さんじゅうねん

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機動警察パトレイバー THE MOVIE」立川決戦・極音上映に行ってきた。

立川…。旅でした。遠すぎる。おかげで電車内で仕事がはかどりました。そこまでして行くものなのか。行くものなのです。行ってよかったのです。劇パト1、劇場で見るは30年ぶり。公開時ぶりでした。あれからもう30年も経つのか…時の流れは恐ろしい。その後、レーザーディスクやらDVDやらで40回は見ている劇パト1ですが、改めて見て、まごうことなき大傑作ですね。押井守監督史上最高傑作なんじゃないですかね。やっぱり。リアルタイムでは数年後に公開された劇パト2に心酔しきっていた節もありますが、時間が経って見ると1のバランスが際だって良く見えてきます。しっかりエンタメしつつ、作家性も折り込まれてて、そんなに動いていないはずなのにレイアウトと作画のうまさでしっかりダイナミックな作品になってるし、失われゆく東京の街並みの記録としても美しい。分かりやすくサービスしつつ小難しそうな顔もしている絶妙なセリフ回しもいい。何より1989年の段階でコンピューターウィルスによるサイバー犯罪という早すぎるテーマをしっかり描いて面白くみせているシナリオが見事です。更にパトレイバーのことを何も知らなくても入っていける間口の広さもある。なんだこのお手本のような映画は。ダメなところが一箇所もないじゃないか。というわけで完全にヤラれてきました。その後30年来の友人との思い出話も最高でした。レイバーは思い出深い作品ですもんね〜やっぱり。立川までいったかいがあったぜい!