もうわになのです

「バビロン」IMAX上映を見た。

すごい映画だった。とにかく絢爛豪華!映画というが最も新しい娯楽で、これからの可能性にあふれていた黎明期。狂乱の極地と酒池肉林、映画の世界がクレイジーで華やかだった時代をこれでもかというほど豪華な作りで堪能させる3時間強。長い。けどあっという間。この映画自体が映画の歴史であり、映画そのものである。アクションあり恐怖あり歌あり踊りありサスペンスあり恋愛あり悲しみも別れも全てがある。これこそが映画のすべてだ。そして強い光を放ってしまった存在は、やがて衰退して影を落としていくという普遍的な哀しみに満ちた映画でもある。余韻のとてつもない儚さ。そしてそれこそが映画そのものの本質でもある。映画とは儚さだ。そして映画は光である。奇しくも先日見た「エンドロールのつづき」と同じテーマの映画だった。そしてそして、なんとこの映画「ワニ映画」でもありました。この世と、この世ならざる世界を隔てるそこにワニが鎮座していました。ワニは境界なのです。そしてこのワニがきちんと怖いワニを演じます。そんなわけでワニ映画好きにもたまらない一本になっています。映画とは、光であり、儚い存在であり、そしてワニなのです。ワニ最高です。

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