やってからみるか

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「返校 言葉が消えた日」を見た。

見てからやるか、やってから見るか──ってわけで、原作になったゲームをやってから映画に行くか、映画を見てからゲームをやるか、迷ってるうちに1週間経ってしまった。結果途中までゲームをやって、映画を見に行くという中途半端な状態になってしまった。ただ、結果は大正解。これはゲームを少しでも触ってから見た方が楽しめる映画だ。とにかくゲーム世界の再現度が高い。それに感動する。ゲームは2Dの横スクロールでモノクロに近い画調の独特なゲームデザインなんだけど、きちんと映画的に解釈されてその雰囲気が映像に取り込まれている。ロウソクを持っての移動とか、現実から切り離された奇妙な校舎の様子とか、ゲームそのままではないけど、まるで違和感がない。登場人物まで同じに見えてくる。これはすごい。物語は悪夢的というか、悪夢そのものというべき観念的な話なんだけど、困ったことにオチを知ってしまったので、ゲームをクリアするモチベーションが…。いや、でもたぶんゲームは少し違う話だと信じてつづきを楽しもうっと。