うつくしすぎて…

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「世界で一番美しい少年」を見た。

たった一本の映画に出たことで世界に飲みこまれてしまった少年の話。あまりにも美しく、その美しさが世界を虜にして、その美しさが自らの呪いになってしまう。それから50年、孤独と絶望を生きてきた背中がそこにある。やせ細り、生命力は感じられず、しかしやはりどこか整った面影。かつて美しさの頂点にあったものの50年後。久しぶりにスクリーンに登場した「ミッドサマー」であまりの変貌ぶりに驚いたが、あそこで顔をたたき割られる事にはしっかり意味があったのだな。ドキュメンタリーを見ているはずなのに、なぜかマトリックスの続きを見ているような何とも言えない非現実感を味わった。そして「ラストナイト・イン・ソーホー」にも通じるテーマ性も感じ、勝手にこころのところ見た映画がすべてつながってた。

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