とーるきんさん

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トールキン 旅のはじまり」を見た。

トールキンの名前を初めて知ったのは1987年のことだった。なんでそんなことを覚えてるかと言えば、「RPG幻想事典」という本を買って、そこでトールキンの名前と「指輪物語」と「ホビットの冒険」を知ったことを覚えているからだ。この年の1月にファミコン版(ドラゴンクエストII 悪霊の神々」を発売と同時に買って、ファンタジー世界が好きになりすぎて買った本だった。この本がきっかけでテーブルトークRPGに興味を持って「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のベーシックルールセットを買ってみたり、だけど結局遊んでくれる友達がひとりもいなくて、ひたすらルールブックを見て脳内で冒険を繰り返していたり、ファミコンはRPGブームが到来していて「ファイナルファンタジー」1作目も買ったし、この年にファミコンでやったゲームだと「ヘラクレスの栄光」「破邪の封印」「カリーンの剣」「ミネルバトンサーガ」、ファンタージじゃないけど「女神転生」「桃太郎伝説」だったり、クソゲーの代表格「星をみるひと」も、いろいろRPGをやった。パソコンだと「YS」「ハイドライド3」もこの年で、これはPC88を持ってなかったので、店主と仲良くなった駅前の電気屋でプレイさせてもらったりした。とにかくRPGゲームばかりやっていた。TVゲームから離れたところではスティーブ・ジャクソンの名作ゲームブック「ソーサリー」シリーズを夢中でやっていた。そんなファンタジーの世界の基礎を作ったのがトールキンだと。その世界の言語から作ったんだぞ、なんてすごい人なんだ。そんなトールキンが「指輪物語」を書き始めるまでの物語がこの映画。スタンドバイミー感のある青春友情映画でとてもよかった。こういう映画大好き。そんな「スタンドバイミー」を見たのも87年だった。自分にとっての87年が詰まった映画だった。ものすごく個人的なことだけど。