「ファイナル・プラン」を見た。
安心安定のリーアムにいさん主演の最強おじさんアクション！かと思ったら、これがなかなかとんでも映画でした。いや、なかなかに微笑ましい、ある意味で懐かしいテイストのジャンル映画でしたよ。完璧な手際で金庫を破る泥棒が恋に落ちて、彼女と幸せに暮らすために過去を清算しようとして自首するんだけど…っていう話。確かにこのおじさん、爆弾のプロフェッショナルではあって、敵に回したら危険なんだけど、最強殺人マシーンとかそういうのじゃないから、隙だらけで危なっかしい。でもそれ以上にアホでマヌケでその場しのぎの敵たちがポンコツ過ぎて、ある意味それに救われているというか…みんなアタマ大丈夫？って、まるでオフビートコメディだ。なぜ、そうなる？展開のオンパレードでそこをツッコんでわいわい楽しむタイプの映画なんだけど、クライマックスは彼女を連れてデート気分で大爆発とか、スマートというよりただ地味なだけの決着のつけ方とか、応援上映で見たら絶対盛り上がる要素がいっぱいだ。これぞポップコーンムービー！いや、こういう映画の存在って貴重なんですよ、ほんとに。しかもこれを劇場で見れるって最高！！この映画から教訓を得るとしたら「秘密は墓場まで持って行け」ってことだ。ほんと、おっさんの余計な罪悪感のせいで人が死ぬって…不条理すぎる。みんな不幸になってんじゃん。
