いっぽんまんぞく

「FARANG/ファラン」を見た。

見るかどうか迷う映画だった。気になったのはR18の表記。予告は見てないけどどうやら暴力描写がすごいらしい。ハードゴア・アクション?ぐちょぐちょは気分的にあり見たくない。で、迷った。それでも見ようかなと思ったのは、たまたまネットフリックスで見たこの監督の新作「セーヌ川の水面の下に」が面白かったから。サメ映画なんだけど、パリのセーヌ川でサメ!?何それ?って内容が、想像以上にぶっ飛んだ映画になっていて、パニックのエクストリーム感がすごかったし、クソ市長映画としても最高で、これは期待できそう!ってなった。で、「ファラン」だけど、超好みの映画でした。「ファラン」よそ者って意味らしい。フランスの裏社会から逃れタイに渡った男が、そこで平和に家庭を作って暮らそうとするも、また裏社会の犯罪にまきこまれるというありがちすぎるジャンル映画。ありがちな物語にありがちな展開なんだけど、きっちりしっかり面白い。タイのロケーションがいい。危なくて怖そう。そいでももって、暴力描写の生々しさがいい。主人公、相当強いんだけど、全然無敵ではなくて、囲まれたらボコボコにされるし痛々しい。ただ、R-18 つくほどでもないような…。過剰にそこを意識したつくりではなく、あくまでリアルで生々しいくらいの感じで、覚悟していったわりには、よかったこれなら大丈夫!なつくりでよかった。ラストの密室エレベーターで繰り広げられる大乱闘からの「激怒」な展開も、おおこれはすごい!という感じで、ゴア的なところは大丈夫でした。きわめてよくできたジャンル映画で大満足でしたよ!

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