11月1日
・どうだい、東大は?
かしこい人たちの園、東大で撮影。なんつーのデザイナーな僕なんてのは、現場じゃただボーーーっとしてるくらいしかすることがないので、ずっとボーーーーッとしてようかと思ったけど、それも退屈だから、「いいねぇ、いいねぇ、まいて、まいて、そこで笑って、はい、ケツカッチン」って具合にずっと叫んでた。のどが枯れた。
夜、「こどじ」へ。星さんの写真展初日。哀しい写真だった。
11月2日
・カレーなる一日
3日目のカレーをカレーうどんにしていただく。
夜、恵比寿のイタリア料理屋「ヴィトリーチェ」でディナー。
こぢんまりとしたアットホームな店で、雰囲気はよくなかなかくつろげた。
11月3日
・装丁内
文化の日らしく、文化的な生活をエンジョイ!
装丁のイメージ作りを2本、新聞広告のデザインを一本。
11月4日
・なんでもない一日
6時起き、ジョギング、出社、昨日作った広告の直し、12月のイベント用の看板・ポスター・チケットなどデザイン、広告入稿、イベント系ホームページのリニューアル、既刊本の帯・ポップ等拡材のリニューアルデザイン、先日東大で撮影した写真のセレクト&装丁イメージ作成、新刊紙セレクト、編集会議参加、小学館コミックス色校のチェックなど。16時間飯も食わずに動き回ったようだ。ああ、ビールがうまい。
11月5日
・ヒルズでパーてぃ
早朝六本木ヒルズへ。ティーパーティ。のお手伝い。会場にいるといろんな人と話さないといけないので、なるべく人のいないほう、いないほうへ。そう、すみっこが好きなんです。
夕方帰宅。疲れやした。
「レイジ34フン」
ロンドン発、地下鉄ホラー。0:34の終電が去ったホーム、取り残された女、忍び寄る影。しっとりじとじとホラーのような設定。でも、ふたを開けたら「13日の金曜日」か「ジ−パーズクリーパーズ」か、みたいなド派手クリーチャー映画だった。しかし邦題の付け方のセンスだけはグッドだね。ロンドンじゃこの映画の公開で地下鉄利用客が減ったそうだけど、それってもしかして世界一高い乗車賃のせいなんじゃないの?
「事件」
恥ずかしながらこの大傑作を今さらながら初めて見た。これはすげえ。そういえばドラマにワクワクするなんて最近とんとなかった。それにしても法廷での証言を中心に、限定された舞台の中でこれだけのエンターテインメントをみせてしまうのはとんでもないことだ。“逆転裁判”ファンのみなさんに是非オススメしたい。
「探偵事務所23 くたばれ悪党ども」
清順先生にはお酒やらお寿司やらご馳走になったりして、えらくお世話になったのですが、まだまだ見ていない作品がたくさんあります。これもその中の一本。テンポのいいハードボイルド、コメディ。すばらしいエンタメ映画でした。
「家族」
1970年、長崎の炭坑から北海道の開拓村を目指す家族の長い長い旅路。まるで彼らと旅をしたかのように、思い出すだけでじわっとあついものがこみあげてくる切なくも温かい物語。これはエンタメ映画としてすぐれた作品である。しかしこの映画において最も重要な要素は「いつ」「どこ」がはっきり描かれているところにある。「1970年の日本の姿」がしっかりそこに描かれているのだ。時代をおいて見てこそ見えてくる作品の真価、まさにそれだ。
11月6日
・ゴールデン大将
今日は年に一度の祭典、新宿ゴールデン街の麻雀大会だった。この日ばかりは、普段はいかつい顔してブイブイ言わせているそっち系やアッチ系や業界系の大物・小物さんたちが、子どものような顔して「ポンポン」「ごめんチー」「でちゃったロン」と無邪気に大はしゃぎ。でも、その内実はシビアなやりとりがあったりするので、優しい顔してみんな悪魔だぜって、思っちゃったぜ。
11月7日
・食欲食思で召し上がれ
最近やけに腹が減る。何か食いたい。ああ食べたい。食べたい、食べたい。
よくわからないけど夕方出社、1時間作業して早退。
食べたい、食べたい、と頭の中。
4日分の食料を買い込んで帰宅。ああ、食べたい食べたい。
11月8日
・こもりっきりデイズ
引きこもり1日目。
「ERシーズン9」1〜3巻 「鬼嫁日記」「1リットルの涙」などみる。
むしゃむしゃ鍋とかパスタとかチョコとかパクつきながら。
11月9日
・こもりっきりデイズ2
引きこもり2日目。ほとんど寝てない。
「白い巨塔」(田宮次郎)にしぼって1〜4巻までみる。
台所の電球が切れてしまったため、仕方なくダイエーへ。
11月10日
・こもりっきりデイズ・完結
引きこもり3日目。寝てない。
夕方までに「白い巨塔」5、6巻をみる。
さて、この3日間の成果を持って出版社巡り。
この3日間で雑誌一本、書籍3冊分のデザイン完了。
最終地点小学館に入稿をすまして、IKKI編集長とうどんを食してほっと一息。
ねむねむのぼんやり頭で、イラストレーターさんと「こどじ」「石の花」とG街めぐり。
11月11日
・気を失って
ディスカバー21に装丁、デザインのゲラを持って参上。
日本実業出版に装丁入稿。
夜、友人2人と幡ヶ谷にある劇ウマ焼肉店に肉肉しいアレを食いに行く。
ロースでもなんでも生で食えるほどフレッシュな店。やられるうまさに気を失いそうになり、新宿のリットバーでドライマティーニをがぶ飲みして本気で気を失って行方不明。
11月12日
・なにをしていたんだ?
夜中、友人とはぐれ、まったく記憶がないまま明け方の新宿で記憶を取り戻す。
鞄にはなぜか「ソウ2」のパンフレットが。
いったいどうしたんだ、おれは?
その後も記憶が曖昧。たくさん買い物して帰宅したようだ。荷物がいっぱいだった。
11月13日
・娯楽的快楽空間
寝過ぎた。明け方、ぼんやり頭で「プリンセス・ピーチ」を完全にクリア。がんばった割にご褒美はいまいち。でも喜怒哀楽を使ったゲームシステムはなかなかおもしろかった。
DS「だれでもアソビ大全」PS2「ワンダと巨像」を始める。
「サハラ〜死の砂漠を脱出せよ」
最近流行のトレジャーハンターアクション冒険活劇。宝探しにあまり面白い仕掛けを思いつかなかったから、疫病とかWHOとか絡めて、少しコクをだしてみたようだ。味わいもへったくれもないけど、この浮遊感というか、いい加減さは、馬鹿にできない何かを持っている。バカぜんかい大爆発!
「ハサミ男」
前半で完全にネタバレ。いまいちすぎて原作に興味がわいた。
「宇宙戦争」
DVD買った記念に一度はみておこうかと。カメラワークなど何でもないシーンですごいことやっていて、改めてうなりをあげた。
「狂った果実」
うかれすぎ!でもなんつーか湘南って、すごくハイソな世界だったんだな。憧れます。
「新幹線大爆破」
けんさーーーん!かっこよすぎるよ、健さん。それに尽きました。そして妙に狂乱しまくってる予告編もよかった。
「ワンスアポンナタイムインチャイナ・天地大乱」
学生の時、ファンタスティック映画祭で見て以来、久々の鑑賞。色あせるどころか、すごく新鮮な驚きと感動。やっぱ、傑作だよこれ。
11月14日
・鬼の面
「白い巨塔」9巻・完結
回を重ねるごとに鬼の形相へと変貌していく田宮次郎。これって演技?と疑問に思うほどすごい。まるで般若の面のような顔になっていく。そして最終回終了後の自殺。とにかく言葉を失うほどにおもしろいドラマだった。
日本橋にて、星加海個展。銀座にて、祖父江慎コズフィッシュ展。
大いに刺激を受け、スランプ脱出。って、おれスランプだったの?
11月15日
・ピリピリ
書籍入稿直前のピリピリデイ。諸々最終調整と確認、夜、入稿。
おわったーーーーー!
11月16日
・匠モス
昨日一冊終わったと思ったらまた今日から別の本に取りかかることに。
昼、モスバーガーを食べに行く。初匠バーガー。皿が豪華。
家に戻ってまた仕事。ああ、徹夜。
11月17日
・インフル予防
昨日のデザイン成果をプリントアウト。よいねぇ。でも、この作りは金かかるなぁ。もしかしたらやり直し?考えるのが面倒になったので、インフルエンザの予防注射を打って、早めに寝た。
11月18日
・色校続々
超ロングでヘビーな会議が終日。その間に続々といろんな出版社から色校が出てきたので、片っ端からチェック。入稿したことを忘れていた携帯ストラップなどもできあがってくる。
11月19日
・ご近所コミュニケーション
朝から自治会行事・近所の公園の掃除。近所の奥様方とコミュニケーションを少々。これ重要。近所で工事中のアレはなんなのかとか、発見いろいろ。
11月20日
・ご紹介
大したことじゃないけど緊張しました。
11月21日
・無駄遣い
一ヶ月前の日記を更新。
まだ「ファミコンウォーズDS」にすら手をつけてないのに、「ポケモン不思議のダンジョン・青の救助隊」購入。やるのかな…。
3日かけて作り直したデザインを印刷してみる。ううううん、まだイマイチ。
四谷三丁目に新しくできたラーメン屋に行ってみる。オープン間もないのにガラガラ。味は悪くないに、なんで?
11月22日
・ユマじゃなくてウマ
ユマ・サーマンのお友達の某画家さんよりお願いメールが来たので、ユマ様のためならと、ちょちょいとお手伝い。えと、正確にはユマじゃなくて、ウマと読むそうです。
こっそり、ひっそり、息抜きにディズニーシーへ。平日はすいていて快適。ビール飲んで、ビール飲んで、ビール飲んで、とりあえず仕事は忘れた。
11月23日
・ニューマック
早朝、昨日依頼された広告のお仕事をサクっと仕上げる。
昼、ふらっと新しいマックを買いに電気屋へ。
買ってしまった新マック。
買ってしまいましたよ、ソフト一式。
買わなきゃいけなくなりましたよ、フォント一式。
金がゴミのように消えていきます。
この調子でいくと0一個増えそうです。
夕方から諸々設定していたらいつのまにか朝。
「50回目のファーストキス」
毎日記憶がリセットされてしまう美女に一目惚れしてしまったモテモテ男が大奮闘。ドリュー・バリモアに一目惚れするか?って疑問はおいといて、とにかく翌日になると記憶を失う彼女を毎日自分に恋させなきゃいけない。毎日が初めての出会い、毎日が恋の始まり、毎日がファーストキス、毎日が日曜日、祭だ祭だ、わっしょい、わっしょい。って、…なんとも微妙なこの映画が意外なことにすごく面白かった。
11月24日
・偏頭痛?
睡眠不足のせいなのか、頭が重い。そのせいか集中力が保てない。校正作業に力が入らない。これもしかして言い訳ってやつですか?
「おいでよ どうぶつの森」にて気ままにスローライフはじめる。
11月25日
・父の命日
あれから5年たちました。頭痛はまだ治らない。飲めば治るかと思い終電間際の時間で新宿へ。思い出の店で懐かしい人と酒。その後友人と待ち合わせてカラオケへ。
11月26日
・二日酔い+α
頭痛は治るどころか、二日酔いがプラスされて最悪の状態に。飲めば治るなんてどうして考えたのやら…。
「鉄人28号」
鉄人の影がグンと少年に伸びて、「最後に勇気をふりしぼったのはいつですか?」とコピーのはいる最初の特報を見たとき、なんだかいい予感がしたんだけど、正直がっかりのデキだった。ロボットものとしておさえておかなきゃいけないツボが見事に全部はずされていて、ケレンミも深みも何もあったもんじゃない。どう作り間違えてもここまではひどくならないだろうってほど最低だった。
「甘い人生」
タイトルからは想像できないほど血みどろバイオレンス。でも美しく描かれた世界に心奪われた。欲を持たず、ただ忠義に尽くしてきた冷酷で美しいヤクザ。彼がほんの少し人間らしい感情を抱いてしまったときに訪れる不幸。不条理な組織からの死の宣告から逃れ、彼は自分がなぜ殺されなければならなかったのか理由を探しはじめる。ヤクザの親分、殺し屋など脇役たちがよかった。
11月27日
・IQ
テスト・ザ・ネ−ション。IQは106でした。
TVCMを記憶問題に使うのはいいアイデアだと思った。
「奪還・DAKKAN」
テレビでやっていた。頭痛がひどすぎてちゃんとみれなかった。
11月28日
・どたばたで入稿!
このあわてっぷりは何?とてつもなくいやな予感。
11月29日
・おどろいた!
ああ頭痛がひいた。もしかして昨日入稿したおかげ?!え!?
「地球を守れ」「犬神家の一族」「24シーズン4」1〜3巻を見る。
今日って平日だよね?いいのかなこんな生活して、ってくらいだらだら。どろどろ。ぼろぼろ。
でれーっといろいろ見ていたけど、「地球を守れ」で目が覚めた。なんつー映画を作るんだ韓国って国は。一見するとサスペンス、でもその実はSFキチ○イ拷問映画、それが一転して予測不能のぶっ飛び展開をみせる。一筋縄じゃ行かないっていうのはこういうのを言うんだろうな。うなりっぱなしだった。
11月30日
・早っ!
行き道に「夜回り先生2巻」を入手。見本が届く前に買ってしまった。ディスカバーにて「あっというまに東大だ!」の見本をもらう。ついこの間入稿したと思ったらもうできてきた。早いなぁ。会社に行ったら「出来る人は、…」の見本が届いていた。これもこの間入稿したばかり。
3冊ともに今月デザインした本。かなりあわただしかったけど、どれもよいできで、かなりうれしい。テンションあがる!(ただ誤植も同時に見つけちゃったりして…)
怒濤のような11月も今日でおしまい。
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