いえけいほらー…

「サユリ」を見た。

引っ越してみたら、何かいる家だった…といういわゆる「家系」Jホラー映画だと思って見に行ったら!っていうジャンル破壊映画。始まりはもうベタすぎるくらいベタなホラー映画。迷路みたいに入り組んだ家の作りが面白かったり、不幸の度合いがちょっと過ぎる気もするけど、とにかく主人公が不幸のどん底に突き落とされる。どうなるのこれ?ってところから、ちょうど映画の半分くらいのところで、いきなりド派手な切り替えスイッチが入って、いきなり映画が変わる。思わず大爆笑してしまった。原作も読みましたが、それより派手だし、完全にトーン自体が変わるので、よりその差が際立つ感じになってた。霊の描き方についても前半と後半で全く見え方が変わるし、覚醒したある人はもちろん、主人公も顔つきが全然変わって見えてくる。普通の家庭っぽい感じのすごく茶色いフード描写もけっこう好き。怨霊との対峙の策として、電球を取っ替えろ!で物理的に家を明るくして、あとは食って寝ろ、身体を鍛えろ、そして笑え!って、これは生きること全般の基礎を上げる行為よね。怖い映画は苦手なんでかなりかまえていたけど、むちゃ笑って帰ってこれました。ちなみに劇場は、超満席、一席の空きもありませんでしたよ。

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