さようなら2008(1)

さようなら2008年!終わりゆく1年をおしみつつ、今年見た映画の超適当感想を嫌がらせのようにアップします。1月1日~6月30日まで見た順通りです。

オトシモノ [DVD]

オトシモノ [DVD]

「オトシモノ」
毎年恒例ですが08年もホラーで幕開け。昨年から話題のエリカ様が主演で小栗旬まで出てる超豪華キャストなのに、あまり話題にはならなかった一作…。ホラーなのに怖くないとか、不条理すぎて笑えるとか、理由はその辺だろうか…。実際オトシモノ拾っただけで祟られたらやりきれないですよ。

どろろ(通常版) [DVD]

どろろ(通常版) [DVD]

どろろ
予告編で「天下の大泥棒ひとよんでどろろとは、おいらのことだいっ!」(よく聞き取れない)って柴咲コウが元気よく叫んでるのが耳から離れなくて、どうしても見る気にならなかったんだけど、実際はさらっとしたシーンで(当たり前だけど)そんなに気にならなかった。あの予告編は人の気を削ぐね。

レッスン! (プレミアム・エディション〈2枚組〉) [DVD]

レッスン! (プレミアム・エディション〈2枚組〉) [DVD]

「レッスン」
ヒップホップな若者に社交ダンスと紳士の心得を教え込む、不良高校生VSダンス教師の学園物語。もともとダンス映画好きだからひいき目に見てると思うけど、話もクソ単純で面白かったです。大体アントニオ・バンデラスがタンゴを踊るってところで反則なわけです。むちゃくちゃカッコいいわけです。

天然コケッコー [DVD]

天然コケッコー [DVD]

天然コケッコー
生徒数6人の田舎の分校にやってきた東京から来た転校生。のんびり、ゆったりした毎日の中の小さな変化。田舎少女の戸惑いや初恋がすごく自然でみずみずしくてじわーっと心に広がっていく。「心の中に大切にとっておきたい」なんてガラにもないことを言ってしまいたくなる気持ちのいい映画です。

「消えた天使」
インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督がハリウッドで撮ったサスペンス映画。香港の監督がハリウッドに渡るとだいたい翼をもがれるというか、悲しい結果になることが多い気がするのだが…。この映画については前半お!中盤であれ?終盤であらら…みたいな。ラウさんあんたもか。

光の六つのしるし
現代の普通の少年が救世主に選ばれて…っていうファンタジーの王道的なお話なんだけど、すごいのは尺の短さ!なんと90分。指輪運んだり、王国を守るのに9時間はかかるのが当たり前のジャンルの中で異例の短さ。これで6つのしるしを見つけて、世界を救って家族円満まで付いてくる!なんかすごい。

いつか読書する日 [DVD]

いつか読書する日 [DVD]

いつか読書する日
ずっと見たかったんだけど、地味に良い映画っぽいにおい(つまり高尚な感じ)がして長らく敬遠していた。で、見てみたらこれがとんでもなく素晴らしい作品だった。なんてことない日常をただ淡々と生きている女性に起きる小さな出来事。長崎の坂の多い風景と、静かな人間模様、しみるな〜。

あるスキャンダルの覚え書き
生徒に手を出した淫行女教師と老女教師のどろどろ劇。この映画に出てくるジュディ・デンチ演じる女教師、すっげー怖い。一見上品で人の良さそうなオールドミスなんだけど、中身は屈折した愛情でぐちょぐちょ。それが徐々に明らかになっていく後半はとにかくドキドキ。で、これ実話なんですね。

ふぞろいな秘密 [DVD]

ふぞろいな秘密 [DVD]

ふぞろいな秘密
現場の風景が見える映画っつーか、どんな風にこの映画ができたのかが想像できちゃう、ある意味ハンドメイド感たっぷりの映画。自身のセキララ自伝を自ら映画化してしまうバランス感覚からしてすごいんだけど、「本(つまり原作)が出版された!」ってシーンから始まる奇抜な構成もかなり画期的!

リストランテの夜 [DVD]

リストランテの夜 [DVD]

リストランテの夜」
前に見たんだけど急にまた見たくなってDVDを借りてきた。でも、なんか見たかった映画と違うな…と思ったら「星降る夜のリストランテ」という映画と記憶がごっちゃになっていて間違ったみたい。ただラストでオムレツを作るシーンはこっちの映画のものだったりして、人間の記憶って曖昧だな〜と。

パラダイス・ナウ [DVD]

パラダイス・ナウ [DVD]

「パラダイスナウ」
自爆テロに向かうパレスチナ人の若者2人を描いた作品。未来に希望が抱けない普通の若者が自爆攻撃に向かうことを決意する。その葛藤は複雑な状況下にあっても極めて平凡な若者のそれであって、その行為自体の是非よりも、なぜそうなってしまったのかという部分が大きくのしかかってくる。重い…。

フリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

フリーダム・ライターズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

フリーダム・ライターズ
なんだかSF映画のタイトルみたいだけどそうじゃなくて、新米女教師とサウスセントラルの不良高校生たちとの学園ドラマ。とにかくこの先生の行動力がすごい。夜バイトした金で生徒に本を買い、生徒がアンネの日記に感動したら実際にアンを匿った女性を連れてきたり、そりゃ生徒は心開きますよ。

カンナさん大成功です! 特別版(2枚組) [DVD]

カンナさん大成功です! 特別版(2枚組) [DVD]

「カンナさん大成功です」
日本のコミックが原作らしいのだけど、存在すら知りませんでした。全身整形して美貌を手に入れた女性の話です。…きちんと笑わせてほろりとさせて、みたいな感じでよくできてます。とにかく主演のキム・アンジュが美しいんです。説得力抜群です!日本でも映画化されるそうです。山田優主演で。

アポカリプト [DVD]

アポカリプト [DVD]

アポカリプト
壮絶な追いかけっこ映画である。これがむちゃくちゃ面白い。マヤ文明時代、生け贄に選ばれた男が家自分の村まで逃げる話。台詞は全部マヤ語、有名な役者は誰も出てない、嵐のような血量、描写は極限まで残酷。よくぞハリウッドでこんな映画を作れたものだ。メル・ギブソン監督、まじですごいっす。

7月24日通りのクリスマス [DVD]

7月24日通りのクリスマス [DVD]

7月24日通りのクリスマス
おそらくぼんやりとした頭で見ていたためほとんど頭に何も残ってないのだけど「いつか読書する日」と同じく長崎がロケ地だということで、僕的にはなんとなく癒されてしまった。故郷が舞台の映画ってなんだかいいものですね。ただ、この街がリスボンに似てるかどうかは妄想とは言え…どうかと。

ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組) [DVD]

ジェシー・ジェームズの暗殺 特別版(2枚組) [DVD]

「「ジェシー・ジェームズの暗殺
西部開拓時代のアウトローヒーロー、ジェシーの暗殺を描いた映画。ヒーローとは言え単なる強盗なわけで人間的な魅力はあっても狂気的ロクでナシなんだな…と。暗殺した男が自らそのことを舞台で演じる役者になってしまうところが、なんかおかしかった。退屈なので眠気と対決する覚悟でどうぞ。

「アース」
うちの近所のシネコンで初めてチケットが売り切れるという騒然の事態が起きたドキュメンタリー映画。内容は神秘の地球に生息する動物や、自然の驚異的映像が次々流れる環境映画なのだけど、とにかく宣伝勝ち!“主演、46億歳 地球”というキャッチにしびれた。ただ劇場はいびきの嵐だった。

ゲゲゲの鬼太郎(実写)」
アニメ“墓場鬼太郎が”面白いです。電気グルーヴのオープニングから始まって、不条理きわまりない水木ワールドが炸裂する“きわどい”アニメとして毎週僕のハートをわしづかみにしていきます。で、この実写版映画ですが、できればなかったことにして欲しいのですが、続編も作られるようです…。

夜のピクニック
仕事をしながら見ていたので、映画の中でやられていたゴールを目指してひたすら歩くというところと妙に気分がリンクして「よし、仕事がんばんなくちゃ!」って気分になった。…というわけで実は映画の方をそんなに真剣に見てなかったってことを思い出しました。もう一回ちゃんと見ようと思います。

俺たちフィギュアスケーター
むちゃくちゃ笑った。最高にむさ苦しくて、最高に汚らしくて、最高に笑える。心のベスト入り確実な一本。男子2人のペアフィギュアスケート。股間を持ってリフトしたり、互いの顔に股間を押しつけたり、最低なワザが次々炸裂!あまりのばかばかしさに涙がこぼれてきた。最後の最後まで最高です!

「ブロンドライフ」
自分のことしか考えてない出世欲のかたまりみたいな女性キャスターが、自分の死を占い師に予言されたことで自分の人生を振り返って悔い改めて真人間になる…みたいな話のハズなんだけど、結局彼女はちょっと素直になったことで彼氏も最高の仕事も手に入れて…美人は得よね、って話だった。ふ〜ん。

「ホワイトプリンセス」
「大統領の娘」ってことだけで、お姫様アイドル扱いされてパパラッチにも追われてる少女が大学に入学。初めての寮生活に心躍らせて「普通の女子大生みたいに楽しく暮らしたい!」って言いながら私用でエアフォースワンを乗り付けたりワガママ放題やり尽くす。なんなんだお前は!って映画。

ピューと吹く!ジャガー
映画ってヤツを突き詰めて考えずに、ノリと雰囲気だけで撮ってつなげたらこういう映画になるんだろうな…って作品である。そのいい加減さが、うすた京介の原作の世界観とリンクして化学反応を起こしているような気がする。そういう意味で、もしかするとこれは傑作なのかもしれないなと思った。 http://www.liverp.co.jp/jaguar/cinema_top.html

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 特別版 (2枚組)

「スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
金持ちのいやーなオヤジに美しい妻と娘を奪われた理髪師の兄ちゃんが、復讐のために殺人理髪店を始める。ついでに殺した人の肉をパイ屋で販売して大もうけっていうどうしようもない話。画は暗くて雰囲気はあって、血も鮮烈でカッコいい。ただこういう話がファッショナブルに描かれるってどうなの?

テラビシアにかける橋 [DVD]

テラビシアにかける橋 [DVD]

テラビシアにかける橋
小作ながら実に清々しい作品だった。いや〜な現実を忘れて幻想の国に逃げ込む子どものファンタジー映画なんだけど、設定に無理がなくていいのです。それにしても、隣に引っ越してくる知的な美少女とか、美人音楽教師との美術館デートとか、主人公の少年に起こることは、すべての少年の夢ですね。

アメリカン・ギャングスター [DVD]

アメリカン・ギャングスター [DVD]

アメリカン・ギャングスター
派手さに欠けるがしびれる映画です。黒人でたった1年で麻薬王になった男と、汚職まみれのNY警察で小さな悪事も見逃さない刑事との対決もの。麻薬の密輸にベトナム戦争中の米軍機を利用したり、伊マフィアのように家族で組織を構成したり、ビジネスを成功させていくギャング側の話が実に面白い。

ミスター・ロンリー [DVD]

ミスター・ロンリー [DVD]

「「ミスターロンリー」
マイケル・ジャクソンとしてしか生きられない男とマリリン・モンローのそっくりさんが恋に落ちる切ないラブストーリー。というふれこみではあるのだけど、そんな一本線でくくれるようなお話ではなかったです。見終わった後一緒に見た人と語り合いたくなってしまうような…そんな映画でした。

母べえ 通常版 [DVD]

母べえ 通常版 [DVD]

母べえ
内容が地味だとか、感動的な話じゃないとか、そういうのはどうでもいい話であって、こういう映画が現在この規模で作られたということが重要なんじゃないかなと思える映画だった。戦中を生きた普通の人の話なんて山田洋次がいなくなったら、こんな風に作られることってなくなるんじゃないかな…。

幸せのレシピ 特別版 [DVD]

幸せのレシピ 特別版 [DVD]

幸せのレシピ
仕事一筋の料理人が突然、姪を引き取って育てることになって四苦八苦する映画です。絆系の映画で、至極単純な映画です。だからデートでとか、家族でとか最適だと思います。料理が美味そうだな…とかその程度で見るといいと思います。マジメに考えたらイマイチわかりにくい部分が多い気がします。

ラスト、コーション [DVD]

ラスト、コーション [DVD]

ラスト、コーション
過激なセックス描写ばかりが取りざたされてる作品です。もちろんこの映画においてセックスシーンはすごく重要で、それを抜きには語れない映画ではあるのですが、それは“過激”かどうかということより、その意味を読み解くのが面白いのであって、それを間違えたら楽しめないだろうなと思いました。

歓喜の歌 [DVD]

歓喜の歌 [DVD]

歓喜の歌」
立川志の輔新作落語を映画化。映画館に行く気はあまりなかったんだけど、何か引っかかるものがあって足を運んでみた。んで、まぁ見て正解でした。地味ではあるし、盛り上がりがあるわけではないけど、日本人的な良心に溢れた話で、小さく笑って、小さく感動して…みたいな感じでした。

ボラット
強烈なパンチ力を持った映画です。そして人間の本質を鋭くエグった傑作だと思います。先に言っておくとチンコとかウンコとか下品なネタが嫌いな人は絶対見ない方がいいと思います。ただある程度免疫がある人なら笑い死にするくらい笑えるし、すごく考えさせられると思います。カザフスタンに愛を!

ビルマの竪琴 [DVD]

ビルマの竪琴 [DVD]

ビルマの竪琴
市川崑監督がお亡くなりになったので特別番組として放映されていましたが、オリジナルではなく85年のリメイク版の方でした。「犬神家の一族」も放映されましたが、07年のリメイク版の方でした。追悼の意でなのか、何なのか…いまひとつわからなかったりします。とにかくご冥福をお祈りいたします。

「「エリザベス・ゴールデンエイジ」
前作を見てなかったのが悪いのかもしれないが、それにしても…だった。エリザベス女王の葛藤というより、ただのワガママ放題な女が、民衆を戦争にあおり立てて先陣を切るのかと思ったら派手なパジャマで風にあおられて戦火を見てるだけだったり…文句だけ言って何もしないじゃん!って感じだった。

ライラの冒険・黄金の羅針盤
非空挺が出てきたり、大都市があるかと思えば、魔法もあったりして、まるっきりファイナルファンタジーな世界観。それを心から楽しめればたぶん2時間くらいあっという間に過ぎていくんだろうなと思います。3部作だという事なので、某作品のように主人公が大人になっちゃう前に撮りきらないとね。
http://lyra.gyao.jp/

劇場版 名探偵コナン 紺碧の棺 [DVD]

劇場版 名探偵コナン 紺碧の棺 [DVD]

名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」
パイレーツオブカリビアン」のブームに乗っかろうとしたのか、今回のテーマは海賊モノ。ただ、どちらかというと「カットスロートアイランド」+「グーニーズ」みたいなデキになっている…ってそんな大昔の映画誰も知らないか。にしてもコナンはやっぱりテレビ版の方が断然面白いと思います。

「ジャンパー」
どこにでもワープできちゃう夢のような能力を手に入れた兄ちゃんの話。まず銀行の金庫に飛んでお金を調達、ロンドンのバーでナンパした後、ハワイで波に乗って、エジプトで髪を乾燥させて…って欲望の限りを尽くしてたら「ズルすんな!」って怖い人たちにつけねらわれるハメに。自業自得じゃん!

「「スーパーバッド 童貞ウォーズ」
意外や意外な大傑作!モテないダサい男子高校生3人組が童貞を捨てようってパーティーに乗り込む、その1日を描いたコメディ映画。とにかくすごい大冒険が繰り広げられます!そしてラストはほろっときて泣かせます!で、切ない気分にさせたあと史上最悪に下品なエンドクレジットに突入。完璧!

化身【DVD】

化身【DVD】

「化身」
黒木瞳、映画デビュー作にして「これでもか!」と惜しげもなく裸体を裸をおっぱいを、あますところなくさらけ出した1986年作の一品。よくぞこれを地上波で放映したものだ。女を手玉に取ってたつもりが、いつのまにか操られていた系映画なんですが、オチのゆるさ意外はすごく面白かったです。

魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]

魔法にかけられて 2-Disc・スペシャル・エディション [DVD]

魔法にかけられて
魔法の国からお姫様が現代のNYに追放されちゃうって話です。あら大変!なお話かと思ったら、意外に普通のラブミュージカル。お姫様の魔法は場所が変わっても健在で、リスや小鳥の代わりにネズミやゴキブリ、ハトたちが踊ったり、お料理作ったり…。ノーテンキに優るものはこの世にはないのです。

「伝染歌」
主演はAKB48、監督は原田眞人ってことで“おニャン子ザムービー危機イッパツ”21世紀に復活!?みたいな…。「バウンスKOGAL」「復讐の天使」を彷彿させる“原田節”は炸裂しまくっているんだけど、同じ監督が作ったとは思えない大バカ映画に仕上がってます。ある意味すごく怖い映画です…。

バタフライエフェクト2」
先に言っておくと続編は続編ですが全くつながりはありません。だからいきなり2を見ても大丈夫。でも、あえて2から見る必要はないと思います。だって1の方が圧倒的に面白いから。なんつーか、最初に逆戻りした時点で止めとけば良かったのに!ってことですかね。主人公の我慢が足りな過ぎます。

ONE PIECE劇場版 冬に咲く奇跡の桜」
ワンピースでも一番盛り上がる「冬島・チョッパー編」を映画化。もともと泣ける話だったけど、この映画で、ありえないくらい号泣してしまった。どのくらいかというと、涙でシャツがびしょびしょになってしまうほど…。こと「泣かせる!」ってことで言えば、すさまじい破壊力を持っています。

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ノーカントリー
怖い。怖すぎです。冒頭から怖すぎて笑っちゃいました。シガーという殺し屋の存在がとにかく想像を絶するすさまじさで、もうここまで「悪の極致」みたいなヤツに見入られてしまったら笑う以外にないだろう…と。ある意味で天災のようなものだろうこれは。世の無常を淡々と見せるラストも秀逸です。

グラインドハウス・コンプリートBOX」
劇場公開でカットされた「フェイク予告編」が収録されたていたのでBOXを購入。フェイク予告編とは実在しない映画のお遊び予告編のこと。本編のこととか考えてないからバカバカしさを競いあってるだけなんだけど、どれもこれも秀作揃い。ある意味本編よりもおもしろいかも!?買った価値はあった。

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生
世界中のセレブに愛される写真家に迫ったドキュメンタリー。とにかく出てくるメンツが超豪華!彼女がいかに生き生きと仕事をしているか、そしてどれだけ有名人たちから信頼されてるかよーく分かった。ただ身内が監督だからか、彼女の闇に迫らず、表層をなめるだけにとどまっていたのが残念だ。

バンテージ・ポイント
大統領暗殺、その瞬間同じ場所にいた8人それぞれの視点から事件が繰り返し描かれる。一見面倒くさそうだけど、これがなかなかスピード感があって面白い。視点が変わるごとに徐々に真相が明らかになっていくのだが、意外な展開が次々起きて、まるでジェットコースター。棚ぼた的ラストは、ご愛敬で。

ソウ4 DTSエディション [DVD]

ソウ4 DTSエディション [DVD]

「ソウ4」
ジグゾウは死んでも拷問殺人ゲームを続けるそうです。まだまだ続くようですよこのシリーズ。ファンは大喜びでしょう。それにしても密室心理サスペンスだった1作目の面影はもうどこにも見あたらず、「今作はグロさが半減がっかり」的評価が飛ぶ拷問映画に方向転換させ成功させた手腕はすごいです。

NANA 2 スタンダード・エディション [DVD]

NANA 2 スタンダード・エディション [DVD]

NANA2
宮崎あおいの降板で市川由衣が起用されたのだけど、特に違和感を感じさせないNANAワールドの包容力の厚さに感動。よく見りゃレンも違う人に…と、いろいろ人事異動はあった模様。そんなことはどうでもよくて、前作で影が薄かったタクミ(玉山鉄二)が大活躍なわけです。それだけでいいんです。

リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!? [DVD]

リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!? [DVD]

「リトルレッド レシピ泥棒は誰だ!?」
赤ずきんちゃんのパロディ3Dアニメ。物語自体はほんとに全然大したことないんだけど、構成が面白くて最後まで飽きさせずに見させてくれる。これはなかなか大した芸当だ。舞台をおとぎの国にしているので、細かなことを考えさせないところも計算されてるなと。とにかく本当に話がないのがすごい!

檸檬のころ [DVD]

檸檬のころ [DVD]

檸檬のころ」
原作を読んで完全に胸がキュンキュンしてしまっていたので、あのすばらしい原作をどこまで映像化できてるのか見てやろうじゃないか、と意気込んでみたのだけど意外にうまくできていてほっとした。原作は男子の描写にうまさを感じさせたのだけど、映画はどちらかというと女子寄りかなと思いました。

俺たちニュースキャスター [DVD]

俺たちニュースキャスター [DVD]

俺たちニュースキャスター
「ニュースを女が読む?そんなのありえないぜ、ニュースキャスターは男の仕事だぜ」って時代のニュース番組の裏側を描いた大バカ映画。とにかく信じられないくらいにみんなバカ。なぜ今さらこのテーマ?と疑問たっぷりだけど、男はみんな大バカちんこヤローなんだぜってところには大きく共感。

ウィッカーマン [DVD]

ウィッカーマン [DVD]

ウィッカーマン
なんじゃこりゃ?ニコラス・ケイジ(ニコジ)のゲテモノ好きが炸裂しまくりのトンデモ映画。もう、ニコジったら好きなんだから。少女が行方不明になった事件を追って謎の島を訪れた警察官ニコジ。彼がそこで目にしたのはとんでもない島の実態だった。トラウマになること請け合いのラストに仰天。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD]

「実録・連合赤軍 あさま山荘への道」
連赤の映画は中途半端な印象の作品しかなかったため本作にもそれほど期待してなかったのだけど…。終盤いやラストの一言がすべてを変えました。なぜこんな結末になったのか、たった一言のセリフがすべてを語っていて痛烈に胸に刺さりました。そのための映画だったといっても過言ではないかも。

うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD]

うた魂♪フル!!!(初回限定生産2枚組) [DVD]

うた魂(たま)」
見終わったあと無性に歌い出したくなる映画です。それも尾崎を。紀世彦ではありませんよ。というわけで友人とカラオケに行きマイクをオフにしてのどが枯れるまで尾崎を歌いました。そんな気持ちをオンにさせる映画です。デキ云々はおいときましょう。夏帆がかわいい、それでいいじゃないですか。

リトル・チルドレン [DVD]

リトル・チルドレン [DVD]

「リトルチルドレン」
すばらしく面白かったです。姿はオトナだけど中身はコドモそのもの、そんな精神的に未熟な大人たちのドラマです。ほんとにどうしようもないヤツがいっぱいでてきます。みんな人生の中で欠けてしまった何かを見つけられずに、子供のまんま大人になっちゃったんですね…。あ、オレもか…。痛い。

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

クローバーフィールド
素人が偶然ハンディカメラで撮った事件のテープを見るというブレアウィッチ風パニック映画。意図的かどうかはともかく、荒っぽい作りが案外うまく効いていてよかった。物語もへったくれもなくて、発想の勝利以外の何物でもないんだけど、エンタメ作品としてきちんと成立させたのは大したものです。

つぐない [DVD]

つぐない [DVD]

「つぐない」
地味な映画ですが、むちゃくちゃよかった。心にしみる映画でした。少女が犯してしまった小さな過ち、それが長きにわたって周囲の人たちを苦しめる。そんな重たいテーマを美しい映像と音楽で綴っていく。最後にタイトルが意味するところを知ったとき、胸がしめつけられるほど切なくなります。

タロットカード殺人事件 [DVD]

タロットカード殺人事件 [DVD]

タロットカード殺人事件
ウディ・アレンが肩の力を抜いて撮った(と思う)サスペンスコメディ。前作「マッチポイント」が今一つ肌に合わなかったので警戒して見たのだけど、こちらはかなり面白かった。DVDで、しかも日本語吹き替えで、お気楽に見たのがよかったのかもしれない。肩の力を抜きまくって見るのが○かな。

フィクサー [DVD]

フィクサー [DVD]

フィクサー
企業のもみ消しやのお話。冒頭でタイトル「マイケル・クレイトン」(原題)がドーンと出てきて、あれマイケル・クライトン(ググって)の映画なの?って勘違いしたせいもあるかもしれないけど、後半になるまで映画の全体像がつかめなくてとまどった。ようやく追いつけて後半はすごく面白かった。

「ハイティーンブギ」
なにを隠そうかつて大のマッチファンだった僕にとって、小学生時代「将来は暴走族になりたい」という夢を一瞬でも抱かせた淡く切ない青春不良映画の傑作。近所のビデオ屋のセカンドセールで500円で売っていたので迷わずゲット!ああ懐かしい。それにしても輪姦だリンチだとエグいです。マッチー! http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17213/comment.html

王妃の紋章 デラックス版 [DVD]

王妃の紋章 デラックス版 [DVD]

王妃の紋章
壮大に展開される悲しい王家のお家騒動劇。とにかく絢爛豪華!真っ金金で字幕が見えないほどの黄金色の画面。埋め尽くす人、人、人。これぞ中国の底力!という映画。五輪前にその実力を見せつけちゃるぞ!という意気込みを感じた。すごみのある皇帝役のチョウ・ユンファをはじめ役者もよかった!

「大いなる陰謀」
おいおい、どこが大いなる陰謀なんだよ!ってくらい邦題には疑問を感じたけど、見応えのある映画だった。作品自体は地味そのもので、根底には「こんな世の中間違ってるだろ」的な怒りがあって、作り方は複雑だけど、飾らずに正義の直球を投げるのもレッドフォードの格好良さなんだなと思った。

劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事 [DVD]

劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事 [DVD]

「春のライダー祭・仮面ライダー電王/キバ・劇場版」
三十過ぎてライダーもないだろうと思いつつTV版の“電王”には完全にやられちゃったので、何かいいことを期待して見に行ってしまった。デキはオリジナルビデオレベル。正直、つまらなかった。ただ、また電王メンバーに会えた喜びを劇場のみんなで共有できたということが一番の宝物なんです。たぶん…

紀元前1万年 特別版 [DVD]

紀元前1万年 特別版 [DVD]

紀元前1万年
これまで数々のトンデモ超大作を生み出してきたローランド・エメリッヒ監督の最新作。今度は紀元前1万年の地球を舞台にしてみたようだが、設定からしてもうグチャグチャ。英語話して、ピラミッド作って、マンモス狩ってって一体いつの話だよ!?はなから開き直ったんでしょうか…。なんじゃそりゃ。

NEXT [DVD]

NEXT [DVD]

「NEXTーネクスト」
2分先の未来が見える男が核爆発の危機に見舞われたアメリカを救うことができるのか?というわくわくさせる設定の映画なんだけど、さすがはニコラス・ケイジです。今回もやってくれちゃいました。彼が生き生きと演技してるときは要注意ですね。ラストなんかもう爆笑です。つーか、それは反則だろ!

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 コレクターズ・エディション〈2枚組〉 [DVD]

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 コレクターズ・エディション〈2枚組〉 [DVD]

ぼくたちと駐在さんの700日戦争
Blogからの映画化。映画のノリもネットの文章的というか、浮力が高い感じで前半は完全についていけず、どうしようもねー…と思っていたんだけど、中盤から段々面白くなってきて、市川隼人くんの南国チックなハイテンション演技もいつの間にか心地よく感じるようになって、ラストはホロリときた。

モンゴル [DVD]

モンゴル [DVD]

「「モンゴル」
昨年公開された角川版とはうって変わって全編モンゴル語による本格的チンギス・ハーン映画。よく見れば大むね物語は一緒ながら、展開も重みも全然違う。重み、そうまるで神話のようなもの展開。チンギス・ハーンは神様だったんすね。そしてヒロインが本当にモンゴル美人だった(たぶん)。

呪怨パンデミック
海外版“呪怨”の続編。ついに呪いは海を越えちゃいました。アメリカでも伽椰子は大暴れ!怨念は国境だって越えちゃうんですね。で、ここまで来ると“怖さ”みたいなものが、エンタメ要素としてしっかり機能しすぎて感心してしまいます。日米ミックスされた独特の世界観というかテレ東的雰囲気が良い。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
とにかく素晴らしかった。2時間半があっという間だった。富と繁栄を手に入れつつ敵を作り狂気の中で孤立していく一人の男の人生にアメリカという国の姿そのものを投影した作りも見事だけど、冒頭の無音のシークエンスから息も切らせない緊張感の連続、ホラー映画も真っ青のドキドキ感が最高でした。

アイム・ノット・ゼア [DVD]

アイム・ノット・ゼア [DVD]

「「アイム・ノット・ゼア
詩人、ロックスター、革命児とあらゆる側面を持ったアーティスト、ボブ・ディラン。そんな彼を世代も性別も異なる6人の俳優が演じるという実験的映画。いまいちディランに詳しくないのでピンとこない部分が多かったが、役者たち、特にケイト・ブランシェットの熱演ぶりには胸がキュンとした。

「少林少女」
あまりにもである。何があまりにもなのかは触れないが、とにかくあまりにも…なのである。びっくりしたのはラクロスという設定はエンドクレジット用のおまけだったということくらい…。それもあまりにも、か…。なんだか、「少林サッカー」のことを思い出して「思い出し泣き」しそうになりました。

スパイダーウィックの謎 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

スパイダーウィックの謎 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

スパイダーウィックの謎
かなりの傑作でした。普通の少年がひょんなことでモンスターたちと戦うことになるというベタな設定だけど、ファンタジーとして完璧な作品だと思いました。モンスターの存在にも説得力があったし、少年はちゃんと成長するし、無理矢理な結末もなくハッピーになります。子どもも大人も楽しめる秀作!

ブラックサイト [DVD]

ブラックサイト [DVD]

ブラックサイト
意外な拾いもの!面白かった。閲覧者が増えるごとに死へのカウントが早まる殺人サイトを捜査する女FBI捜査官が主人公。だいたいネット犯罪映画って最後はアナログ追いかけっこになって興ざめするものが多いのだけど、最後までちゃんと“サイバー犯罪”を貫いていて見応えあり。エロなしなのにも好感。

相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン〈通常版〉 [DVD]

相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン〈通常版〉 [DVD]

「「相棒・劇場版」
大ヒット御礼。え?相棒ってそんなに人気があったの?って劇場でびっくり。平日朝一で行ったのに超満員。初日はチケットが売り切れてて入れなかった。内容はというと某踊る何タラとは違ってなかなか見応えがあって面白かった。ただ、いきなり偶然に頼るラストが実にもったいない。そこは残念。

クレヨンしんちゃん・ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者」
平日に見ればお子様もそんなにいなくて、静かに鑑賞できたものを…あえてGWのまっただ中に見に行ってしまったため、子ども率(低年齢層)がすさまじく高い劇場にて、恐らく自分と同い年くらいのママさんたちと一緒に鑑賞。映画よりも子どもたちの反応が素直で面白くて劇場で見て良かったなと。

「「ドラえもんのび太と緑の巨人」
クレしんと立て続けに同日別劇場にて。つまりお子様ママ様たちと一緒に鑑賞。こちらはパパの出席率も高かったです。ドラえもんを劇場で見たのは二十何年ぶりレベルですごく新鮮でした。今回は駄作と聞いていたのですが、ぼくは意外に面白かったです。次作は知り合いが関わるっぽいので超期待です。

「大いなる勇者」
35年くらい前の映画です。「大いなる陰謀」を見て若いレッドフォードを観たい衝動にかられて、ついDVDを買ってしまった。孤独を求めて山に入りそこで生きていく男の話。孤独を求めていたのにそこで彼は家族を得て、やがて奪われ、そして復讐と闘いの日々が始まる。静かで力強くて残酷な映画です。

ヒットマン
全然期待してなっかたのですが、面白かったです。命を狙われた殺し屋というありがちな話で、なんとなく画面の雰囲気も古めかしくて、いつの映画?って感じですが、アクションはしっかりしてて、エロもなし。ゲームからの映画化らしいですが、かなり硬派な映画に仕上がっていました。拾いもの!

ハリウッドランド [DVD]

ハリウッドランド [DVD]

「ハリウッドランド」
ハリウッドで実際に起きた事件を映画化。人気番組スーパーマンの俳優が謎の自殺を遂げ、その真相を探偵が追う。まず50年代のハリウッドの雰囲気が探偵ものとしてムードバッチシ!そして筋肉バカなスーパーマン俳優を演じたベン・アフレックの存在。さすがバカ役やらせたらピカいちです。

「ゾンビーノ」
ハートウォーミングなゾンビ映画。そんなんありえるの?ありえました、という意外なゾンビコメディ映画。これが面白い!ゾンビを制御できる首輪が開発されて人間とゾンビが共存している世界。そこで、ある少年とゾンビが友情を育んでいくのだが…。60年代的古き良きアメリカの風景が皮肉っぽい。

ヒルズ・ハブ・アイズ [DVD]

ヒルズ・ハブ・アイズ [DVD]

ヒルズ・ハブ・アイズ
血みどろ惨殺のかなりどぎついスプラッターホラーなので確実に人を選びますが、この手の映画の中では久々に傑作でした。たまにこういう拾いものがあるから、ついホラーは苦手なのに手を出してしまうのです。とにかく怖い!けどすさまじく面白いです。荒野や核実験場跡の廃墟など舞台設定も見事!

「バッテリー」
あさのあつこ原作の長編小説を映画化。原作は未読なので何ともいえないけど、そつなくまとまっているんじゃないかと思える、さわやかな映画だった。さわやかすぎてあまり印象に残らない気もしたけど…。スポーツものというよりは、ひねくれた少年の成長物語(あと母親の)として見るのが吉かも。

ひぐらしのなく頃に 劇場版 コレクターズエディション(初回限定生産) [DVD]

ひぐらしのなく頃に 劇場版 コレクターズエディション(初回限定生産) [DVD]

ひぐらしのなく頃に
ゲーム発の大ヒットシリーズ初の実写作品ってことで、あの役を誰がやんの?とか興味はそっちにおかれてしまって、内容については考えてなかったのだけど、まさかそこだけ映画化するとは…正解率1%もクソもないでしょう…。劇中唯一、雰囲気が一転して大文字が炸裂した「嘘だ!」には笑いました!

最高の人生の見つけ方 [DVD]

最高の人生の見つけ方 [DVD]

最高の人生の見つけ方
ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン、キャスティングの勝利です。2人の存在の説得力たるや、もう。死に向かって人生を取り戻していく2人の姿が本当に生き生きしていて、死の映画なのに笑い泣きさせてしまう!さすがはロブ・ライナー監督見事です。主演2人+監督の年齢が200歳だそうです。

ミスト [DVD]

ミスト [DVD]

「ミスト」
今年のベストワンかも、というくらいガツンとやられた映画だった。Sキングが「ゾンビ」にオマージュを捧げて書いた原作だけあって、やってることはほとんど一緒。それが怖いのなんの。そして終盤、霧が立ちこめる世界の中で描かれる絶望…そして胸をえぐられるようなラスト。強烈な映画です。

犯人に告ぐ [DVD]

犯人に告ぐ [DVD]

「「犯人に告ぐ
原作がくそめちゃ面白かった記憶だけがあって、ただもうどういう内容だか忘れてしまっていたので、見ながら「あ、そうそう、こういう話だ!」って盛り上がったのでけっこう楽しめた。…と、良くも悪くもそういう見方をしてしまったため、そういう感想しかなかったりする。原作はかなり面白いです!

ハンティング・パーティ-CIAの陰謀- [DVD]

ハンティング・パーティ-CIAの陰謀- [DVD]

「ハンティングパーティ」
CIAでも捕まえられなかった戦犯をジャーナリスト3人が捕まえたという嘘みたいな実話。フィクションだったら「ありえねーよ」で片付けられるけど、これ実話ですからね。テーマはけっこう重いんだけど映画の軽いノリがCIAがなぜ必死に捜索しないかとか、そういう部分を茶化してるようで面白かった。

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS スタンダード・エディション [DVD]

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS スタンダード・エディション [DVD]

隠し砦の三悪人 THE LAST PLINCESS」
最近リメイク相次ぐ黒澤作品ですが、真打ち登場。あの娯楽巨編を堂々リメイク。デキについてはため息が聞こえそうですが、きっと志が高すぎたんですよねってことで…。劇中度々使われ、エンディング曲のサビでも使われる「裏切り御免」というフレーズはこの映画のことを言ってるんでしょうか…。

選挙 [DVD]

選挙 [DVD]

「選挙」
川崎市議補欠選の自民党公認候補を追ったドキュメンタリー映画。候補者は政治の素人。まるでドラマ「CHANGE」を地でいくような内容だが、内実は思ったよりもはるかに滑稽で爆笑もの。「そんなところまで撮っちゃうの」的部分までカメラが入っていて、これは撮影者(兼監督)の勝利!おもしろい!

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
酒と女に目がない地方議員がアフガン戦争でソ連をやっつけるのに大貢献したって実話を映画化。その時点ではアメリカも“めでたし、めでたし”なんだけど、実はその行いがのちに911テロを招いてしまったという、映画では語られない部分に強烈なオチが用意されている、すごいブラックコメディ。

ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛
イケメンの王子様を迎えてのシリーズ第2段。2年もオーディションを繰り返して見つけただけあってベン・バーンズの王子様っぷりは、そりゃもう完璧。世の中イケメンブームですからね、これで女性の集客率もばっちりアップ!内容も1よりは面白かったし、めでたしめでたし。

ギャラクティカ 起 プロローグ」
本来映画じゃなくてテレビドラマなんですが…ま、映画館で見たので。内容もそんじょそこらの映画じゃかなわないくらいの深さと面白さ。SFとして人間ドラマとしてすさまじくよくできてます!!DVDでシーズン1がリリース開始!続きが楽しみすぎて、おかしくなりそうです。

ランボー 最後の戦場」
傑作です。とんでもなく“すごい”映画でした。娯楽アクション映画が排除してきた“残虐さ”をあえて全面に押し出すことで「お前ら人殺しを見て楽しいか?」と問いかける映画でした。娯楽アクション映画の代名詞ともなったシリーズでこれをやる…まさに本気(ガチ)な映画です。 http://rambo.gyao.jp/

アフタースクール [DVD]

アフタースクール [DVD]

「アフタースクール」
前作「運命じゃない人」で一躍脚光を浴びた内田けんじ待望の新作ってことで、その予告編を含めて繰り返しあおってきた“どんでん返し”的な物語を期待しないで見るわけにいかない、ある意味悲劇的な運命を背負った一作。よくできてた!けど期待しすぎた!それが正直な感想です。

秘密結社鷹の爪 THE MOVIE 総統は二度死ぬ」
とにかく“くだらね~~”としか言いようながない。それが最大の賛辞に値するに違いない、究極のバカ映画でした。たった一人で作っていたFlashアニメが劇場公開作品まで登り詰めたという快挙に拍手。しかもバカバカしさが損なわれていない…そのバカスピリッツに更なる拍手を!

僕の彼女はサイボーグ [DVD]

僕の彼女はサイボーグ [DVD]

「僕の彼女はサイボーグ」
なんだか不思議な映画だった。とにかく色んな要素がてんこ盛り。ラブコメSFパニックタイムスリップなにやらみたいな。ついでに三丁目の夕日風昭和な日本まで引っ張り出して、もうなにがなんだかすごいことになってます。で、何が残ったかというと綾瀬はるか胸デカ!みたいな。

きみにしか聞こえない [DVD]

きみにしか聞こえない [DVD]

きみにしか聞こえない
初めて見るはずの映画なのに「どこかで見たことある」気がして、後半はオチまで分かってしまって「こわ」なんて思いながらドキドキして見ちゃいました。…見終わったあと理由が分かりました。タイトルを忘れていたのでつながらなかったけど、原作を読んでました、去年。

「ラスベガスをぶっつぶせ」
秀才だけどさえない貧乏男子が、そのお得意の数学を使ってカジノで大もうけしちゃって、女の子にモテちゃって、オタク友達とは決別しちゃって、なんだか人生うまくいってるようで転がり落ちちゃった?みたいなお話。実話だそうです。やっぱギャンブルは人を駄目にするんですね。

28週後...」
前作から28週後、人をゾンビ化させる感染ウィルスも鎮圧され再建が始まったロンドン。それを台無しにしてしまうバカ姉弟とその父親。再びゾンビと軍隊の大バトルが始まる。ほんとこのバカ一家のせいで…。映画的にはバカ姉弟出てくる前の30分が最高に怖くて面白い。そこは傑作。

幻影師 アイゼンハイム [DVD]

幻影師 アイゼンハイム [DVD]

「幻影師アイゼンハイム」
魔術ものといえば「プレステージ」というトンデモ映画が去年ありましたが、こちらはちゃんと“映画”してます。大丈夫です。うまいのは物語の語り手を事件を捜査する刑事の方においているところ。そうすることで魔術の神秘性を保ちながらきちんとミステリーに仕上げています。

ぐるりのこと。 [DVD]

ぐるりのこと。 [DVD]

「ぐるりのこと。」
ある夫婦の10年を描いた作品です。深く深く心の奥に響いてくる作品でした。こういう映画に出会うために映画を見続けているんだろうなと思いました。たぶん5年、10年経ったときにもう一度見たくなる映画だと思った。おかしくてかなしくて温かくて冷たい、そんな映画でした。

ザ・マジックアワー
映画そのものよりも、これの宣伝のために毎日のようにメディアに露出を続けていた監督の姿が印象的だった。とある番組で声を張り上げて「ロマンスの神様」を熱唱する三谷監督を見てなんだか胸が苦しくなる思いがした。とにかく映画を作るということは、戦いなのだなと思った。
http://www.magic-hour.jp/

浮雲 [DVD]

浮雲 [DVD]

浮雲
成瀬巳喜男監督による恋愛映画の最高峰と呼ばれる一作。まだ子どもだった頃にこれを見て、なんでこれが傑作なんだよって思ったのがきっかけで、ときどき思い出したように見たりする。時間が経つと映画の見え方も変わってきて、ああ映画って本当に素晴らしいなって思ったりする。

「休暇」
死刑に立ち会うことで休暇がもらるという制度のもと、新婚旅行のために率先してそれを引き受けた刑務官の苦悩が描かれる。人の命を奪って得た休暇、それを仕事にしている日常、やりどころのない思いがゆっくりと流れ込んでくる、静かで切なくて、だけどやさしい映画でした。 http://www.ybs.ne.jp/2008kyuka/

盲獣 [DVD]

盲獣 [DVD]

「盲獣」
盲目の男が女性モデルを監禁。男は女をなで回しながら彫刻を作り続け、次第に2人は禁断の愛の世界に…。アトリエを埋め尽くす巨大な女体オブジェ、船越英二の変態演技、2人が行き着く究極の快楽の形…どこをとっても、すげー変態っぷり炸裂な楽しい映画です。必見!

ディスタービア [DVD]

ディスタービア [DVD]

ディスタービア
ヒッチコックの「裏窓」の現代版おバカ高校生編といった感じの映画です。トランスフォーマーにインディジョーンズにと引っ張りだこなシャイア・ラブーフが主演。この映画も大ヒットだったようで、さえないオタク風の少年が、何かとんでもないパワーをもってるようです。

神様のパズル [DVD]

神様のパズル [DVD]

「神様のパズル」
“人間は宇宙を作ることができるか?”という神秘的なテーマを扱いつつ、物理をロックでぶっ放すハイテンションなSF娯楽映画。なんだかもうわけわかんないぜ!って思いながら、ある場所からついつい目が離せない…宇宙最大の神秘は谷村美月の生足と巨大なバストだったに違いない。

「ジュノ」
アメリカでは社会現象的大ヒットとなった女子高生の妊娠をテーマにした青春コメディ。セリフ回しなんかがイマドキな感じで、若者に受けたんだろうなって思った。その脚本家は元ストリッパー。ブログで発掘されて本作で脚本家デビューしてオスカーまでもらっちゃった。すげえ。

そのときは彼によろしく スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

そのときは彼によろしく スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

「そのときは彼によろしく」
原作が市川拓司で主演が長澤まさみで主題歌は柴崎コウでって、完璧な売れ線ド真ん中感動映画です。直球すぎて、ちょっと刺激が強すぎた。後半に行くにしたがって徐々に身体は慣れてきたけど、タイトルが連呼されるクライマックスにはたまらず大爆笑!ギャグのレベルが高すぎる。

ROBO☆ROCK [DVD]

ROBO☆ROCK [DVD]

「ROBO☆ROCK」
もうなんつーか、最初の30分耐えに耐えて我慢して見ていたんだけど、“伝説のロボット”は実在するのかどうか、物語の結末が気になって仕方なくて、32倍速早送りで一気にクライマックスジャンプ。いいじゃん、いいじゃん、すげーじゃん!ってわけで、40分程の鑑賞で終了。

スリザー プレミアム・エディション [DVD]

スリザー プレミアム・エディション [DVD]

「スリザー」
なめくじみたいな寄生生物が地球侵略をもくろんで宇宙からやってくるSFホラー。最近の映画なのに80年代を漂わせる懐かしいテイストが実にいい。リアルなんだかチープなんだか分からない怪物たちやら、パロディ全開のお約束展開の数々に感動の涙すら浮かべてしまう!はず…。

「ヒドゥン」
設定がスリザーに似てるって理由で久々に見た。これが20年前の映画か!?ってくらい新鮮な驚きと面白さ。設定的にはSF映画なんだけど映画の作りは人間対人間のアクション映画。低予算でもしっかりSFしている設定の作り方のうまさに改めて感心してしまいました。

リーピング 特別版 [DVD]

リーピング 特別版 [DVD]

「リーピング」
聖書の呪いらしきものに苦しむ町を舞台にしたオカルトホラー。池が血で真っ赤に染まったり、イナゴが大量発生したり、見応えたっぷりのはずなんだけど、いつも同じところで眠くなってしまって、7度目の挑戦でようやく最後まで見れた。それも何かの呪いだったのか…。

奇跡のシンフォニー [DVD]

奇跡のシンフォニー [DVD]

奇跡のシンフォニー
あれ、この展開ってオリバー・ツイスト?って感じの不幸系少年物語。音楽の才能を頼りに両親を捜して三千里。才能があるっていいですね。展開は予定調和で最後の奇跡さえも良くも悪くも予告編通り。見所は主人公が作曲するラストのオーケストラ。これが奇跡的にいいのです。

ゴースト・ハウス [DVD]

ゴースト・ハウス [DVD]

「ゴースト・ハウス」
家系ホラー。アメリカ映画なんだけど、地縛霊的というか、怨霊系です。なんか呪怨みたい…って思ったら、製作がサム・ライミでアジアのホラー監督パン・ブラザーズのハリウッドデビュー作だっていうじゃないですか。そりゃ、似てるはず!?アジアンテイストってやっぱ怖いのね。

西の魔女が死んだ [DVD]

西の魔女が死んだ [DVD]

西の魔女が死んだ
癒されました。まるでジブリ映画の実写版。山奥での祖母とのスローな生活。野いちごを摘んで作るジャム、取れたてレタスを包んだサンドイッチ、産み立て卵の目玉焼き、どれもほんとに美味しそう。んで、そう、とても優しい気持ちになる映画です。ああトーストが食べたい。

インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]

インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]

インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」
なにせシリーズを通してのファンなので、予告編で不安を抱えつつ見に行ったのですが…まさか、そんなことになるなんて!っていうびっくり展開でした。まさかそこに行くとは、さすがインディシリーズあなどれません。ファンサービスも満載でおっさん世代には大ウケの映画です。

「ラストタイム 欲望が果てるとき」
全国100万人のブレンダン・フレイザーファンのみなさまお待たせしました。彼の魅力全開のステキな映画が出ましたよ。とことん情けないへなちょこ男をブレンダン様が熱演。最高にしびれる!そして衝撃のラスト(って途中で読めちゃうんだけど…)でさらにしびれます!ステキ!

ロンリーハート
結婚詐欺を働きながら20人以上の女性を殺害した凶悪カップルとそれを追う刑事のサスペンス。実際にあった事件をベースにその事件を捜査した刑事の孫が監督しているのに、犯人カップルの異常な愛の形に焦点が当たっていて、刑事物としてはちょっと物足りなかった。

チャプター27 [DVD]

チャプター27 [DVD]

「チャプター27」
ジョン・レノンを殺害した男が犯行に及ぶまでの3日間を描いた作品。なにかドラマがあるわけでもなく、新しい事実が分かるわけでもなく、ただ妄想にとりつかれた男が犯行に及ぶ様を淡々と描く。結末が分かっているだけに、そのどうしよもなさをただ噛みしめるしかない…。

「チャイルドプレイ チャッキーの種
前作「チャッキーの花嫁」からお笑い要素を強めてきたシリーズが、また更にバカバカしくなって帰ってきた。子供の教育方針を巡ってチャッキー夫妻が対立したり、女優ジェニファー・ティリー(ってマイナーだなおい!)が本人役で出てきたり、B級丸出し。ある意味潔くてよい!

ミラクル7号 [DVD]

ミラクル7号 [DVD]

ミラクル7号
チャウ・シンチーといえば「少林サッカー」がヒットして日本でも認知されてきていますが、もともとはけっこう意地悪なブラックコメディを作る人だったりするわけで…、今作はかなりひねくれたブラックコメディになってるので見る場合はご注意を。ちなみに僕はこの映画好きです。

「ONCE ダブリンの街角で」
ダブリンの街角で歌うしがないストリートミュージシャン。小さな出会い、はかない恋、そして音楽の中に生まれる希望。ラブストーリーでもなく、サクセスストーリーでもなく、ただ一瞬共鳴し合う音楽の美しいハーモニーのような作品。とにかく歌が素晴らしい。涙が止まらん。

ザ・スナイパー
森の中でアウトドアをしてた父子がひょんなことから犯罪組織に追われるハメに…。軍人上がりの凄腕犯罪組織の兵隊たちがあまりにもへなちょこだったり、ツッコミ所満載だったりするけど、そういうお茶目な所も含めてこういう映画って暇つぶしに最適なだよね。

ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

「ブラックスネーク・モーン」
黒人男がセックス依存症の少女を鎖で繋いで監禁する映画だっていうからてっきり変態エロ映画かと思ったら、意外にもいい映画なんで驚いた。それでもクリスティーナ・リッチのおっぱいやらサミュLの“マザーファッカー”の連呼などサービス満点でそっち系の人も十分楽しめます!

告発のとき [DVD]

告発のとき [DVD]

告発のとき
イラクから帰還した若い兵士が失踪後、焼死体で発見されるという実際に起きた事件を元に社会派ポール・ハギスが重厚な映画を作り上げた。戦争体験が生み出すもうひとつの悲劇を強きアメリカの象徴ともいえる厳格な父の視点から掘り下げていく。とにかく重い、そして哀しい…。