ぽきっとね


「RE:BORN」を見た。シネマートでの上映最終日。色々あって何とか見れた。心底見てよかった、と思えた。戦闘シーンのムダのない動き、最短最速でばったばったと敵を倒していく姿はすごく美しくて、とにかく男臭い、アクションによるアクションのための映画という感じ。上映終了後に舞台挨拶があって、脚本家の佐伯紅緒さんが登壇したのだけど、え?女性がこの脚本を?って意外でした。男まみれの映画なので、どちらかというと日陰の存在に感じる女性サイドから語られる話が意外に新鮮で「この映画(の登場人物)に女はいらねぇ」と脚本を破り捨てられた話やら、泣くようなことがたくさんあったのだとか。これがいまの自分に染みまして…。ここ数日、大きなもやもやを抱えていて、それが限界に達してしまったみたいで、昼頃に来た一通のメールでポキっと折れてしまい…文字通り心の中で「ポキ」って、カリオストロの城で伯爵がぺしゃんこになるような音がした気がします。けっこうダメージがひどくて、気分転換に映画でもって気分にもなれずに、数時間あてもなく歩いたりして、そこで、ああ今日までだったかと思い出して劇場に入ったのがこの映画で、その舞台挨拶で「思い通りにいかないのなんて当たり前」というすごく当たり前のことを思い出させてもらった感じがして、少しだけ気分が楽になりました。ま、もう覚悟は決めましたので、飲んで騒いで早いところ忘れっちまおうと思います。