あいまいなままで

「別れる決心」を見た。

じつは1週間以上前に見ていたのだけど、何を書いたらいいか頭の中で整理がつかず、そのままになっていて、いまだに何の整理も付いてないので、うまく言葉にできないのだけど、このどうにもつかない曖昧さこそが、この映画のキモなのかもしれないなと、それだけ書いておこうとか思った。曖昧さを曖昧なまま受け止める映画、わたしにとってはそういうものだった気がする。見る見られる、愛する愛される、どこまでが妄想でどこからが真実なのかその境界が実に曖昧で、まるで迷路のような映画だった。で、この映画で人を翻弄するのって、実はスマホだったりする。スマホの翻訳機能を介して関係を深め、そしてスマホの機能によって事件の真相と思われる真実に直面し、やはりスマホによって崩壊へと向かっていく。単純化していく世の中や、スマホに支配される現代社会への批判的な側面を感じさせられた。単純にサスペンス映画としてむちゃくちゃ面白かったんだけど、全然自分の中で消化できてない。とりあえず見たってことだけは書いておきました。

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