「Swallow スワロウ」を見た。
ビー玉、ネジ、土、食べたくなる衝動が抑えられない、異食症の話。とにかく強烈に想像力を刺激してくる。彼女が2つめに食べようとするあるもの。それを部屋で見つけて飲みこむまでのシーンが、もう耐えられないほどキツかった。見るのやめて帰ろうかと思うほどだった。しかしこのシーン、その一線を越えたことで、彼女の歯止めがきかなくるすごくよくできたシーンだった。おさえきれない衝動、危険なことはわかっていても、やめられない、悪魔のささやきが聞こえてくる。「ここを越えたら、もう戻れないですよ」という。いやー怖かった。そして最悪に痛かった。「入れて、出す」生命の根幹だね。まさにそれを描いた映画だった。
