「シドニアの騎士 あいつむぐほし」を見た。
未知の生物と人類との最終決戦。待ちに待った！って人しか相手にしてない続編なので、もちろん前回までのあらすじなんてまどろっこしいものはついてない。はじまったら即ノリノリで、テンションはアガリっぱなし。TV版の主題歌がかかった時には歌い出したいくらい振り切れてたので、こんな状況じゃなければ劇場で大合唱が始まったにちがいない。とにかくアクションシーンのスピードと情報量のすごさ。これだけめちゃくちゃ動いて、でもなにやってるかわかって、アクションしながらドラマが止まってないって、なにげにすごい。なわけでアクション主体のアニメだけど、メインでやってることは恋愛ドラマです。怪物みたいな見た目の巨大な少女とロボットパイロットの淡い恋物語というかラブコメ。ロボットとモンスターがデートして海水浴して、でもクライマックスはお互いが命がけで相手の命を守ろうとする泣かせる展開もあって、実際ちょっぴり泣いちゃいました。大切なのは見た目じゃない。で、なによりしびれるのは、小林艦長です。敵との戦力差が圧倒的すぎて一瞬の判断ミスで全人類滅亡みたいな中、仮面をかぶって表情を見せずに瞬時に決断し続ける。時として非情な選択もするんだけど、そんときに仮面の下の表情が一瞬見えたりして、ああ、これを見せないための仮面かと。リーダーはやっぱこういうのがかっちょええですな。
