「プリンセス・ダイアナ」を見た。
ダイアナ妃のドキュメンタリー。ナレーションはなく淡々とつなぎ合わされる当時の映像群。結婚のなれそめから、その葬儀まで。この人が英国王室のあり方を変えたのは確かで、その存在はあまりに大きいということを改めて知る映画だった。それにしても婚約会見のときからすでに不安な表情を見せていたり、結婚式にカミラがいたり…最初から幸せな結婚なんかじゃなかったんだな。ただとにかく民衆には愛された。愛が溢れすぎて、その熱狂はもはや恐怖。大衆は何もかも知りたい。だから写真は高値で売れる。だからパパラッチに追われる続ける。プライバシーなんてものはなく、愛されるがゆえに孤独になっていく。誰が彼女を殺したか?それを無言で問いかけてくる映画だった。没後25年か。