なっとうくいてー

「宇宙人のあいつ」を見た。

始まった瞬間から飯塚ワールドが炸裂するきわめて監督の作家性の高い映画。独特のセリフ回しで、開始1分で「始まった」感が伝わるのはすごい。日常の中に明らかにおかしいものがチラ見えする美術、しゃべるジャガイモとか、あえてチープなしゃべるうなぎとか、明らかにどうかしていて空回りしそうなものが、このワールドの中では成立してまう不思議な説得力がある。SF的な細かなところはどうでもいいとして、ことばを繰り返すあの少女は何だったんだろうとか、ラストの選択は許されたのか?とかを考えたらたぶん負けだ。しかしとにかく納豆ご飯が食べたくなる映画だった。あと架空装丁ファンとしては、あの絵本は気になりました!あ、バナナマン日村勇紀がいちばんセリフ多くて、映画けっこう出てるんだっけ?と思って調べたら、それほど出てないけど、映画デビューが「劇パト2」の警備員だったと知って驚いた。

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