「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 」を見た。
仕事してると1日に集中してひどいことが立て続けに起きて、もういや、全部投げ出したい、逃げ出したい、誰も知ってる人がいない土地に行って、いまとは全然関係ない仕事を見つけて、小さなアパートを借りて、ひっそり暮らしたい、と思うようなことがある。けっこう頻繁にある。昨日もそんな日だった。もうダメだ。こんなすさんだ心をいやしてくれる映画は何かないもんかと思って、見にいったのがこの映画だ。映画を見る前にあまり事前情報はいれないで見るようにしているのだけど、チラっと目に入ったネットの感想が、ジョーカーを超えただの、攻殻機動隊だの、Fateだの、な、なんだ、「すみっコぐらし」の感想だよなこれ？というものばかりで、否が応にも期待が膨らんでしまった。去年の「若おかみは小学生」とか少し前になるけど「おまえうまそうだな」とかこども向けアニメの中にはときどきとんでもない傑作が眠っていたりするのだ。で、この映画。膨らんだ期待を満たすものではなかったけど、すさんだ心は少し癒される優しい映画でした。「すみっコ」について完全ビギナーでしたが、ようするにふつうに生きるのがつらいルーザーズたちの話なんですね。すみっこにいるのが一番落ち着くという。わかる、わかるよ、僕もそうだ。そういう話だからなんですかね、ネットで話題を広げようと過剰な書き込みが増えすぎてるような。そういう加熱ぶりもふくめて映画だと思うので、このタイミングで見に行ってよかったなと。とりあえず全部投げ出してどっか行っちゃおうっていう衝動は少しおさまりました。ただ目の前の問題は山積みなので、全然めでたくはないですけどね。週末、やってやりますよ！
