かわってくのだよ

昨日、スペース対談というものを初体験した。何でも初めてというものが世の中に存在する。初めてを経験してしまうと、世の中に未知のものがまたひとつ消えてしまう。スペースを知ってしまった。もうスペースを知らないわたしは存在しない。今日からはスペースを知っている新しいわたしだ。スペースを知って何か変わったか、何も変わらなかった。でも、楽しかった。3年ほど前に一度打ち合わせでお話しさせてもらった阿部広太郎さんとの対談。出版社の人にセッティングしていただいた。前回の打ち合わせでは著者とデザイナーでの打ち合わせだった。今回は著者と著者としての対談だった。本を書いたことで見えた世界が変わったことなど話させてもらった。楽しい時間だった。本を出したことで世界は変わった。本を出してない自分ではなくなって、本を出した自分で今を生きている。少しずつ変わるのだ。50歳になったけど、まだ知らない事が世の中にはいっぱある。少しずつ知っていくのだ。たぶん、きっと、ずっと。