へいこうせかいで

「君を愛したひとりの僕へ」「僕が愛したすべての君へ」を見た。

なめてた。純愛胸キュンキラキラ系アニメかと思って軽い気持ちで見に行ったら、けっこうハードなマルチバースものだった。並行世界で同時に進行する別の世界線の運命に介入していくSF的設定の恋愛アニメ。2本同時公開で見る順番で作品の印象が変わるらしいのだけど、わたしは君愛→僕愛の順番で見た。見終わったら、その順番がどう考えても正解にしか思えないほどしっくりきているいるし、最後かなり泣いちゃうくらいに胸を打たれたのだけど、これ逆に見ても映画の意味がわかるの?なんか内容をうまく理解できない気がするんだけど…。自分で試してみたいけど、何も知らない状態で逆から見るということは、この人生では一生実現不可能なんだよね。頭でもぶつけて記憶を失わない限り。つまりわたしは君愛→僕愛の順番に純粋に何も知らないで見る世界線を生きることができないのだ。この映画の上映形態そのものが作品のテーマを具現化してるという、恐るべき作品だ。あと見終わってこのタイトルを読むとしみじみと、ああってなるのもいいな。小説も読んでみるかな。

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