きまずくてわらう

「違う惑星の変な恋人」を見た。

関係性と気まずさの方程式だった。タイトルだけしか情報がなくて、ちょっと不思議なSF映画だと思って観に行ってみたら、めちゃくちゃ楽しい恋愛映画でした。恋愛映画?恋する男女の話ではあるけど、その恋愛感情がどうこうする話じゃない。どうこうもするけどそれは主題じゃない。誰かを好きになる、そのやっかいな感情をどう持っていくのか、それを観察するような映画だった。ひとことで言うと、むちゃくちゃ面白かった。死ぬほど笑った。つまりこれはコメディだ。おかしいから笑うのだけど、そのおかしさは、気まずさへの笑いだ。居心地が悪すぎて笑うしかない。そんな笑。関係性が変わることによって生じる会話の気まずさ。初対面の相手と何を話していいのかわからない。でも相手が自分のとって何でもない人であれば自然な会話が成立する。感情を伴わない相手との居心地の良さ。そこに特別な感情はない。しかしそこに相手を意識すると一転してしまう。そこに生じるぎこちなさ。ひたすらその会話の成立、不成立を俯瞰する映画だ。これがじつに面白い。とにかく会話がよくできている。そしてやはり中島歩は最低な優柔不断男をやらせたら最高だ。今回も優勝です!

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友人と映画についてしゃべるポッドキャスト

第4回は1月見た映画について話すはずが…

 

そしてそのお詫びです…

 

結局1月に観た映画のことは何も話してないので…

次回またやります!