ほうだいがちがう

ナチスに仕掛けたチェスゲーム」を見た。

超超、超大好きな映画!心理の迷宮に迷いこんだような錯覚に襲われる悪夢映画。ナチスに捕えられた男が思考を奪う監禁生活で正気を保つために読んでいたチェスの本。「チェスなんて退屈なゲームだ」と言っていたものが心の支えになる。解放されアメリカに向かう船の中でその日々を回想する形で物語が進むのだけど、過去と現実と妄想とあらゆるものがごっちゃごちゃに混じり合うような構成になっていて、画面の中には常に違和感がある。精神的な拷問を追体験しているような、ずっと終わらない悪夢を見ているような、そんな気持ちになる。ああ、最高!こういうの超好き。何一つ信頼できるものがない感じがいい。いやほんと大好きな映画です。それにしても邦題が…よくなさすぎる。

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