やくどうとまらん

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア」IMAXを見た。

単純にむちゃよかった!いやよかった!本気で。何これ。トーキングヘッズ、はっきり言ってまったく通ってこなかったので、全然曲知らないんですよ。音楽弱者なものでデヴィッド・バーンだって、「アメリカン・ユートピア」で初めて知ったんだから。その「アメリカン・ユートピア」見ながらボロボロと泣いたんですよ。よく知らないアーティストのライブ映画ですよ。なんで泣いてるの?だった。そのときに同じくデヴィッド・バーンの30年以上前に撮られたという伝説のライブ映画「ストップ・メイキング・センス」の名前を聞いて、いつか見たい!劇場で見たい!と思っていたら、3年経って4Kレストア版のリバイバルですよ。そりゃ、初日にすべて投げうって観に行きますよ。しかもIMAX上映があるじゃないですか。もう最高ですよ。で、見るわけです。トーキングヘッズ、知らないんですよ。でも、もう始まった瞬間から、いや、2曲目、3曲目と進むにつれ、めちゃくちゃ興奮が高まるんです。40年前のライブですよ。でも最初から新しい。というか、超新鮮。曲が進むに連れて楽器が一個ずつ増えていく。その構成にやられる。音の数が増える。少しずつ進化していくように音が複雑になっていく。単純に楽しい。そして、とんでもないほどのエネルギッシュなライブ。ただ音を出すのではない。身体能力の全てを使ったライブのパフォーマンス。楽器を演奏しながら踊っている。歌いながら走っている。止まらない。音と肉体の躍動がひたすらつづく。なんだこれは…。音が楽しい。演奏している人を見ているのが楽しい。ただ、楽しいしかない。原始的な音楽の喜びをそのままたたきつけられるような異様な89分だった。なるほど、このとんでもない躍動が36年かけて成熟して「アメリカン・ユートピア」になったのだなと。とにかく見終わってずっとシンゾウが高まり続ける映画だった。久々に映画上映後、劇場で拍手が巻き起こりました!

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アメリカン・ユートピア」見たときのブログ

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