ぐうぜんすぎです

f:id:Shimpachi:20211222123443j:plain

「偶然と想像」を見た。

劇場満席!!!さすがは今年賞を総なめにした濱口竜介監督最新作。本作もベルリン獲ってるし!!そりゃ席埋まるわ。この映画、このタイトルとベルリン審査員グランプリと聞くと難しそう…って思うかもしれないけど、ベースはきわめてシンプルで楽しい会話劇だ。コント的と言ってもいいほど楽しくて面白い。3つの短編。ふつうに笑って、戸惑って、気まずくなって、何なら最後は泣ける。3つの話は「初対面」の「会話」をテーマにしている。会話についての映画。偶然の出会いによって生まれた会話が引き起こす小さな出来事。でもたったそれだけのことが時に人生そのものを変えてしまうほどの力を持っている。そういう映画だ。「人はなぜ話すのか?自分への赦しと他者への肯定のため」そんなメモを見終わって書いていたけど、最後の話はほんと涙があふれてきた。偶然から始まって想像の先に奇跡が生まれるような話だった。良い映画だった。

www.youtube.com