いんせきおちとる

f:id:Shimpachi:20210625135221j:plain

グリーンランド 地球最後の2日間」を見た。

どうやら隕石が地球に落ちてくるらしい、え!?地球があと2日でなくなるの?って実際、こんなことになったら、ほんと、どうすんの?って映画。主人公たち家族は政府の救出プログラムに選ばれてシェルターに行けるはずなんだけど、そうすんなりとことは運ばず、小さなアクシデントの積み重ねで一家はバラバラになってしまって、地獄のような状況に陥っていく。一見すると間違えた行動が、実はそのことで命拾いをしていたとか、ほんとに何が正しくて、何が間違ってるのかわからない、そういう映画でもある。バラバラになった家族がたどる道は言うなれば地獄巡りの旅なんだけど、そこで出会う人たちそれぞれが、絶望的な状況をどう生きるかの縮図のようになっている。教会で賛美歌を歌う、屋上で落ちてくる隕石見ながらパーティーをする、店に押し入ってものを盗む、更にそいつらを撃ち殺して全てを手に入れようとする集団が現れる、善人そうにしながら最悪の悪行に走る者、最後まで正しくあろうとする者、本当にバラバラだ。ただ確かなのは、2日後にみんな死ぬってことだ。ディザスター映画なんだけど、災害そのものの描写に力を入れるのではなく、ひとつの家族の目を通して、終わりゆく世界と最後の時を生きる人々を巡るドラマになっていて見応えがあった。タイトルにもなってるグリーンランドなんですが、あんな映像流して大丈夫なの?とか、QRは必要だったの?って、ま、あの状況ですからね…。

www.youtube.com