すごすぎてこわい

「ボイリング・ポイント/沸騰」を見た。

ぶっ飛んだ!こりゃすごい!!90分ワンショットで繰り広げられるレストランの人間模様。人気レストラン内部でめまぐるしく客とスタッフが動き回る中、ワンショットで人間ドラマが展開されていく。この映画がすごいのは主軸になる崖っぷちシェフという主役はいるんだけど、その周囲にいる人や客にまでしっかりドラマ性を持たせて、ワンショットで群像劇を成立させていることだ。とにかくそれに驚いた。あまりに自然にドラマが展開される。だからなのだと思うけど、見ていてワンショットであることを忘れてしまう。ワンショット映画によくある「うまいことワンショットでやってる」感がこの映画にはない。ごくごく自然なのだ。当たり前にすごいことが起きすぎて、すごいってことすら分からなくなってくる。それくらいすごい映画だった。

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