むきだしすぎてる

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「うみべの女の子」を見た。

中学生の恋と性と友情。うーん…ってうなりたくなるくらいひねくれていて、よどんでいる。ただ、このとらえどころのない感じこそが、この時代の心の内のリアルだったりもするんだろう。素直にひねくれて生きている。でも家族の前では中学生らしく振る舞ったりもする。いくつも顔がある。こういう中学時代はある意味で「憧れ」だ。なにせ自分の中学時代は、まだうんこちんちん言ってるようなただのガキだったからだ。大人の階段を登りすぎている。気になったのは、主人公の女の子の親友の存在だ。まだ幼さの残る「明るい」オタクっぽい少女で、ときどき覚めた目で主人公は親友のことを見るのだけど、その親友の心の内はどうだったのか、その明るく見せるおちゃらけた振る舞いはただの見せかけなんじゃないか…そんなふうにも思えてくる。恐らく彼女はじつはすごく大人だ。ちょっと前に見た「14歳の栞」ってドキュメンタリーを少し思い出した。

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