ごったにのせかい

「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」を見た。

タイトルに探偵とあるので探偵ものを期待して見に行ったら、探偵の映画ではありませんでした。過去にトラウマをかかえ、現在も生きづらさを感じつつ、底辺な生活をしている新宿界隈の人たちの苦い現実を切り取った群像劇で、ナンセンスブラックコメディでした。FBIの宇宙人捜索、忍術を教える牛乳好きなイケメンおじさん、ふつうに歩いている懸賞金をかけられた謎の連続殺人鬼、マジックミラー号のAV撮影での父娘再会、殺し屋として育てられた姉妹、書き出してみてもどんな映画だったのかよくわからないごった煮感。全体的にものすごく低予算な雰囲気なんだけど、突然びっくりするような大仕掛けなものが出てきたり、突然バイオレンスだったり、下品にエロかったり、やっぱり変なバランスの映画過ぎて、ああ、そうかこれが歌舞伎町でゴールデン街かと。なんでもありのごった煮感、そのものの映画でした。

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