で、ででこうへん

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」を見た。
なんかやべーもん見た!って映画だった。前編は日常の中の違和感をうまく描きながらとんでもないところに向かってる感じを予感させて、とにかく少しずつ絶望感が増していく感じがすごかったけど、後編はいきなりくる。最初から悲劇へまっしぐら感がすごくて、エスカレートが止まらない。そこに日常がさし込まれる。もう日常の違和感とか関係ないレベルで、世界が完全におかしくなっている。世界感が前編とは逆転したような印象。わくわくより混乱と混沌がつのってくる。デモが巻き起こっていたり、日常の中にむちゃくちゃ残酷な殺戮の風景があったり、当たり前に世界が壊れてしまっている。とにかく描写がすさまじい。前作からだけど背景描写はすさまじい。そしてとにかく死ぬ。人も侵略者も。その発端は…。なるほどそんな話だったのかが分かって以降は気持ちをどこに持っていっていいかよくわからなくなるけど、起きてることのエグさと、とんでもなさに、これはやべーなと頭真っ白になる感覚をひたすら味わった。前章があまりにすごかったので、もう早く続きが観たい!となって、とにかく2ヶ月で続きが観れたのはありがたい。窓口でチケットを買うのが大変な映画なのでオンライン予約になってよかった映画でもある。架空本ファンとしては「イソベやん」もだけど、ジャーナリスト三浦太郎の書いた本もあとでチェックしないとな。