れきしにのこるな

グランツーリスモ」を見た。

レースゲームなんか1ミリも興味なかったんだけど、去年PS5を買ったらセットでついてきたので(いわゆる抱き合わせ)、興味ないままに毎日コツコツと遊び続けてみたら、ちょっと面白いじゃんって思い始めて、そのうちにどうしても勝てないコースではメカをこういうセッティングにしないと車の力が発揮されないとか、車の重さがどのくらいスピードに影響与えるかとか、小さな部品一個でも走りがけっこう変わるんだなとか、そういうこともなんとなくわかるようになって、むちゃくちゃどハマりしてしまって、めちゃ面白い!というかマジでこれはすごい!ってなってたんだけど、実際このゲームを何千時間もやり続けた青年が、そのまま本物のレーサーになってしまったという、そんな嘘みたいな実話を映画にした本作を見て、改めてやっぱすげーゲームなんだなを実感として噛みしめつつ、正攻法ではないやり方で、でもがむしゃらに一つのことを続けたことで夢を叶えた主人公の姿に涙がこぼれてきて、クライマックスでル・マンを走る実際のレースが、自宅のゲームの環境にシームレスに置き換わるシーンを見て、これがこうなったを3秒で物語るすさまじくよくできた演出だ!って思って、気がつけば号泣していて、今年はゲームの映画化が大豊作な歴史に残る1年なのではないかと思いました。

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