「キャンディマン」を見た。
その名前を５回唱えると死ぬ。って、その宣伝文句につられて見に来たと思われるちょっとやんちゃそうなカップルがたくさん来ていた。ぎゃーーって人が殺されて、わーーってなるたかったんだろうな…。それが、なんと、ごっついマジメな映画じゃないですか。思ってた映画とは違ってましたが、わたし的には大正解でした。やんちゃそうなお客さんはどうだったかわからないですが…。都市伝説と逃れられない呪いの話で、やっぱりホラー的な話ではあるのだけど、描き方がすごく抑制がきいてる。まず画面設計がすごくきれいで整っている。シンメトリックな風景とか、アート作品の使い方なんかもすごくよくできた映画だった。人が殺されるシーンもマンションからカメラが引いていって遠くに見える部屋の中で死んでいくところとか、トイレでの惨殺とか、直接的に見せない手法を毎回バリエーションを変えて見せてきて手が込んでるし。あと、物語そのものを端的に語り直したようなエンドクレジットの秀逸さ！！このエンドクレジット見れただけでも大満足でしたよ。
