てぎわよすぎです

「極限境界線 救出までの18日間」を見た。

手際の良すぎる映画だった。圧倒的な手際の良さ。開始5分で地獄。そこから瞬時に状況を把握させ、じつは複雑に入りくんだ話のはずなのに、シンプルに絶望的状況を分からせた上での街中での爆発。基本的には交渉劇どでどちらかというと地味な話になりそうなところをむちゃくちゃ派手でハードな映画にしつつ、しかしそこに無理矢理感がないという、じつはとんでもなくよくできた映画だ、これ。人質側の状況をあえて見せないのがよいのだろうな、つねに動いていて、地味な映画には絶対しない精神!なんかすごかった。実話なんですよね、これ。検索したら当時のニュースとか出てきますね…。実際の事件の経緯を見るとアレンジはしてるみたいだけど、報道のせいで最悪の事態になるとことかは形を変えてうまく入れてるのですね。上映時間もコンパクトで、めちゃくちゃ質が高くて、これがある意味普通に見えてしまうというハードルの上がりすぎ感がヤバいです。

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