とんでもないもの

「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」を見た。

最高!全編まるで悪夢。人が痛みを失った世界。感染症の恐怖もない。新たな臓器が生まれ、プラスチックを食べる子供が生まれる。もうその設定だけでぶっ飛ぶ。そして本編も映画の常識を完全にぶっ飛ばすかのような、タブーだけが続くすさまじい展開を見せていく。冒頭からして衝撃だ。完全なるタブー。そしてその話が行き着くところは更に恐ろしい。同監督による恐怖や刺激に麻痺した人間社会を描いたビデオドロームをアップデートさせつつさらに恐ろしいところにたどり着いた完璧な混沌と地獄絵図。それにしても出てくるギアの奇妙さがとんでもなさすぎる。何なの朝食を食べるためのあの機械は。わけがわかならい。簡単に理解できないものを見るのはとても刺激的である。そしてそれは最高の映画体験だ。こういう映画は劇場で見なければならない。

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