探偵が主役のクライムアクション。そのキャスティングが抜群なんですが、今をときめくミシェル・モナハンが惜しげもなく肉体を披露ってことで、もうめろめろです。個人的にはドアに挟まれて指がちぎれるって描写のあっさりした感じが妙に印象的でした。

ククーシュカ ラップランドの妖精 [DVD]

ククーシュカ ラップランドの妖精 [DVD]

ククーシュカ ラップランドの妖精」
戦争中の山奥でまったく言葉の通じない敵対する兵士2人とひとり孤独に暮らす女とが出会い、奇妙な共同生活を始めるというお話。とにかく面白い!そして深い!言葉というコミュニケーションがいかに不自由であるか、それがかみ合わない様が実におかしいのだ。とにかく素晴らしい。是非見て!

ダーク・ウォーター
仄暗い水の底から"のハリウッドリメイク版。これが実にうまいことできていて、きちんと“仄暗い水の底から"していた。水と霊の相性って、お国が変わってもすごくよろしいようです。ただどうしてもアメリカンな軽さは入りますが…。にしても、ジェニファー・コネリーはすっかりお母さん役者ですね。

プライマー [DVD]

プライマー [DVD]

「プライマー」
タイムスリップものの映画だというので楽しみにして借りてきたのですが…。びっくりしました。なにせあまりにも物語が難解すぎて、冒頭から1ミリも理解できませんでした。理系の人だと5回くらい見るとおもしろさが分かるらしいのだけど、そんな根気ありません。てか、それって本当に面白いの?

「フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い」
4人の悪たれ野郎が、殺された養母の仇を討つために事件を追うって話。この悪たれ野郎どもがやばいくらいの暴れまくるので、正義のための敵討ちなのか、趣味なのかよくわかんない。それにも増して敵も暴れまくるのでバランスは取れてるのかも。とにかく町ん中の銃撃戦はやばかった!

ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]

ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD]

「ヒストリ−・オブ・バイオレンス」
不条理な暴力そのもののようなオープニングから、何が起きるか分からない緊張感が画面を支配し、そこで起きた小さな事件が、愛に満ちた平和な家族を大きな悲劇を巻きこんでいく。この映画、とにかく怖い。じわじわ怖い。理屈の通じない人たちっていうのが、やっぱり一番怖いんだと思った。

ステップフォード・ワイフ [DVD]

ステップフォード・ワイフ [DVD]

「ステップフォード・ワイフ」
理想の妻たちばかりが暮らす街、その街には秘密があったって話なんだけど、秘密以前の違和感が邪魔してそれを知りたいとも思わなかった。30年ぶりのリメイクということで、物語には時代に合わせた「ひねり」が加えられたらしいが、オリジナルを見てみたいものだ。

天城越え [DVD]

天城越え [DVD]

天城越え
はじめて見たんだけど懐かしい映画だった。というのもずっと昔、父親と伊豆の山道をひたすら歩きながら、「ここが天城越えの舞台だ」「だいたいこの辺で人を殺した」とか、そういう話をしていて、それがずっと残っていて、ああなるほどこういう映画だったのか、と。田中裕子すごすぎです。

暴力教室 [DVD]

暴力教室 [DVD]

「暴力教室」
昨今の教育問題に対して何かしらの答えみたいなものを求めて鑑賞。松田勇作×館ひろしの喧嘩バトル!妹をレイプした相手と分かり合っちゃうほどに拳のぶつかりあいには意味があるんだという肉弾主義的思考。なんつー濃ゆい映画なんでしょう。暑苦しくて脂汗がでてくるぜ。

「アンノウン」
密室に記憶をなくした5人の男、3人は誘拐犯、2人は誘拐された被害者。仲間が戻ったら2人は殺される。脱出できない密室での心理合戦がすごい緊迫感で、完全に設定勝ち。いわゆる「ソウ」以降の心理サスペンスとして完成度はかなり高い。ただ思った通りの展開過ぎてちょっとだけ脱力。
http://www.movie-eye.com/unknown/

カーズ [DVD]

カーズ [DVD]

「カーズ」
精神的にかなり弱っている状態で見たので、なんかこういうシンプルなものが妙に心に響いたりします。いや、ほんと精神を病んでるんだなと思いました。人(いや車か?)は、一人(一台か?)じゃ生きていけないんだなと思いました。なんか泣いてました。ああ、やっちゃった。

プラダを着た悪魔
いわゆるOL的サクセスストーリーやシンデレラストーリーを期待すると肩すかしをくらうかもしれないけど、仕事に対する姿勢を問う映画としてみたらすごく楽しめた。メリル・ストリープの演技が抜群で、悪魔のようなたたずまいの中で時折みせる人間的弱さがなんともいえず素晴らしかった。
http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/

大停電の夜に
この間「吉川晃司ってかっこいいよね」とS出版のBさんに言ったところドン引きされてしまったのだけど、やっぱり吉川晃司ってかっこいいと思います。たぶんそのすり込みは大昔、初恋の相手がコンプレックスのファンだと知ったとき植え付けられたのだと思います。

レジェンド・オブ・ゾロ
なんで今さら続編が作られたのか?誰も待っていなかった「マスク・オブ・ゾロ」の続編。予想を越えて面白かった前作のプレッシャーは相当強かったようで、開き直って「ヒーローはつらいよ〜家族の絆編」みたいなコメディにしてみたけど、正解だったのかどうかは、ノーコメントで。

この胸いっぱいの愛を
大好きなタイムトリップもの、しかも過去の自分に遭遇するというお涙ちょ−だいもの(泣けなかったけどね)。で、キャスティング的にクドカンがすごく良かったです。こういう抜けた演技までできて、「hon-nin」に連載中の小説も面白いし、なんかずるいですよ。

「007カジノ・ロワイヤル
ボンドものとしてどうなのか賛否両論あるかとは思いますが、僕は大傑作だと思いました。特に冒頭の爆弾テロ犯とボンドのチェイスシーンは圧巻。身体能力抜群の犯人を追いかけるのに、運動神経+知能で軽々と追いついていく見事なプロット。このシーンを味わうだけでも十分に価値のある一本です。
http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale/

ブレイブ ストーリー [DVD]

ブレイブ ストーリー [DVD]

ブレイブストーリー
純真さとその中に生まれる悪意みたいなものが世界の未来を左右してしまうお話に思えたんだけど、どうにも色んな要素をはしょっているみたいで、テーマが何なのかわかりにくかった。原作が超長編だから仕方ないのかな…。「アギト」「ゲド」にも通じる“まっすぐ”なアニメでした。

「パプリカ」
夢と現実がごっちゃになる映像的な面白さを体験する映画。ビジュアルは面白いし一見の価値は絶対にある。だけどあまりにも作り込まれすぎていて夢っぽい感じが薄いかなという印象があった。もっといい加減でもっとバランスを欠いた世界が展開されていたら大好きな映画になったと思う。
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/

続拝啓天皇陛下様 [DVD]

続拝啓天皇陛下様 [DVD]

「続拝啓天皇陛下様」
仕事の資料で見ました。「続」の方もみていた気がしたんだけど、完全な勘違いで「続」は初見でした。運命に翻弄されながらも淡々と生きていくオトコの話だったんだと思うんだけど、あまりに淡泊すぎて、どこに感情移入したらよいものやら…。

エラゴン〜意志を継ぐ者」
ドラゴンが飛び回って、それに乗ってジェットコースター感を味わう映画なので、もちろん劇場で見なければ意味がないのだけど、やはりそれよりも遊園地のアトラクションで体験したい感覚だ。…なるほど、アトラクションサイズの物語だったのはそのためか!
http://movies.foxjapan.com/eragon/

「武士の一分」
ものすごく素朴で地味な話である。にも関わらず映画館をいっぱいにしてしまうほどの力を持ち得たのは、ひとえにキムタクの起用という部分が大きかったのだと思う。珍しくHP上にもキムタクの画像があって、力の入れ具合は相当だったのだろう。Jアカデミー辞退もごりっぱ!よくわからんけど。
http://www.ichibun.jp/

神の左手 悪魔の右手 [DVD]

神の左手 悪魔の右手 [DVD]

神の左手悪魔の右手・劇場版(実写)」
原作のどうしてこの話を映画化したのかがわからないけど、楳図かずおワールドを昔ながらのB級スプラッターのノリで映像化してそのテイストを再現しようとした痕跡だけはそこかしこに見られて、小さな意欲作だったのではないかと思います。

ユナイテッド93
911テロで唯一標的に到達できずに墜落したハイジャック機を管制塔側、機内の両側から描いたドキュメンタリータッチの再現ドラマ。結末は分かっているんだけど、最後の瞬間に大きな衝撃と、どうしようもない無力感に襲われる。とにかく響く映画です。そしてこの機名を生涯忘れないでしょう。

2番目のキス
私の彼は野球オタクそれも熱狂的ファン!って映画。ファレリー兄弟にしてはじつに普通の映画を撮っているんだけど、これが実に面白かった。松坂が行くレッドソックスがテーマな映画だけに日本でのレンタル回転率あがるんじゃないかなと思ったら、そういう売り込みはないんだなあ。

マンモス [DVD]

マンモス [DVD]

「マンモス」
ようは太古の昔に凍り漬けになったマンモスが蘇って人間を襲うって話なんだけど、そこに宇宙人が出てきたり(ってどう絡んだのかは分からなかったけど)、家族の絆の話が絡んできたり、B級要素をテンコ盛りにして、なんだか理解できない珍品のいっちょあがりみたいな。変な映画でした。

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション [DVD]

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション [DVD]

パイレーツ・オブ・カリビアン:デッドマンズ・チェスト」
どうやら空前のヒットを放った一作らしいけど、どこが面白いのか、さっぱり何にも分からない映画だった。前作の筋を覚えてないからっていうのもあるかもしれないけど、この映画の登場人物達はいったいなにがしたかったんでしょうか?で、最後なんであんな結末になったんでしょうか?誰か教えて!

ドラえもんのび太の恐竜2006
「声が変わりましたよ」的なことを改めてお知らせする意味でのリメイクなのか、ほぼオリジナルのコピーのような作りになっていて、ほぼ安心してみていられる。しかしグネグネ動くCGに少し酔う。あの傑作をリメイクする意味があったのかどうか、大いに疑問。