そこまでまつのか

「夏へのトンネル、さよならの出口」を見た。

中に入ると現実の時間が恐ろしいほど進むトンネル。その代わりに奥に進めば望むものが手に入るという。数秒入ると数時間の時間が現実では過ぎている。ほんの少しそこにいただけで5日ほど時間が経っている。高校生が5日行方不明。大変だ。もっと深くに行けば、失ってしまった何かを取り戻すことができる。それは現実を捨ててでも手に入れるべきものなのか?という問いだ。いくらでも哲学的な内容になりそうな設定だけど、実に見やすいボーイミールガールな青春映画になっている。そしてこれはこれは待つことの映画である。途中遅延した列車を待つ描写が3度描かれるが、とにかく待つのである。遅れた列車を待つ、そういう映画でした。

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