ふぇいく


「FAKE」を見た。これは愛の映画だ、と思った。映画としてもすごく面白い。感情を色んな方向に揺さぶってくる。そしてラストのアレ。どう見ていいのか…そもそも「テーマを選んだ瞬間にもうフィクションが始まっている」「ドキュメンタリーは嘘をつく」という森達也監督の作品なのだ。そしてタイトルは「フェイク」…終わったあとも考えさえられる映画だった。ただ、上映終了後、監督の舞台挨拶があり作品そのものには触れないまでもこの映画への想いが語られて、思わずそこで泣いてしまった。満員の劇場ですごく幸せな時間だった。