いぬとさいどかー

「チャーリー」を見た。

犬とおっさんとサイドカーな映画だった。インドのイヌ映画。いや、これ、すんごく幸せな映画だった。とにかくね、ワンちゃんが、チャーリーが、かわいすぎるんすよ!!こういうときインド映画はいいっす。何せ長尺!!3時間ある!じっくりこのワンちゃんに感情がはいっていく。主人公はヒト嫌いイヌ嫌いで偏屈なおじさん。工場と家の往復で炭水化物とビールとタバコまみれの生活で不健康で嫌われ者。そんな男のところにヤンチャで手がかかるワンちゃんが転がり込む。追い出そうとしても、なかなかこのイヌが出て行かない。部屋はボロボロになって、生活はめちゃくちゃになる。この反発し合う2人が少しずつ通じ合っていく。それがけっこうな時間をかけて描かれる。もうね、そこで気持ちがおじさんにシンクロするわけです。ワンちゃんがかわいくてしかたなくなる。で、このワンちゃんに「チャーリー」って名前がつくまでが前半。そこまでに映画一本分くらいの時間をかける。で、後半映画ががらっと変わる。ここからが言わば本編。ロードムービーになる。イヌをサイドカーに乗せて旅に出る。なぜ旅に出るのか…。実は余命が短いこのワンちゃんに雪を見せるため。そのために仕事も捨てて旅に出る。なにこのあらすじだけで泣かせにくる感じは!!おっさん行き当たりばったりがすぎるとか、そのイヌ大会は何?とか、突っこみたいところも多いんだけど、すべてがどうでもよくなるくらいチャーリーがかわいい。だから結局最後は、うるっとくるよ!でもちゃんと幸せな気持ちになるから!!大丈夫。とにかく3時間、ひたすらラブラドールのチャーリーにメロメロにされる幸せな映画です。よくこんな演技させたよ、ほんとに。エンドクレジットまで多幸感あふれる映画でした。あ、劇場は超満席でした!

www.youtube.com