「パリのどこかであなたと」を見た。
予告を見て、アパートの隣同士に住んでる見知らぬ男女が出会って、恋に落ちて…って、そういう恋愛映画なのかと思っていたら、ちょっと違う映画だった。他者とわかり合うことの難しい「個」についての映画。一つの「個」が、どうやって別の「個」と結びつくのか、そして共に生きていけるのか、それを紐解くような話。主人公の女性が研究している「がん治療」についての研究発表がこの映画のテーマそのものを物語っているようだった。そしてステキなラストシーン。この後を想像して思わずニンマリしてしまうけど、そうすんなりいくとも思えないような…。かなり自分好みの映画でした。
