まんせきでしたよ

「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」を見た。

ふだんはスポーツには1ミリも興味ないんですが、それでもWBCはリアルタイムで全試合テレビで観ていて、あれって3月の話だったんですね、もう1年くらい前のことかと思った…ってくらいのにわかにも満たないにわかなんで、WBCのドキュメンタリーなんて言われてもピンとこなかったんですが、あまりにも評判がいいので劇場に行ってきました。驚くことに、平日なのに満席。こういう映画を満員の劇場で見るのはまた感動一入です。いや、正直、びっくりするくらい闘志がたぎる熱い映画でした。改めてマンガみたいな大会だったなと思いました。ラストに大谷とトラウトが対決するなんて、偶然にしてもよく出来すぎてる。大会が終わってそれほど時間を空けずにこれを公開したのはいいですね!まだ熱が冷めてない感じ。スピード感は大事です。大会が運営と選手側からこう見えてたんだっていうことがしっかり伝わるシンプルな構成もオーソドックスでよかった。超人たちの戦いの舞台裏。ダルビッシュのちょっとしたアドバイスで劇的に投入が変わる佐々木朗希だったり、腹に打球がモロに当たってるのに腹筋に力入れてたんで大丈夫ですよって笑ってる佐々木朗希だったり、その直後にホームラン打たれてベンチに下がった後廊下で泣きじゃくってる佐々木朗希だったり、緊張はいいんだよ、緊張しないと筋肉が固くならないからって言って球場に向かう誰だったか投手だったり、言葉の分からないヌートバーを迎え入れる選手やコーチ陣の気遣いの細やかさだったり、大谷という人の存在感の大きさだったり、レベルの違う世界の人たちのすさまじい世界が垣間見れてとてもよかった。そしてなんだか泣いちゃいました。いや熱かった!見ておいてよかった。

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