今日も歯医者で女医に泣きついた。痛かった。朝からブルーだ。
そういうわけで、かなりいい加減だけど、去年の映画ベストでものっけときます。
かなりいいかげんだから、あとでいじるかもしれないけど…。
(2004年1月1日〜2005年1月1日までに見た映画より)
■ココロを満たしてくれた素敵な映画ベスト10
1位「ロスト・イン・トランスレーション」
海外旅行をしたときの感覚。着いたばかりの時は見慣れなかった街の風景やネオンサインやらが、帰る頃にはすごく懐かしいものに変わっている。そんな気持ちを映画の中で追体験させてくれる。何気ないけど味わい深い映画だった。大好きなビル・マーレー主演だから文句なく1位!
2位「ビッグ・フィッシュ」
これぞファンタジー!と思わせるほど美しい映画。ラストは声にならないくらいに涙があふれて、エンドロールが終わるまで顔を上げられなかった。
3位「Mr.インクレディブル」
大人のためのヒーロー映画。王道を決して外さず、でもひとひねりもふたひねりもした展開で「これでもか!」ってせめてくるのが爽快。中盤、ヒーロー一家が集結した瞬間は、思わず泣いてしまった。こういうのに弱いんだなぁと、改めて実感。
4位「マスター・アンド・コマンダー」
軍艦同士、一対一の戦い。船上という限られた空間の中で、豊かなドラマを生み出した演出と構成のうまさに圧倒された。まさに男のドラマ。終わり方まで気が利いていてきもちよい。
5位「スパイダーマン2」
街を飛び回る爽快感はもちろんすごいけど、ものすごい大金を使って「悩める青年の苦悩映画」を創ってしまうオタク感覚に拍手。
6位「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」
前作の時点ですでにおなかいっぱいだったのに、おかわりしてもまだまだいけた感じ。3時間半という長さをいっさい感じさせない力量にうならされっぱなしだった。涙なくしては見れない。
7位「下妻物語」
大笑い!そして大泣き。泣いて、笑って、笑って、泣いた。荒っぽいまとまりのない演出だけど、ここまでぶっとんでいれば十分。とにかく、パワフル!そしてなにより楽しませようという精神が細部に貫かれていて、一瞬たりとも気が抜けない。
8位「スクール・オブ・ロック」
ジャック・ブラックという汚物を美に昇華させた奇跡の一作。これぞロック!魂が震えた。
9位「ラブ・アクチュアリー」
一見ストレートな映画だが、とことんアメリカをバカにした作りが細部にまで貫かれていて、単なるメガハッピー映画とは一線を画す。
10位「4人の食卓」
子どもの頃に観ていたら絶対トラウマになっていただろうホラー映画。悪夢に出てくる「あの町」に映像で出会った感じ。
■ベストDVD
「イノセンスの情景」
こだわり抜かれた世界観、映像と音楽の勝利。この映画に物語も人物ももはや必要なく、環境ビデオとして最高のクオリティをもっていることを証明した一本。DVDを買うなら絶対にこっちだ。
■今年の愛すべき映画たち(裏ベスト5)
1「デイ・アフター・トゥモロー」
終始「?」が頭をよぎる。映画史に残る大いなる疑問符。そしてラストに待ち受ける予想だにしない展開。さすがエメリッヒ!
2「マッハ!」
肉弾ムエタイ・アクション。度肝を抜かれた。映画と言うより、曲芸ショー。最初から最後までひたすら、うわ、すげ、え?まじ?、げ、おいおい、ぐわ、どひ、そひゃ、と叫びながら観たおかげでノドがつぶれた。そんくらいすごい。
3「ブラザーフッド」
飛び散る肉片。うなる銃声。兄弟愛の物語かと思いきや、リアルすぎる戦争映画でびっくり。とにかく痛い。これがヒットしたっていうのはすげーと思う。
4「閉ざされた森」
常識をはるかに越えた「どんでん返し」に開いた口がふさがらない。いや、これはマジで予測不能。
5「ヒューマン・キャッチャー」
迷作「ジーパーズ・クリーパーズ」の続編。迷いは半減したがバカ度はアップ。今回は「時をかける農夫」。
■愛したかった!(裏ベスト漏れ)
「ZODA〜ゾーン・オブ・アナコンダ」
今B級バカ映画の聖地はタイの方にあるようだ。B級っぷりをみせつけられたあげくにメイキングをみると一気に気分が盛り上がる。本編は日本語吹替が特にオススメ!
「アンデッド」
ブ男ブ女だらけでカッコつけ!映画そのものはいまいちながら、この映画を創りあげた記録がじつに熱かった。
■食べたかった!食に技あり映画
「ハウルの動く城」
どすこい重量感。これが王者の貫禄なのか!?それにつけてもベーコンエッグの描写はさすが宮崎アニメ。よだれもん。